JR西日本では、安全・安心に鉄道で通勤してもらうための「新しい通勤スタイル」の一つとして、時差通勤を行うことでICOCAポイントが貯まるサービスを実施することを発表しました。

「新しい通勤スタイル」のご提案:JR西日本

概要は以下の通りです。

●実施期間:
2021年4月1日(木)〜2022年3月31日(木)

●対象発駅エリア:
主な京阪神エリア

●対象着駅エリア:
大阪都市部の33駅

●対象券種:
通勤用のICOCA定期券
(対象発駅エリアの定期券に限り、通学定期券、磁気定期券、こどもICOCAは除く)

●実施内容:
平日朝に、対象発駅エリア内の駅で通勤用のICOCA定期券により入場後、ピーク後の時間帯(例:9:30〜10:30)に対象着駅で出場した場合に、利用1回につきICOCAポイントが20ポイント貯まる

●対象エリア:
jrw_timeshift
(上記発表資料(https://www.westjr.co.jp/press/article/items/201216_05_press.pdf)より引用)


詳細は、上記発表資料をご覧下さい。



新型コロナウイルス感染症防止の観点から、混雑する空間をなるべく避ける取り組みを、特に都市部の鉄道事業者では取り組み始めているところです。
既にJR東日本では、時差通勤を促進するポイントサービスを、来年春より1年間の期間限定で実施することを既に発表しています。


今回JR西日本から発表された時差通勤のポイントサービスも、このJR東日本のサービスと同様にピーク時間帯を外して通勤した場合にポイントを付与するものですが、JR東日本のサービスでは「入場時間」でポイント付与を判定するのに対し、JR西日本のサービスでは「出場時間」で判定するところ、といえるでしょうか。
またポイント付与についても、ピーク前ではなくピーク後のみに限定するというのも、相違点として挙げられます。

先のJR東日本の時差通勤ポイントサービスでも触れましたが、仮に毎月20日時差通勤をすれば、毎月400ポイント(ICOCAチャージ400円相当分)が得られることとなり、通勤時間帯のシフト、という意味では、一定の効果はあるかも知れません。


私自身は、現在の通勤定期券の区間は、このポイントサービスの対象外でありますので、時差通勤によるポイント付与の恩恵にあずかることはできませんが、対象となる方々には、積極的に利用してもらえるといいな、と感じたニュースでありました。



●関連ニュースサイト:
時差通勤で実質20円引き 通勤特急は停車駅追加も予定 JR西が通勤電車改革に本腰 | 乗りものニュース



↓↓鉄道系ブログ・ニュースポータルサイト「鉄道コム」はこちらをクリック↓↓
鉄道コム