■米子駅へ
JR西日本の境線(米子~境港)には、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」のラッピング列車が運行されています。
※境港線ではなく、境線が正式路線名です。
これは、作者の水木しげるさんが境港市出身ということにちなんだもの。
キハ40、47形気動車6両が、「鬼太郎」、「ねずみ男」、「ねこ娘」、「目玉おやじ」、「こなきじじい」、 「砂かけ婆」になっており、土日は全列車、平日も大半の列車が、このラッピング車両で運行されています。
ラッピング車両が、何時に運行されるのかは、境港市観光協会のHPで公開されています。
ただし、どのイラストの列車になるのかは日によって異なるので運に任せるしかありません。
境線の玄関口は米子駅。
真偽のほどは定かではありませんが、境線の乗り場は妖怪にちなんで0(霊)番線ホームになっています。

ホームには、ブロンズ像などの装飾もあり、ムードを盛り上げてくれます。
■どの列車がくるのか?
この日、乗車できたのは主役の「鬼太郎列車」(キハ40)。
前面には大きく「鬼太郎」が、側面には他のキャラクターもラッピングされています。

列車に乗り込むとトイレの壁にも、大きな鬼太郎が。

懐かしのボックスシート。
青いモケットには見覚えがありますが、あちらこちらに鬼太郎がいます。


ロングシート部分にも抜かりはありません。

天井も、大胆にデザインされています。

■他の種類は?
この便は、キハ40の2両編成。
「鬼太郎列車」の併結相手は「ねずみ男列車」でした。

途中の後藤駅で交換したのは、キハ47形の「こなきじじい列車」と「砂かけ婆列車」。

そしてキハ40形の「ねこ娘列車」。

キハ40形なので、単行でも運行可能ですし、自在に併結相手を変えて運行できます。
列車ごとに変わる、組み合わせを楽しむのも良いかもしれません。
ちなみに米子運転区に「目玉おやじ列車」がいましたので、全6両を確認することができました!
■駅名標
境線の各駅には、妖怪の名前が愛称駅として付けられていて、オリジナルの駅名標に妖怪のイラストと解説が書かれています。
後藤駅は「どろたぼう駅」なんですね。
ちなみに、米子駅はねずみ男駅、境港駅は鬼太郎駅になっています。
■境港駅
鬼太郎駅こと境港駅。
灯台がデザインされた駅舎になっており、駅前には水木しげるさんと妖怪たちのブロンズ像があります。
このブロンズ像、駅前だけではありません。
駅から800mほど離れた場所に「水木しげる記念館」があり、そこまでの通りが水木しげるロードと呼ばれています。
その水木しげるロードには177体もの妖怪ブロンズ像があって、楽しみながら散策することができるようになっています。

待合室の椅子もデザインされています。
鬼太郎で町おこしをしている境港市。
妖怪だけでなく、おさかなが美味しい街です🐟️
首都圏からは米子空港まで直行便がありますし、意外と知られていないですが、JR境線には米子空港駅があります。
JRの駅で○○空港駅と名がつくのは、新千歳空港駅、花巻空港駅、成田空港駅、関西空港駅、宮崎空港駅と意外と少数派です。
(注)花巻空港駅と花巻空港は3.8kmも離れています。
↓おうちで鬼太郎列車を走らせてみよう!