今日はこんな写真を発掘(基本写真を見直してそれに文章を書いている思い出しブログです)。

 

2016年1月撮影。

オロネ25-901です。

伺った時、室内に飾ってあった写真。

 

オロネ25-901は夢空間編成の1両です。

車両の番号よりもこの写真の方がピンとくるかと思います(緑・赤の次に連結されている紺とグレーのツートンカラーの車両です)。

緑・赤の車両と一緒に、1989年、横浜博覧会の展示に際し、新製された車両です。

根岸線桜木町駅前に会期中展示されていました(私も博覧会で見ました)。

 

901という番号が示すように、将来の寝台列車とは、というような趣旨で製作された試作車です。

ちなみに、緑はダイニングカー(食堂車)・赤はラウンジカー・紺はデラックススリーパー(寝台車)、という構成になっています。

展示終了後、北斗星車両に連結されて夢空間北斗星・北斗星トマムスキーなど臨時列車として、あるいは団体専用列車として、実際にお客さんを乗せて走りました。

 

そのオロネ25-901、引退後は東京の木場にあるレストラン A ta gueule (アタゴール)で使用されています(他の2両は埼玉県のららぽーと新三郷にあるそうです)。

行き先が店名 A ta gueule になっています。

伺った2016年1月当時のメニューです。

入店します。

まずは、建物の中でお食事です。

お料理はフランス料理です。

食べ終わると、オロネ25-901に移動して食後の紅茶を飲みました。

さて、個室の中は。

おそらくですが、レストランとして使用するために椅子を入れるなど模様替えをしたのではないかと。

しかし、寝台列車として使用されていた時の痕跡もありました。

デラックススリーパーの個室で食後の紅茶。

優雅な時間でした。

 

お食事は美味しかったし、夢空間(デラックススリーパー)の内部も見られたし、満足、満足でお店をあとにしました。

 

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追記

3両の試作車。

量産されることはありませんでしたが、カシオペアなどその後の寝台列車の基礎になったんじゃないかな、と個人的には思います。

引退後もスクラップになることなく現存していることは、実験的な車両で各1両しかありませんし、1990年頃の流行を今に伝えるという意味でも貴重だと思います。

それぞれの場所での第二の活躍が一日でも長く続くことを願っています。