■きかんしゃトーマス
「きかんしゃトーマス」はイギリス発祥のCGアニメーション。
アニメの世界のトーマスを、実際に走らせているのが、SLの聖地こと大井川鐵道。
週末などの特定日に、新金谷~家山間を1日2往復しています。
約1時間の乗車に乗車記念品(ハンドタオル2枚とステッカー)がついて、大人3,050円、小人1,530円という、結構強気な価格設定🤔
※小人は小学生以上(座席が必要な未就学児は小人として申込要)です。

(始発駅の新金谷駅)
■予約方法
トーマス号は全席予約制。
普通のSLは大井川鐵道のHPで予約するのですが、トーマス号はローソンチケットでの予約となります。
2ヶ月前頃~
ローソンチケット先行発売(抽選)
↓(空席があれば)
20日前頃~
ローソンチケット直前発売(先着順)
↓(空席があれば)
3日前頃~
大井川鐵道への電話予約
↓(空席があれば)
当日券(プラザロコにて)
今回は12月の平日でしたが、先行抽選でハズレて、先着順の直前発売でチケットを入手しました👏
チケットは買取になってしまうため、どのタイミングで買うのかは悩ましいところですけど😅

■プラザロコ
ローソンチケットで予約発券したチケットは引換券なので、そのままでは乗車できません。
出発30分前までに、新金谷駅の向かい側にある「プラザロコ」にて座席番号が入った券や記念品と引き換える必要があります。

上の写真を見て「プラザロコ」ってスーパーマーケットなの?と思った方、なかなかいい勘の持ち主です。元スーパーマーケットの建物を使っているのです。
プラザロコはチケット引換えの他、お弁当、グッズ販売も充実。
隣の敷地では、トーマスフェアも開催されているので、早めに到着しても1時間くらいなら十分に時間がつぶせます。
■いよいよ乗車
出発の30分前くらいに改札が始まります。
座席指定なので焦って乗る必要はありませんが、トーマスと記念撮影したいなら、早めに改札口を抜けることをおすすめします。
注) 帰りは、乗客が降りた直後にトーマスを切り離してしまうので、写真が撮れません⚠️
さてさて、まるで本物のトーマスのようにリアルに再現されています。
昔からのSLファンには評判が悪いようですが、ここまでリアルに再現してくれたなら、もう拍手するしかありません👏

アニメとコラボするとしても、ラッピングしたりヘッドマークを付けたりするくらいが多いですが、このリアルさには驚きます。
そしてクリスマス期間(12/5~25)には、煙突部分にサンタ帽子のデコレーションが施されるのです🎅

上の写真と、もうひとつ上の写真を見比べて見ると、トーマスの目付きが異なっているのにお気づきになりますでしょうか👀
実は、トーマスの目は動くようになっていて、ちゃんとカメラ目線こども達の方を向くように設定されているのです👏
側面もよく再現されています。
■客車
トーマス号の客車は、なんと7両編成。
客車の「アニー」「クララベル」の色が再現されています。
ところでトーマス号って「特急」でしたっけ?

元々は旧型客車なので、ドアは手動で冷房もありません。
座席も昔ながらのボックスシートですが、トーマス柄のヘッドレストカバーが取り付けられています。
季節柄、クリスマスの飾りつけもされています。

車内装飾以外では、トーマスの声で車内アナウンスがあるのがお楽しみ。
「トンネルに入るけど恐くないよ~」などと子供向きです。
コロナ対策のためか、グループごとにボックス席が割り当てされているようでしたが、7両編成でほぼすべてのボックス席が埋まっているのには驚きました。
この日は平日ということもあり、9割方が未就学児連れの親子グループで、1割が鉄の道を楽しんでいる方でした。

■車窓
車窓の見どころは右手に広がる大井川なのですが、それとは別に子供たちが喜ぶ仕掛けがありました。
それは、バスのキャラクター「バーディー」との並走があること。
トーマス号に合わせて、バスの「バーディー」が道路を並走してくれるのです。
バスが見えてきたら、どこからともなく「バーディーだ!」との子供たちの声で、大人たちが振り返るという具合。
隣の席のお子様も窓にへばりつくように見入っていました。
(奥に見える赤いバスがバーディーです)

上の写真ではただの赤いバスにしか見えないと思いますので、バスの「バーディー」の写真を貼っておきます。
「バーディー」と「トーマス」の両方に乗れる特別なツアーに申し込めば、「バーディ」に乗ることもできます。
■車内販売
車内ではグッズの車内販売があります。
車内でしか買えない限定商品を作ったりして、かなり力が入っています。
子供におねだりされたら財布のひもが緩むのは、どこのファミリーも一緒のようで、ほとんどの方が何かしら購入していました。
■まとめ
トーマス号だけでなく、新金谷駅近くのトーマスフェア会場とあわせて、お子様向けのレジャーランドといってもいいくらいの仕掛けがあって、期待以上でした。
過去には新金谷~千頭間で片道ずつ運行していたのですが、災害があったりして新金谷~家山間の往復乗車にしたことで、ファミリーには非常に乗りやすくなったように感じました。
乗車時間も1時間ちょっとで、小さな子でも飽きないですし、新金谷駅発着なので、クルマで来場しやすくなっていることなどがポイントです。
乗車時間も1時間ちょっとで、小さな子でも飽きないですし、新金谷駅発着なので、クルマで来場しやすくなっていることなどがポイントです。
最後に、これから乗車する方に向けてQ&Aをご紹介します。
Q1:車内にトイレはありますか?
→洋式トイレがあります。ただ7両編成で1~2ヶ所になります。
Q2:ベビーカーは持ち込めますか?
→持ち込めますが、置き場に困ります。途中駅でドアが開かないので、各号車のデッキに置いている方はいますが、持ち込まない方が望ましいです。
Q3:新金谷駅にはどのくらい前に到着するのがおすすめですか?
Q3:新金谷駅にはどのくらい前に到着するのがおすすめですか?
→30分前から改札になります。チケットの引換もありますので、1時間前までには到着していた方が余裕があると思います。
来年の運行は未定です。
来年まで待てない方は、年内12/31まで運転しています。