■レストラン・キハ
レストラン・キハ」は千葉県のいすみ鉄道が運行しているレストラン列車。
2013(平成25)年に運行を開始しています。
 
列車は、国鉄型の気動車2両編成で、大原方キハ28がレストラン列車、上総中野方のキハ52は乗車券+急行券で乗ることができる車両です。
「そと房」のヘッドマークがついている方が、レストラン列車「レストラン・キハ」です。
 

 
大多喜駅で受付を済ませ、11:20頃列車が入線してきました。
国鉄時代の車両そのままですので、レストラン列車といっても華やかな感じは一切ありません。
 
 
車両もかなり傷んでいる感じですが、こちらが乗車口。
 
 
奥のキハ52の方は、乗車券+急行券(300円)で乗ることができる車両で、リーズナブルに国鉄気動車(キハ)の風情を楽むことができます。
 
それでは、レストラン列車の車内をご案内させて頂きます。
 
 
■工夫を凝らした座席
車内は、昔のキハ28のまま。
ボックス席の片側にテーブルを設置して、2名横並びで1ボックスを利用する形です。
 
 
ボックス席は全員同じ方向を向いていて、大原方へ進むときは後ろ向き、上総中野方へ進む時は前向きになる感じです。
 
乗車すると、既にきれいににセッティングされていました。
 
 
テーブルの構造を横からみると、手作り感満載です。
脚を乗せながら、リラックスしてお食事をすることも可能です😁
 


ボックス席の他、横向きのロングシートもありますが、この日は使われておらず、クリスマスの飾りが置いてありました⛄️🎄✨
 

 
■レトロ感満載の車内
レストラン・キハ」として使われている車両は、キハ28-2346。
昭和39年の帝国車両製。銘板だけでなく、中吊り広告もレトロな感じです。
他にも「ナイスミディパス」や、清里がブームになったころの小海線の広告などがありました。
 
 
2011年までは、JR西日本の高山本線(猪谷~~富山)などで活躍した車両のため、 高山本線の路線図などもそのまま残されています。
 
 
■社長登場
この日は、今年最後の運転日ということもあり、出発前にいすみ鉄道の古竹社長がご挨拶👏
 
 
車両に専用のキッチンがあるわけでもないので、座席の一部はパントリー代わりに使われていて、配膳前のお料理が並んでいました。
 
 
専用の設備がない中で、工夫に工夫を重ねている感じが伝わってきます👍️
 
 
何だか雑然として感じですが、乗客の後方に位置するため気になることはありません。
 
 
■出発進行!
ウエルカムドリンクのシャンパンが注がれると、出発進行!
(ノンアルコール派の方にはオレンジジュースもあります)
 
シェフの方の唱和で、乗客全員で同時に乾杯します🍸️✨🍸️
乗客は、私たちも含め2名参加の方のみ9組。
お1人参加の方がいなかったのは意外でした🤔
 
 
テーブルに接着されているドリンクホルダーだって特別製です。
おしゃれ感はゼロですが、国鉄車両には手作り感があるこちらのホルダーの方が似合っているのかもしれません。
 
 
ウエルカムドリンクとほぼ同時に、お料理1品目。
まず出てきたのはお通し自家製ピクルスとオリーブ」です。
スパークリングワインにバッチリあいます👍
 
 
この列車のお料理は、茂原市にあるイタリア料理「Pesce azzuro(ペッシェ・アズーロ)~青い魚~」が監修。
レストラン・キハ」の運行日には、お店を休業にしてオーナーシェフの池田さん自らが、乗り込んでお料理を提供してくださいます。
 
車内では、ワイン(赤・白)、オレンジジュース、ウーロン茶、ミネラルウォーターはフリードリンクです。
別料金で、ビールなどもあります。
 
さ~て、気合いを入れて飲もうかと思ったその時、気になる案内が💦↓
 
 
かつて、飲みすぎでグダグダになった人がいたのか、いないのか😌
 
後編では 2品目以降のお料理をご紹介します。

↓こちらはレストランキハを立ち上げた前社長の本です。