昨日入線したGMの東急9000系です。スカート周りががらんとしていて寂しい感じです。特に、前から見ると車輪が丸見えでスカスカな印象を受けます。

 

そこで、スカートを交換することにしました。使用するのは1000系スカートセット(従来型)です。2017年に発売された1000系1500番台から新たに採用された部品で、それ以降に発売された9000系と2000系もこのスカートが使用されています。従来品のアップグレードに使えるように分売されています。

実はこのパーツは何か月も前に購入したものです。いつか9000系を買ったときに交換しようと思い、確保しておきました。

 

ジャンパ栓受けやエアーホースの表現が追加され、従来品よりも精密感があります。

 

元のスカートを取り外し、新しいスカートを取り付けます。TNカプラーと同じ要領で、スカート台座のフックを床板に引っ掛ける構造です。

 

車体を組み戻してみましたが、なんか違和感を覚えます。スカートが少し引っ込んでいます。この9000系は2013年発売の旧製品であり、現行のコアレスモーター対応の製品とは床板の寸法が異なっていることが原因であると考えられます。

 

かけやま写真館のサイドビューを見ると、スカートはもっと前方にせり出しています。

 

そこで、スカート台座のフックを切り取ってしまいました。

 

両面テープで床板に固定しました。スカート台座の前縁がボディの内壁に接するまで取り付け位置を前方にずらしました。

 

左が加工して取り付けたもの、右が無加工のまま取り付けたものです。わずかな違いですが、スカートが前方に移動してより自然な見た目になりました。

 

両先頭車とも加工を終えました。交換前よりも引き締まった表情になりました。しかしスカートのグレー部分の成型色が明るいので、暗めのグレーで塗装するともっとよくなりそうです。