12月19日は、新宿西口から都庁前まで、東京都交通局(都営交通)の大江戸線の12-600形12-701F(都営大江戸線全線開業20周年記念ヘッドマーク付き電車)による都庁前行き🚇に乗りました。

今回乗った列車は、土休日13運用で、光が丘駅を20時48分に発車し、都庁前駅から内回り(A線)で1周した後に都庁前駅に22時12分に到着し、折り返しの22時24分発の外回り(B線)→光が丘行きとなっていました。

都庁前駅は、その名の通り東京都庁の第一本庁舎の前にある、都営大江戸線で唯一の2面4線の駅で、仮称の段階では、西新宿(都営)となっていました。

ホームは、1番線が、新宿、六本木、大門方面(内回り)、光が丘方面からの列車

2番線が、新宿西口、飯田橋、両国方面(外回り)、始発列車

3番線が、飯田橋方面からの列車の降車専用ホーム

4番線が、大門、六本木方面からの光が丘方面の列車

1997(平成9)年12月19日に、都営12号線として練馬~新宿間で開業した当時は、都庁前~新宿間で単線並列運転が行われていたので、1番線が、新宿駅6番線到着の新宿行き、2番線が、新宿駅6番線からの光が丘方面、3番線が、新宿駅7番線到着の新宿行き、4番線が、新宿駅7番線からの光が丘方面となっていた為にややこしい状態でありました。

都営大江戸線の新宿エリアの駅は、南口側にある新宿駅と、西口側にある新宿西口駅の2つあり、六本木、大門方面へは新宿駅、飯田橋、両国方面へは新宿西口駅を使うことになるけど、光が丘方面へは、新宿駅からの場合は乗り換えなし、新宿西口からの場合は都庁前駅での乗り換えが必要となります。

今回は、都庁前乗り換えで中井まで行ったけど、そのついでとなりました。

乗車列車は、同じ12-600形(赤い大江戸線)の12-631Fでした。

都営大江戸線は、1991(平成3)年12月10日に都営12号線として光が丘~練馬間から開業し、鉄道空白地帯であった光が丘、練馬春日町地域が鉄道で結ばれるようになったという喜びがありました。

当時は白い初期型の12-000形の6両編成が使われていたので、あの頃が懐かしいです。

日本初の鉄輪式リニアモーター式の地下鉄は、前年の1990(平成2)年3月20日に、鶴見緑地で行われていた国際花と緑の博覧会(花の万博)の開催に合わせる形により、京橋(大阪市)~鶴見緑地間で開業した、大阪市営地下鉄鶴見緑地線(現在のOsaka Metro(大阪メトロ)長堀鶴見緑地線)であるので、都営大江戸線は、日本で2番目(関東並びに東京では最初)に開業したリニアモーター式地下鉄となっています。

1997年12月19日には、練馬~新宿間が開業し、光が丘から新宿までの通勤や買い物はもちろんのこと、新宿駅で都営新宿線に乗り換えることが出来るようになったことで、利便性が向上されていました。

延長開業当時は、6両編成から8両編成となり、お馴染みの銀色(前面がグラデーション帯)の大江戸線(12-000形の後期型)も加わっていたのであります。

2000(平成12)年4月20日には、国立競技場駅までの暫定開業により、都営大江戸線となり、都庁前~新宿間が複線化されたことで、光が丘方面は、都庁前駅の4番線、新宿駅の7番線に統一されたので、ややこしさが解消されていました。

同年12月12日には、環状部分(国立競技場~六本木~大門~両国~飯田橋~都庁前間)の全線が開業し、日本一の地下鉄に成長していました。

この日は、平成12年12月12日であったことから、全線開業の日に選ばれていたのであります。

当時は、汐留駅周辺で再開発工事中で、アクセス道路が完全していなかったので、新交通ゆりかもめと同様に汐留駅が通過扱いとなっていたけど、その工事の進捗により、2002(平成14)年11月2日に汐留駅がゆりかもめの駅と共に開業し、現在の形となっています。

この時に銀色の12-000形が大量に増備されていたので、開業当時に当たり前だった12-000形初期型車(白い大江戸線)を捕まえるのが困難となり、いつの間にか影が薄くなってしまいました。

大阪の長堀鶴見緑地線は、1996(平成8)年12月11日に心斎橋~京橋間の開業により、鶴見緑地線から長堀鶴見緑地線となり、翌年の1997年8月29日に大正~心斎橋間と、鶴見緑地~門真南間が開業したことによって現在の路線となっています。

