年内に何としても解決しておきたいのが、羽衣線のクハ103-194に装着するスカートです。先般、「Nゲージ JR西日本の通勤形電車用スカートのパーツ入手」(→こちら)を投稿しましたが、ここから思い込みによる間違いをしていたことに気が付きました。

 

KATOの201系・京阪神緩行線用のASSYパーツを当該車に仮装着してみると、床板での切り込み可能箇所の制約から、写真の様に後方に下がった状態になってしまいます。仮に、スカート前面位置を車体前面の所定位置に揃えた場合にも、側面にある支柱は乗務員ドアの中央付近に来ることになります。

実車では、スカート側面の支柱は、ステップを避けて乗務員ドアの前端付近にあるため、この201系用パーツをそのまま使用することは出来ません。因みに、このパーツのスカート前面から支柱端までの寸法は4.5mmです。

 

一方、クハ103-194の前面から乗務員ドア前端までの寸法は3mm弱しかありません。

 

先般入手したGM製の2種類のスカートで、前面から支柱端までの寸法を確認してみました。

こちらは4.5mmで、添付の説明書に201系・205系用との記載があるのを見落としていました。

 

播但線103系用は3mm弱と流石にピタリの寸法です。103系と201系では、スカート前面が同一形状をしており、側面側の寸法も同じである筈と思い込んでいたのが大間違いでした。このパーツは、床板への取付はBMTNタイプとなっており、この取付機構は使えませんが、このパーツをベースに加工するのが正解の様です。

 

播但線の103系用(左)は、スカート前面の上辺左右が傾斜して持ち上がった形状をしており、一般的な103系用(右)では傾斜なしの水平ですで、先にこの部分をヤスリで削って水平に仕上げておきました。

 

BMTNタイプの取付機構部分で、中央の柱のみ残して両側を切り取りT字形とし、あたかもKATOのスカート取付部の様に、横置きのH形部分を形成してみました。

 

床板の設けてあった切り込みを利用して強引に嵌めてみた姿です。スカート前面がベース板と共に約0.5mm前に出過ぎているので、切り込みを後方に下げる必要があります。

 

今回は、切り込みには手を付けずにT字形(横置きのH形)の突起を取り去りました。スカート前面部の2本の柱は、ベース板と一体成型されており、ボディ前面と位置を合わせると前面下部にベース板が露出してしまいます。そこで前面部の2本の柱の根元で、ベース板を切り取って、残った後方のベース板部分を両面テープで床板底面に仮止めした姿です。この状態では、ダミーカプラーが装着できないのでもう少し加工が必要なのですが、寒さで指がかじかみ細かい作業が出来ません。今夜は一旦ここで終了にします。

 

スカートを所定の位置に取り付けできる目途が付きました。これで一安心です。

 

【関連記事】

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(25)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(24)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(23)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(22)

 Nゲージ JR西日本の通勤形電車用スカートのパーツ入手

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(21)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(20)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(19)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(18)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(17)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(16)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(15)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(14)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(13)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(12)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(11)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(10)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(9)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(8)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(7)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(6)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(5)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(4)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(3)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(2)

 KATO 羽衣線クハ103-194に改造(1)

 鉄コレ 羽衣線のクモハ123-5と連結相手