▲315系の登場で姿を消す311系電車

 

2020年の元日に突如として情報が舞い込んできたJR東海の315系電車ですが、昨年に引き続き今年の元日も同車についての発表がなされました

昨年の元日の時点では、かなり抽象的なイラストがイメージ図として公開されただけでしたが、今年の発表では実車に近いイラストが公開されました

 

投入線区については、東海道・中央・関西の三線区を想定しており、21年度から25年度にかけて352両を新造し、同社の保有している車両の中で老朽化の進んでいる211・213・311系を置き換えます

これに伴い、JR東海管内からは国鉄時代に製造された車両は姿を消し、すべての在来線車両がJR化以降に新製された車両となります

 

なお、315系には同社の在来線車両として初めて停電時などに最寄りの駅まで自走することのできる非常走行用蓄電装置が搭載されるほか、防犯カメラも1両あたり5ヶ所に設置されます

また、キハ85系の後継車両として試運転が続けているHC85系についても、この度正式に量産車を投入する意向であることが発表されました

 

これはつまり、「ひだ」や「南紀」で活躍を続けているキハ85系を2022年度からHC85系へ置き換えることが正式に決まったことを意味しています

そして、登場からすでに四半世紀が経つ「しなの」用の383系については、315系とHC85系の製造が終了した後に、置き換える方針が示されました

 

315系の投入は25年度まで続きますので、おそらく26年度頃から383系の置き換えが始まるのではないでしょうか?

裏を返せば、あと5年ほどは中央西線を走る383系の姿を見れることになりそうです