2006(平成18)年12月24日に井高野~今里間で開業した、大阪市営地下鉄→Osaka Metro今里筋線は、大阪で2番目のリニアモーター式地下鉄であります。

現在日本のリニアモーター式地下鉄は、都営大江戸線、Osaka Metro長堀鶴見緑地線、今里筋線のほか、神戸市営地下鉄海岸線(新長田~三宮・花時計前間)、福岡市営地下鉄七隈線(橋本(福岡市)~天神南間)、横浜市営地下鉄グリーンライン(中山~日吉間)、仙台市地下鉄東西線(八木山動物公園~荒井間)も挙げられています。

6月1日に北神急行電鉄北神線が、神戸市営地下鉄北神線(運用が西神・山手線と一体となっている)に移管されてからは、谷上駅(標高244m)が日本の地下鉄で一番標高の高い駅となっているけど、日本の地下鉄で2番目に標高の高い駅となった仙台市地下鉄東西線の八木山動物公園駅(136.4m)は、地下駅並びに東日本の地下鉄で最も標高の高い駅であることには変わりはないです。

八木山動物公園駅は、その名の通り、仙台市八木山動物公園の前にある駅であり、八木山ベニーランドや仙台赤十字病院🏥の最寄り駅でもあります。

このような鉄輪式リニアモーター地下鉄🚇は、架空線方式のままトンネルの断面を小さくすることが出来るので、コスト低減であることに加え、勾配に強いという利点があります。

これまでは、トンネルの断面を小さくするには、東京メトロ銀座線、丸ノ内線のような第三軌条方式にしなければならない状態でありました。

都営大江戸線の路線

都庁前~新宿西口~東新宿~若松河田~牛込柳町~牛込神楽坂~飯田橋~春日~本郷三丁目~上野御徒町~新御徒町~蔵前~両国~森下~清澄白河~門前仲町~月島~勝どき~築地市場~汐留~大門~赤羽橋~麻布十番~六本木~青山一丁目~国立競技場~代々木~新宿~都庁前~西新宿五丁目~中野坂上~東中野~中井~落合南長崎~新江古田~練馬~豊島園~練馬春日町~光が丘

都営大江戸線は、上記のルートによる6の字状の運転となっているので、飯田橋方面から光が丘方面へと向かう場合には、都庁前行きに乗り、都庁前駅で六本木、大門方面から来る列車(降りたホーム(3番線)の向かい側の4番線から発車)に乗り換える必要があります。

乗換駅 都庁前 都営大江戸線相互(飯田橋方面⇔光が丘方面、六本木方面)

新宿西口 西武新宿線(西武新宿駅)、東京メトロ丸ノ内線・JR(山手線、中央・総武緩行線、中央快速線、中央本線、埼京線、湘南新宿ライン(横須賀線⇔宇都宮線、東海道線⇔高崎線)、相鉄・JR直通線)・小田急線・京王線(新宿駅)

東新宿 東京メトロ副都心線

飯田橋 JR中央・総武緩行線、東京メトロ(東西線、有楽町線、南北線)

春日 都営三田線、東京メトロ(丸ノ内線、南北線(後楽園駅))

本郷三丁目 東京メトロ丸ノ内線(地上乗換)

上野御徒町 東京メトロ(銀座線(上野広小路駅)、日比谷線(仲御徒町駅))、JR(山手線、京浜東北線(平日の日中の快速は通過)(御徒町駅))、京成線の京成上野駅への地下連絡通路あり

新御徒町 つくばエクスプレス線

蔵前 都営浅草線(地上乗換)

両国 JR中央・総武緩行線

森下 都営新宿線

清澄白河 東京メトロ半蔵門線

門前仲町 東京メトロ東西線

月島 東京メトロ有楽町線

汐留 新交通ゆりかもめ

大門 都営浅草線、JR(山手線、京浜東北線)・東京モノレール羽田空港線(浜松町駅)

麻布十番 東京メトロ南北線

六本木 東京メトロ日比谷線

青山一丁目 東京メトロ(銀座線、半蔵門線)

代々木 JR(山手線、中央・総武緩行線)

新宿 都営新宿線、JR各線(新宿西口駅のところを参照)、小田急線、京王線 

中野坂上 東京メトロ(丸ノ内線、方南町支線)

東中野 JR中央・総武緩行線

中井 西武新宿線

練馬 西武池袋線・豊島線・西武有楽町線

豊島園 西武豊島線

都営大江戸線の全長は、40.7Kmと、日本の地下鉄路線で最長であり、横浜市営地下鉄ブルーライン(湘南台~あざみ野間)の40.4Kmと並ぶ記録となっています。

駅数のほうも、日本の地下鉄で最多の38駅という記録があり、横浜市営地下鉄ブルーラインの32駅よりも多いです。

都営大江戸線の六本木駅は、都営大江戸線の駅で唯一上下二層式の駅で、上(2番線)が新宿、光が丘方面、下(1番線)が大門、両国方面となっており、下のホーム(1番線)は都内の地下鉄の駅(都営地下鉄の駅)並びに日本の地下鉄で一番深い場所(深さ42.3m)にあります。

