(秩父鉄道) 往復乗車券 御花畑・秩父⇔長瀞 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

2020年1月に秩父鉄道線秩父駅で発行されました、「御花畑・秩父⇔長瀞」の往復乗車券です。

 

 

拙ブログの2019年11月15日のエントリ「(秩父鉄道) 往復乗車券 羽生⇔東行田」でご紹介した券と同じく、常備軟券の往復乗車券で、昨年10月1日の運賃改訂でこの区間の大人往復運賃は960円に改訂されたため、運賃変更印が押印されています。

 

「秩父駅発行」ですが、同一運賃となる隣駅「御花畑」を含めて「御花畑・秩父」と記載されており、復路は発行箇所の「秩父」を越えて「御花畑」まで乗車する事が可能です。

 

 

 

 

 

地紋は秩父鉄道の社章を中心に配した、「ちちぶてつどうかぶしきがいしゃ」地紋となります。

 

 

 

 

 

 

羽生駅の「羽生⇔東行田」の往復乗車券は大人専用券のみの発売ですが、こちらは小児専用券の設備もありました。

 

 

小児専用券は地紋色が赤色となります。

 

この区間の小児往復運賃は、昨年の運賃改訂で改訂されずに据え置きとなっておりますので、運賃変更印の押印はありません。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

裏面の写真は「秩父夜祭」となっており、【ご案内】は先のエントリでご紹介いたしました「羽生⇔東行田」の往復乗車券に「◯5」の急行料金と「◯6」のSL列車の注記が加えられ、大人用、小児用とも同じ印刷となっています。

 

駅員氏によりますと、この往復乗車券よりも安い、大人910円 小児460円の【ながとろ満喫きっぷ】は御花畑駅では発売があるものの、秩父駅では発売していないため、その代わりに設備しているとの事でしたが、御花畑発の【ながとろ満喫きっぷ】は発売額が安いだけでなく、御花畑・秩父からの通常の往復運賃が大人1100円、小児560円となる「樋口」まで乗車でき、上長瀞~樋口間のフリー乗降が可能ですから、この往復乗車券とは効力の面でかなり差がある事になります。