今回は8614Fの塗装、組み立てを行いました。

 

〇渋谷寄り1号車 デハ8614

デハ8614

渋谷寄り先頭車のデハ8614です。8000系7-1次車として製造された車両で非軽量車体となります。

東急8000系8007Fで使用されていた【伊豆のなつ】ラッピングを2006年から施されています。

春や夏の時期になるとドア間や車内広告に伊豆急行や伊豆半島の名所や名物の広告装飾が施されていました。

 

正面

ベースはGMのEキットを使用しています。

ヘッドライト(N017)・ワイパー(車掌側・N040/運転台側・N052)・コック(N301)は銀河モデル、ステップ(TTP213-03)はトレジャータウンのものを使用しています。ステップは穴あけが難しかったので10号車はBONAのものを使用しています。

スカートやダミーカプラーはGMの完成品の物を流用しています。

通常の赤帯でも塗装するときにヘッドライトがネックになるので、マスキングが難しい方はヘッドライトをカットして塗装後に取り付けるのがいいかもしれません。

ラッピングはあまぎのデカールを使用していますが、私が準備できたものは伊豆急8000系用のものでライト周りの薄い水色の帯が細い物しかなかったため、ここはタミヤのコーラルブルーで塗装しています。

 

側面

車番ステッカーはGM製の物では手元になかったので、Bトレのものを使用。

女性専用車と社紋もBトレ、行き先表示と優先席はGM製を使用しています。あまぎの帯は超といい感じの長さになっています。

マークソフタ―やセッターを使いましたが、コルゲート部にうまくなじませることが出来なくて気泡が入ったりしてしまいました。

 

妻面

妻面は加工なし。カプラーはKATO製を取り付け。

 

屋根

非軽量車ですがクーラーは軽量車の物に交換されたため、これもトレジャー製のRPU-2204AJクーラー(TTP903-03)を取り付けました。

 

〇2号車 デハ8714

デハ8714

2号車のパンタ付き電動車デハ8714です。この車両も7-1次車で非軽量車体となります。

ベースはGM・Eキットになります。

 

妻面

妻面は加工なし。カプラーはKATOカプラーを取り付け。

 

側面

表記類は1号車と同じ。2号車は弱冷房車となり、ステッカーはGM製を貼り付けています。

床下機器はGM完成品付属のの4136Aを取り付けています。パンタ側に車側灯を1個追加しました。

 

妻面(下り方)

こちらも加工なし。8500系を10両分組む時はこの貫通扉なしの妻板が毛更必要になるんですよね。

 

屋根

クーラー、ヒューズ箱はキット付属のものを使用。屋根板のガイド通りにクーラー取り付け穴を開けてしまうとクーラーがパンタに干渉するので、パンタ側のクーラーを少し非パンタ側に寄せています。

パンタグラフはPT42Lを取り付けました。

 

〇3号車 サハ8914

サハ8914

3号車のサハ8914は7-1次車。非軽量車で妻面に誘導無線アンテナが付く車両となります。

 

妻面

妻面は上りも下りも同じ。誘導無線アンテナを設置する都合で屋根に上がるための昇降ステップがはしごに変更されているのが特徴です。

向かって左側にアンテナを追加するのを忘れていますね(汗)

 

側面

上り方山側に車イススペースがあるため、GM製のステッカーを貼りました。

床下機器はGM製の2000系に使われているSIVパーツも流用しています。8500系完成品の4136Cは機器の形状が異なるので2000系の物を使うといい感じになります。

 

屋根

屋根はキットのまま。

 

〇4号車 デハ8883

デハ8883

4号車のデハ8883です。8614Fは4・5号車が軽量車になる編成で、一体成型の完成品で販売された車両はすべて軽量車のタイプモデルとなってしまっているので注意。

ベースは一体成型の完成品を使用しています。

 

妻面

上り方はドアコックがない方となります。

 

側面

元々伊豆のなつ号塗装だった完成品を使用していますが、他の車両と色が変わりそうだったので再塗装を行っています。

 

妻面

下り方の妻面はドアコックありとなります。

 

屋根

クーラーは軽量タイプを使用しています。8637F~の中間車を種車にするときはクーラーの形状が薄型となってしまうので、GMバルクかトレジャーのRPU-2204AJを別途準備する必要があります。

 

〇5号車 デハ8775

デハ8775

5号車のデハ8775は16次車となり、軽量車体となります。

ベースは4号車と同じく一体成型完成品のデハ8700を使用。

 

妻面

屋根肩の高さが高くなり、Rがきつくなっているのでより四角く見えますね。

 

側面

表記類は他車と同じ。

完成品はクーラーの位置が合っているので移設する必要は無し。

 

屋根

屋根は絶縁塗料が屋根肩にも回るタイプになるので塗り分けをする必要がありません。

 

〇6号車 デハ8838

デハ8838

〇7号車 デハ8738

デハ8738

〇8号車 サハ8938

サハ8938

6号車(11-1次車)、7号車(9-1次車)、8号車(11-1次車)は非軽量車。

8号車のサハ8938はSIVがIGBT素子を使ったものに更新されているので、形状が異なります。

この辺は手持ちのバルク品を貼り付けて製作しています。

 

〇9号車 デハ8814

デハ8814

9号車のデハ8814は7-1次車で非軽量車。

増設貫通扉を設置した車両で、10号車のデハ8500形に両開きの貫通扉があるので8号車に貫通扉が設置される編成が多いですが、10次車以前のデハ8500形は貫通扉がない状態で製造されたため、そのデハ8500形とユニットを組む9号車のデハ8800に貫通扉が増設された編成もあります。

この編成は9号車に増設されたタイプとなります。

 

貫通扉

向かって左側と扉周りはプラ板で埋め、貫通扉は手持ちの101系の妻板からカットして貼り付けました。

部品の都合で元々IR・はしご付きの妻板を使用したので加工痕が目立ちます(汗)

 

〇10号車 デハ8514

デハ8514

10号車のデハ8514は7-1次車で非軽量車。

基本仕様は1号車と同じ。

 

正面

取り付けたエッチング類は1号車とほぼ同じ。ステップは加工が大変だったのでBONAの103系用改造パーツについているステップを使用しました。こちらは開ける穴が1個で済むので楽ちんです。

エアホースはレールクラフト阿波座のホースを使用しています。

 

側面

ステッカー類は1号車と同じ。

床下機器類やクーラーの位置は他のデハ8700形と同じ。

 

妻面

10次車以前の車両になるので、妻面に貫通扉は無し。のちに吹き抜け防止に貫通扉が設置された状態で製造されました。

妻窓の枠もHゴムではなく枠になっていますね。

 

屋根

クーラー取り付け位置はパンタに干渉しないように他のデハ8700と同じ様にクーラーを少しずらしています。

 

1編成製作

8500系カラーバリエーションとして1本製作。完成品自体がタイプモデルとなってしまう製品だったので、いつかEキットと組み合わせて作ろうと画策して数年。

あまぎの帯デカール類も鉄コレで伊豆急8000系が販売されたこともあり、使用用途がなくなってしまっていたものの有効活用をすることができてよかったです。

手持ちの田園都市線8500系が8637F、8640+8641F、8614Fの3本となりました。

ノーマルの8500系が手元にいないので、種車は揃っているので今後製作していきたいと思います。