上のホーム(2番線)は、32.8mあり、都営地下鉄で上下共に深い場所にある駅は、大江戸線の新宿駅で、36.6mであるので、3番目に深い中井駅(首都高の中央環状線(山手トンネル)の真下、35.5m)を含めて、大江戸線で深い場所にある駅が多いことが分かります。

因みに、東京メトロの駅で一番深い駅は、千代田線の国会議事堂前駅(深さ37.9m)であり、大江戸線の六本木駅が出来るまでの間、東京の地下鉄で一番深い駅でありました。

都営大江戸線の車両基地は、都立木場公園(江東区)の地下にある木場車両検修場(木場車庫)であり、出入庫駅が清澄白河駅であるので、清澄白河駅が都営新宿線の岩本町、大島の両駅と同じ方式の2面3線の駅(中線が出入庫列車に使われている)となっています。

木場車庫は、全面地下式(上下二層式)の車庫であり、地下1階部分と地下2階部分に分かれています。

当初は、木場車庫に全般検査、重要部検査の施設が設けられることが検討されていたけど、莫大な建設費が掛かるということで断念されていたので、その代わりに都営浅草線(同じ1435mmの標準軌)と共用の馬込車両検修場(大田区、西馬込駅付近)での全般検査・重要部検査が行われるようになったので、汐留駅~新橋駅(浅草線)間の連絡線が設けられ、都営浅草線区間で自力で走ることが出来ない為に、専用の電気機関車であるE5000形(E5001+5002またはE5003+5004号機)による牽引が行われるようになっています。

これにより、都営大江戸線の車両を検査時に限り地上部分(青空の下)でも見られるようになったのであります。

光が丘駅の先の練馬区高松にある木場車両検修場高松車庫(東京メトロで言う分室に相当)は、都営12号線として開業した時から使われているサブの車両基地であり、当時は光が丘検修場(のちの光が丘車両検修場)と呼ばれていました。

こちらも本所と同様に上下二層式の地下車庫であり、馬込に移管される前に全般検査、重要部検査の業務が行われていました。

月島、勝どき、築地市場の各駅のある東京都中央区は、郡区町村村編制法が施行された、1878(明治11)年11月2日に出来た日本橋区と京橋区が前身であり、1947(昭和22)年3月15日の合併により東京都中央区となっています。

そのうちの日本橋の付く町名は、日本橋区だった場所であることが分かります。

中央区八重洲は、1丁目が日本橋区、2丁目が京橋区だった場所であり、郵便番号が1丁目が〒103-0028、2丁目が〒104-0028(前者は日本橋郵便局🏣、後者が晴海郵便局🏣の地域)となっているのはその名残であり、税務署や消防署🚒の管轄地域も分かれています。

日本橋郵便局🏣は、都営浅草線の日本橋駅側にある、日本橋エリアを受け持つ郵便局で、日本で最初に郵便業務が行われていたことにより、日本の郵便発祥の地の碑があります。

飯田橋、春日、本郷三丁目の各駅のある東京都文京区は、1947年3月15日に小石川区と本郷区の合併により出来た区であり、文教の府のイメージが由来となっています。

水道橋駅は、神田川より北側が文京区、南側が千代田区であり、JR中央・総武緩行線の駅が千代田区、都営三田線の駅が文京区に位置しているけど、隣の御茶ノ水駅(JR側が千代田区、東京メトロ丸ノ内線側が文京区に位置している)にも言えることであります。

都営新宿線の船堀、一之江、瑞江、篠崎の各駅のある東京都江戸川区は、1932(昭和7)年に南葛飾郡小松川町、葛西村、松江町、瑞江村、鹿本村、篠崎村、小岩町の東京市への編入、合併により出来た区で、江戸川に因んで江戸川区と名付けられていました。

文京区にある江戸川橋、東京メトロ有楽町線の江戸川橋駅、江戸川公園は、神田川の早稲田~飯田橋間が江戸川と呼ばれていた頃の名残であり、江戸川区とは別であります。

これにより、東京23区の全ての前身の紹介をしてきたことになりました。

東京都の区は、1878年から1932年までが東京15区(麹町区、神田区、日本橋区、京橋区、芝区、麻布区、赤坂区、四谷区、牛込区、小石川区、本郷区、下谷区、浅草区、本所区、深川区、全て合併により現存せず)でありました。

