京阪電気鉄道京阪本線は、大阪府大阪市中央区淀屋橋駅から、
京都府京都市東山区の三条駅までを結ぶ路線です。
中之島線・鴨東線と一体化して列車が運転されており、
この3路線が京阪の中で主要路線となっています。
この路線の大きな特徴は、京橋から萱島まで続く複々線区間を含む淀屋橋~萱島と、
萱島より東側の三条までの区間で路線の性格が全く異なることにあります。
前者の区間は、大半の優等列車が内側の急行線を高速運転して、
外側の緩行線の普通車を追い抜いていく光景が随所で見られます。
一方後者の区間は高速運転が可能な区間はもちろんありますが、
基本的に萱島~中書島以外で高速運転は困難。
京都市内中心部に近づくにつれて住宅街の真ん中を縫うように
線路が敷かれており、さもジェットコースターかのように
短い区間にアップダウン、曲線が乱立しています。
運行形態を見てみると、主要に運転されているのは
普通・準急・特急の3種別で、この他に
区間急行・通勤準急・急行・深夜急行・快速急行・快速特急・ライナー
の7種別が運転されています。
このうち通勤準急とライナーは平日限定の種別です。
平日の下りは普通列車に限らず数多くの優等列車を含む列車
(基本的に深夜急行と快速特急以外は見られる)が
運転されます。その為か、区間急行の一部は緩行線を走行します。
8000系(今後3000系も追加されます)で運転される特急の6号車には
プレミアムカーが連結されています。それまで全車自由席だった
京阪特急に指定席を追加したことで、京阪間の所要時間では
全く対抗できないJR、阪急に対して、車内環境の充実性という観点で
優位に立とうとしています。
近年、一般車の更新にも注力したことに加え、京都市中心部に直結しているという
特性を生かして、特に特急・快速特急において英語放送での案内を強化したことで、
使いやすいという印象が更に強化されたように感じます。
更にこの路線は京阪間を結ぶ路線で唯一守口・寝屋川・枚方・八幡・宇治といった、
JR東海道線や阪急京都本線が通っていない大阪府内や京都府内の都市を
カバーしているという強みがあり、そしてそこから大阪市内方面への
輸送力を多数用意してそこに複々線を加えることで、主要駅直前まで
前方の各駅停車の影響で低速運転をすることが無い様、ダイヤ上の工夫がされています。
次回はまた地方鉄道をご紹介しようかと思います。
ではでは…
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