古都らしい駅舎が保存されています 奈良駅 | 駅が大好き!misakitty

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日本中の駅と空港を旅するmisakittyの空鉄の記録です。
国内の鉄道はほぼ完乗済み、航空は、JGC・SFC取得済み2024年はJGCプレミア資格。

この時間は奈良県の駅をご紹介しています。

撮影は、平成10年代初めのものがほとんどです。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。

 

また、当ブログをご利用される際は、必ずこちらの記事「免責事項について」をお読みの上、ご覧くださいね。

では,最後までごゆっくり!

 

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奈良の駅をぐるり、2回目は奈良県の代表駅といっても良い奈良駅です。
現在は高架駅の奈良駅ですが、地表駅当時は、古都を象徴するような、風格のある駅舎がありました。

こちらの駅舎、現在は観光案内所となっていますので自由に入ることができます。

奈良県の代表駅といいましたが、関西に住んでいると、こちらの奈良駅を利用することはほとんどなくて、もっぱら「きんなら」と呼んでいた近鉄奈良駅を利用していました。

ですから、こちらの歴史のある奈良駅が現役の頃は全く知りません。

今となっては、とても残念に思います。

子供の頃の奈良の思い出は従姉妹たちと遊びにいったドリームランドくらいです。

そんなわけで駅周辺も近鉄奈良駅や大和西大寺駅に比べると静かです。

では、現在の高架駅舎外観をご紹介します。
壁面のカラーリングは意図的に奈良らしさを表現したものだそうです。

駅舎に入ってみましょう。
太い柱は、もちろんコンクリート製ですが、外装は吉野杉が使用され、木組みも施され、まるでお寺のなかにいるような感じです。
1階部分は商業施設もあります。

改札です。
改札内は装飾がありません。

ホームに上がってみましょう。
外側の鉄柱はピンク色で伽藍に垂木を施したような構造になっています。

構内は3面5線構造で、関西本線のほか桜井線、木津で分岐する奈良線の列車も発着します。

かつて駅裏だった西口駅舎も、外観は同じです。

正面、東口駅前です。
県庁所在地駅の表玄関としては寂しい駅前です。
現在は変化しているでしょうか?
駅前の路地に入ると、すぐに古い民家が軒を並べているのが、古都らしいといえば風情のある駅前でした。

高架によって誕生した西口駅前。
こちらはホテル日航奈良など新しい建物が並ぶ近代的な景色です。
観光地で高さ制限があるのか、高層ビルは全くありませんでした。

高架駅舎に訪問した7年前に、最初に訪問した奈良駅です。
この当時は高架工事の真っ最中で、仮設の2階建て駅舎で営業していました。

観光シーズンには、どうなっていたんだろうと思うくらい狭い駅でした。

当時は4線構造だったようです。

構内に並ぶ、桜井線の列車と関西本線の列車。
すでに高架工事のためホームも仮設になっており、機関区があった頃の奈良駅の面影は残っていませんでした。


(平成17年10月、平成24年5月訪問