1932年10月1日の東京市への移行により東京35区(上記の15区に淀橋区、向島区、城東区(東京)、品川区、荏原区、目黒区、大森区、蒲田区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、豊島区、滝野川区、王子区、荒川区、板橋区、足立区、葛飾区、江戸川区を加えたもの)となり、1947(昭和22)年3月15日には一部の合併により22区となった後、同年8月1日の板橋区の一部地域の分区によって練馬区が出来たことによって、現在の東京23区となっています。

今回乗った12-600形(赤い大江戸線)は、2012(平成24)年2月23日にデビューした赤い前面の車両であり、当初は12-611Fと12-621Fの2編成(川崎重工業兵庫工場(Kawasaki)製)が輸送力増強用として導入されていました。

2015(平成27)年から2016(平成28)年に掛けて、12-000形の初期型(白い大江戸線)の置き換え用として、12-631~12-681Fの6編成(2次車、日本車輌製造豊川製作所製)が導入されていたけど、こちらからは車内の案内表示がLCD化されています。

一昨年(2018(平成30)年)から、12-000形の後期型の置き換え用として導入されている12-600形の3次車(12-691F以降の編成)は、川崎重工業(Kawasaki)製であり、これまでに、12-791Fまで導入されていました。

これによって廃車となった編成は、12-081,091,101,121,141,151Fであり、全て新宿延長の時に導入された3次車であります。

12-071Fは最古参編成であり、LED表示が3色のままとなっているので、今回撮影することが出来ました。

今回乗った12-701Fは、一昨年に川崎重工業兵庫工場(Kawasaki)で製造された編成で、3号車と6号車に子育て応援スペース(小さなお子様たちに大人気の、きかんしゃトーマスとなかまたち(THOMAS)🚂のステッカー付き)が在ります。

このスペースは、昨年7月31日から一部の編成に設けられているもので、2月1日に3編成から7編成に拡大されています。

小さなお子様連れがターゲットだけど、もちろんお年寄りや車椅子利用客♿にも対応しています。

勝どき駅は、1面2線の島式ホームとなっていたけど、昨年2月11日に、混雑緩和により、2番線(大門、六本木、新宿、光が丘方面(外回り)乗り場)が移設され、2面2線の変則相対式ホーム(東京メトロ銀座線の日本橋、新橋の両駅などと同じ方式)となっています。

12月12日は漢字の日であり、今年の漢字は、コロナ大騒動(感染拡大防止)に伴う三密の絡みによって、「密」となっていました。

流行語大賞も、アベノマスクとなったので、コロナ関連が選ばれるのは確実だと思っていました。

これによって三密を避けた通勤などが呼び掛けられています。

本年(2020(令和2)年)は、東京オリンピックで賑わうはずが、大コロナ年になってしまったのが残念であります。

コロナ大騒動を落ち着かせる為に、コロナ対応のワクチンが出来て欲しいと強く思っています。

因みに、都営大江戸線が全線開業した2000年の今年の漢字は、「金」でありました。

ぴえんという言葉が流行していたけど、それは、あーにゃこと水湊あおひ氏😸の好きな言葉であります。

9月13日には、練馬から新宿まで、都営大江戸線の12-771Fに乗ったけど、その後に東京ステーション♪のライブに行き、小麦ぱんこ🐼、永綱紗良💙、高橋みう🌹各氏に出会っていたので、777と共に幸せを感じました。

この編成は、この日に池袋から練馬まで乗った西武鉄道40000系の40153Fと同様に川崎重工業兵庫工場(Kawasaki)製であったので、偶然だけど、東京ステーション♪のメンバーと出会う日に川崎重工業(Kawasaki)製の車両に当たる状態が続いています。

一昨日(12月20日)は、小麦ぱんこ🐼、永綱紗良💙両氏に出会えて良かったと思っています。

昨日(12月21日)は、JR東日本の横須賀・総武快速線で、E235系の近郊バージョン(F01+J01編成)が大船 16時51分発の君津行き(内房線直通、1600S)でデビューしていました。

今回は、E217系の時とは違って、いきなり君津駅まで営業運転で入っていたのであります。

今日は、同じ1600SでF05+J05編成がデビューしたことを聞きました。

自分(しゃもじ)は、近いうちにE217系との比較乗車を行ってみたいと思っています。

12-701Fによる都営大江戸線の開業20周年記念ヘッドマーク付き電車は、来年6月11日まで運転される予定となっているけど、前後で異なるヘッドマークであるので、折り返しの都庁前、光が丘駅(どちらも引き込み線に回送されている)で撮影するのが良いと思っています。

今回は新宿西口駅と都庁前駅で両方のヘッドマークを撮影したことになりました。

このように、都営大江戸線の全線開業20周年記念ヘッドマーク付き電車を撮影し、話題にすることが出来て良かったです。