近鉄特急12200系に乗車しました! | 乗りつぶしに行ってきた!

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JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

2020年11月8日(日)

9時10分 近鉄名古屋駅

 

近鉄特急の中で一番古い車両ってなんだろうと今年9月に調べて見ると12200系いうことで、

そして、近鉄特急の中では一番メジャーな近鉄名古屋大阪難波間を走る名阪特急としては今年11月20日(金)を最後に運用から外れるとのこと。

近鉄特急の乗車は今年7月が初めてで、思い入れは薄いというか…

ぶっちゃけないんですけども、名阪間を走る12200系を乗りに近鉄名古屋へ向かいました。

名阪特急の時刻表を見るとひのとりアーバンライナーであれば時刻表にマークが入っているので、どの車両が使われるか分かるわけですが、何もマークのない列車だと汎用特急車両が用いられます。

汎用特急車両は22600系か12200系のどちらかが使われることは分かりましたが、近鉄特急の厄介な賢いところは需要に合わせて異なる形式の車両を連結できるところで、正直いうと乗車当日にホームに降りてみて初めて形式がわかるとされています。

近鉄沿線に住んでる人なら大体どの車両か予想がつくんでしょうけど、関東から乗りに行く者にとっては予想ができないわけです…

色々と12200系の運用を調べた上、前日7日に名古屋入りして、名古屋線の某駅にてやってくる特急の編成を確認した結果、6両編成の場合は22600系2両+12200系4両、22600系2両+2両+2両の2パターンあることが分かりました。

ただ、自分が翌日乗ろうとしている時間帯には確認できていないので、あとは近鉄の特急予約サイトの座席表とにらめっこしながらも12200系を100%当てる自信はなく、翌日近鉄名古屋の地下改札へ。

 

 

実は地下改札だと近鉄特急が停まる4番5番のりばが一部ですけど見ることができて、一番後ろの車両だけは改札外からでも判別が可能なので、自分が乗ろうと思っていた車両が入線。

一番後ろの車両が12200系だとわかったので、急いで券売機で特急券を買って乗車!

なんとか一発で引き当てれて良かったです!

 

近鉄名古屋9時30分→大阪難波11時49分

159列車

 

近鉄特急伝統のカラーでもあるネイビーブルーとアスカオレンジの車体が特徴で、

最近だとそのカラーは崩されてますけど、全く思い入れのない自分でもこのカラーリングからは圧を感じました。

 
 
行き先表示幕は回転式を採用していて、立ち止まって見ていると大阪難波ゆき、名古屋ゆき、試運転と色々と変わっていくのを見ることができます。
 
 
 
 

それでは乗車していきましょう。前日予習した通り22600系2両+12200系4両の編成でした。

4号車と5号車は車両形式は違えど貫通式扉であるので、連結することが可能です。

 
 
自分が乗車した2号車は2×2の座席が17列あります。1号車だと14列、3号車だと16列、4号車だと17列とややばらつきがあります。
 
 
座席の色は通勤型車両と同じような色でリクライニングは全開にしてもそんなには角度はつかずですけど、後ろの客がストレスを感じるほどではないような気がします。
 
 
テーブルはサフィール踊り子のプレミアムグリーン席と同様に背面にはついておらず、
 
 
肘掛から引き出すことができます。
 
 

肘掛からテーブルを出してみましょう!なんと出てきたのはミニテーブルでした!

ノートパソコンはおろか駅弁さえも置けませんw

 

 
ただ窓枠は缶ビールを置ける広さがあるので、おつまみをミニテーブルにおいての宴会くらいなら可能でしょう。
12200系は「新スナックカー」と呼ばれていて、かつては車両にスナックコーナーがあり軽食を楽しむことができたそうで、それが理由で大きなテーブルは必要ではなかったのかもしれません。
 
 

なんとも不思議なのが網ポケットが斜めになってるところですね。

特急車両では見たことのない形でした。

 
 

足元は機械が入っているため足は伸ばしにくいですが、前の座席との間隔は広めなのでそんなに窮屈ではありませんでした。

 
 

それではデッキに出てお手洗いを覗いてみましょう。

扉を開けると和式があるのがびっくりでした。

JR各社の特急車両で和式を残してるのはおそらくないんじゃないかと思います。

 

 

隣は洋式でしたが、水洗レバーがよくわかんない位置につけられています。笑

和式でも洋式でも共通なんですけど、壁がタイルというのも古めかしさを感じることができました。

 
 

手洗いを出て洗面台へ。

洗面台は乗降扉のすぐ横にあり、近鉄名古屋のホームで初めて12200系を観察した時には面食らいましたね~

 
 
ちなみに水は自動では流れず足元にあるレバーを踏むと勢いよく流れてきます。
 
 
 
そして近鉄特急名物といってもいいおしぼりサービス。
 
 
 

洗面台の横にぎっしり詰められており、1人1本までと制限されていますが、このご時世だと本当に助かるサービスなんじゃないかと思います!

 

そして乗降扉は内開きになる仕様で、扉の可動部がわかるように床は色分けされています。

非常にレトロというか個人的には色々と斬新さを感じる車両でした!