東急電鉄の終電繰り上げは最大30分程度 来年3月ダイヤ改正、需要動向みて増発も



東急電鉄は12月16日、来年2021年3月に実施するダイヤ改正の概要を発表した。夜間作業時間の確保などを目的とした終電の繰り上げは、最大で30分程度としている。

東急東横線の列車。【撮影:草町義和】

終電の繰り上げは、こどもの国線を除く全線で実施される。各区間の繰り上げ時間は次の通り。

●東横線
・渋谷発終電:約26分
・横浜発終電:約22分

●田園都市線
・渋谷発終電:約17分
・中央林間発終電:約20分

●目黒線
・目黒発終電:約13分

●池上線
・五反田発終電:約13分
・蒲田発終電:約8分

●大井町線
・大井町発終電:約15分

●東急多摩川線
・多摩川発終電):約15分
・蒲田発終電:約8分

●世田谷線
・三軒茶屋発終電:約14分

各線区の終電の繰り上げ時刻。【画像:東急電鉄】

東急電鉄は需要の動向などを見ながら、混雑の集中が予測される場合は臨時列車の増発なども検討。始発電車の時刻はおおむね現行通りの時刻を維持するとし、繰り下げは行わない見込みだ。このほか、一部の路線では「お客さまのご利用動向の変化に対応した運行ダイヤの適正化」と実施する予定としており、減便を行う可能性がある。詳細は1月下旬頃に案内される予定だ。