■SEA SPICA
SEA SPICA(シースピカ)」は、2020年10月JRグループの観光キャンペーン「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」に合わせて運航を開始した、観光型高速クルーズ船🚢
首都圏の駅でもSTU48を起用したポスターを目にします。
 
航路は「瀬戸内しまたびライン」と称され、午前便が東向きルート(広島~呉~下蒲刈島~大久野島~瀬戸田~三原)、午後便が西向きルート(三原~瀬戸田~大久野島~大崎下島~呉~広島)という4時間半あまりのクルーズ。
特徴としては、途中2ヶ所の島では観光タイムが設けられていて、観光しながら船旅を楽しむことができるようになっています。
 
離島を訪問するとなれば、便数も少なく、1日に複数の島を巡るのは大変です。
しかし、このクルーズならばバスツアーのように気軽に離島を観光することができます👍️
 

 
鮮やかなネイビーブルーと真っ白のコントラストが美しい船は、JR西日本の「WEST EXPRESS 銀河」や、えちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」のデザインで知られる川西康之氏によるもの。
 
金色のラインは瀬戸内の夕焼けをイメージしているそう。
 
 
SPICA(スピカ)とは、豊穣の女神を象徴する乙女座の一等星のこと🌟
この船が、瀬戸内の海で青白く美しい輝きを放ちながら、お客様を自由で開放的な旅に誘いたい、という思いを込めて命名されています。
 
素敵な外観を目にして、クルーズへの期待が高まります🥰
 
 
各港には、専用のスロープが用意されています。
 
 
それでは、船内をご紹介しましょう。
 
 
■客室
総トン数90tの船で、定員90名
1階が客室、2階が展望デッキになっています。
 
中央にはグループ向けの席がありますが、大部分は進行方向を向いた座席。
座席は全て指定席ですが、選ぶことはできません。
 
 
前向きの大部分の席は、瀬戸内海をイメージさせる青色。
窓側の背ずりが低くなっていて、プライバシーと視線のバランスがとられています。
また、窓側の席は、窓向きに少し傾けられていて、景色を見やすくなっています。
 
 
窓側に少し傾いて設置されている感じがお分かりになりますでしょうか。
 
 
客室前方には、2階の操舵室にあるカメラからの前面展望が映し出されています。
 
 
また、モニターの両端には船の現在位置が表示されています。
 
 
4人利用ならおすすめしたいのは、広々としたこちらのボックス席。
 
 
もう1ヶ所4人用ボックスがありますが、こちらは車いす対応席になっている様子。
 
 
また、中央には2人用ペアシートが4区画あり、ここも狙い目です。
 
 
しかしながら、座席の指定はできませんので、運を天に任せるしかありません😭
 
 
もちろんお手洗いも完備されています。
こちらは車いす対応の多目的タイプ🚻
 
別に女性専用のお手洗いも設けられています。
 
 
デザインされた1階客室の居心地も良いのですが、この船で特におすすめしたいのは2階のデッキ。
 
その様子と、クルーズの楽しみ方はその②で。