NO.2412 現在列車は運休中です・・・JR人吉駅及びくま川鉄道人吉温泉駅周辺を歩いて(前編) | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 当ブログでは、NO.2411におきまして、この12月に「令和2年7月豪雨」以降初めて訪問しました熊本県人吉市の代表的な駅でもあります、JR人吉駅・くま川鉄道人吉温泉駅の現在に関しまして皆様にご紹介しておりました。

 

 これまでもご紹介しておりますように、現在JR肥薩線・くま川鉄道は「令和2年7月豪雨」の災害におきまして、JR肥薩線が八代~人吉~吉松間、そしてくま川鉄道が人吉温泉~湯前間の全線で運転を見合わせておりまして、いずれの路線とも施設や車両に大きな被害を受けた事もありまして現時点で復旧のめどは立たない状態となっております。

 

 そう言った事もありまして、上の画像のJR人吉駅構内は寂しい姿が見られておりましたし、列車自体が運行されていない事もありまして、画像にもありますように線路は錆が見られるようにもなっておりまして、運転見合わせとなりまして5ヶ月が経過している事を伺わせておりました。本当に、この後もご紹介しますようにこの駅自体もかつては鹿児島方面への要所ともなっていた駅でもありまして広い駅ではありますが、そこに列車が動く姿が見られないと言うのも正直残念な所ではないでしょうか。

 

 (左側がくま川鉄道人吉温泉駅です)

 

 (JR人吉駅の部分、その下の画像にもありますように線路は錆も見られます・・・)

 

 

 さて、今回ご紹介しますのは、前回もご紹介しましたようにこの訪問時にはJR人吉駅・くま川鉄道人吉温泉駅周辺などへも足を運んでおりました。今回と次回では画像の石造り機関庫などもあります駅周辺の姿を歩いて収めておりましたので、現状を皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずご紹介しますのは、JR人吉駅に隣接する施設でもあります、「人吉鉄道ミュージアムMOZOCAステーション868」であります。この施設は平成27年5月に開館しておりまして、肥薩線の歴史を知る施設として開館しておりましたが、今回の災害によりまして当分の間休館しておりまして、残念ながら外観などしか拝見する事ができませんでした。

 

 外観しか拝見する事ができませんでしたので、この施設の前の所にあります掲示板を収めておりましたのでご紹介しますが、ここには八代~人吉~吉松~隼人間を結びます肥薩線に関しました事が記載されておりまして、まさに歴史を感じさせられる場所である事を伺わせております。

 

 また、ここにはミニトレインの線路が人吉駅側から続いておりまして、途中にありますポイントを経まして施設内へと続くような形となっておりました。しかも、このミニトレインは無料で利用する事ができていただけに、休館となっている事に関しましては正直残念ではなかったかと思っております・・・。

 

 (途中のポイント)

 

 (施設内へと続いて行きます)

 

 

 「人吉鉄道ミュージアム」を経まして、西方向へと進んでいきます。ここには保線基地が設けられておりまして、保線用の車両が置かれておりましたが、線路が錆びている事などもありまして、残念ながら使用されている事を伺わせる姿は見る事ができませんでした。

 

 (別の位置より)

 

 

 保線基地を経まして、警報機や遮断機もない城本第4踏切にやってまいりました。この踏切が人吉駅に最も近い所にあります踏切でもありますが、ここから構内を収める事ができておりました。

 

 

 この踏切からは、画像の石造り車庫の姿を見る事ができております。以下画像は踏切ではなく「人吉鉄道ミュージアム」がある方向から収めておりましたが、反対側から見ましても味がある造りである事が、この方向からもお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

 (案内掲示)‘~別の所より

 

 そんなこの機関庫は、かつては石造りの建物の前後にも屋根付き施設が設けられておりまして、その後前後の屋根付きのものは解体されまして上の画像の姿へと至っております。やはりこれらが解体された事で、結果味があるような部分を見る事ができている訳ではありますが、かつてはこのような部分も見る事ができておりました。

 

 (平成26年撮影)

イメージ 2

 

 

 さて、踏切を渡って向かい側へと進んでいきます。やはり、線路はいずれも錆しか見る事ができなくなっておりまして、正直残念な姿が見られておりました。そう言った所も災害から5ヶ月を経過している事を伺わせる部分ではないかとは思いますが、かつ列車が走らなくなった事をも思いますと正直残念かな?と思う所でもあります。

 

 (別位置より)

 

 (八代方)

 

 

 また、この途中には石造り車庫内に留置されております、キハ140 2039及びキハ220-1102の2両が石造りの車庫内に入っている姿を見る事ができております。これらは、いずれも人吉駅ホームに停車していた際に浸水してもいましたが、このように車庫内に入っている所からも、動く事は可能でもあるようでもあります。今後、これら気動車がこの機関庫内からどのような姿で出て来る事になるのかはわかりかねますが、構内での試運転や展示などと言った形で、願わくばまた元気な姿を見せていただきたいものであります。

 

 ちなみに、石造り車庫の八代方から出てまいりました、8620形蒸気機関車58654号+50系700番台客車の「SL人吉」編成が入れ換えするシーンを収めていたものでありますが(平成26年撮影)、当時は八代方にも石造り機関庫の隣に建物が設けられておりましたが、後に解体されまして石造り車庫のみが残されるに至っております。

イメージ 1イメージ 4

 

 

 今回は、人吉駅に隣接します、休館中の「人吉鉄道ミュージアム」、そして石造りの車庫や踏切を渡りました際の姿をご紹介しましたが、やはり線路が錆びてしまっている姿を見ますと、運休となりまして5か月経過している事を伺わせているようにも思います。それにしても様々な施設もある所を見ますと人吉駅も広い事も伺わせる所ではありますが、これらが生かされていないのは残念かなとも思う所ではあります。次回は、転車台があります部分や、くま川鉄道の車庫の現状も併せましてご紹介しますので、次回もご覧になっていただきたいと思います。