今回も鉄道ネタではなく、軍用機プラモデルのネタです。

 前回作っていなかった、アリイ製の「スクランブル ジェットファイター セット」の残り1機と、どこから入手したのか不明のF104スターファイターを完成させました。下の写真のうち一番右のF104は、参考のためと称して最近ヤフオクで手に入れたエフトイズ製の物で、あとの2機が今回完成させたものです。

 一番左のソビエトの戦闘機は、前回のブログで「Mig23ではなく、中国で改造された「J-8」である」と書いたのですが、これは間違いでした。ネットで調べていると、「ぺんぺん音頭」さんブログにたどり着き、そこに詳しくこのプラモデルと実機の事が書かれていました。結果としてこの機体は、「Ye-152」というソビエトの試作機でした。詳細はぺんぺん音戸さんのブログに書かれていますのでご参考いただければと思います。(「ぺんぺん音頭 Mig23」で検索するとヒットします。引用させていただきたいとコメント欄で連絡したのですが、お返事を頂けませんでした。)

 Ye-152はネットで実機の写真を見ることができましたので、それを参考にして完成させました。元のプラモデルとは、翼の上の整流板の形が違っていたのでプラバンで作り直し、コクピットを再現してパイロットを乗せました。F104スターファイターは、一見繊細なモールドで、プロポーションも良いと思ったのですが、飛行状態を再現しようとすると、車輪カバーの部分が凹んでいて、パテ盛りでかなり修正しました。モールドは奇麗なのですが、筋彫りではなく「筋浮き」で、現代のエフトイズ製に比べると大雑把です。それでもミサイル(サイドワインダー)が余分に入っていたので、パイロンをプラバンで作ってエフトイズ製のF104の胴体下にも取り付けました。

 キットの内容はこんな感じ。これも30年ほど前にパテ盛り途中で放置されていました。

 

 パテ盛りを削って仕上げて、こんな感じになりました。

 

 

 パイロットは前回と同じく、プラバンや伸ばしランナーでおおまかな形を作り、溶きパテを盛って酸素マスクや服のしわを適当に表現しています。どうせ1/144のコクピットに入れるので細かいところは見えません。これで充分です。F104のパイロットの飛行服はエフトイズ製に合わせ、現役当時のオレンジ色にしました。F104の方はコクピットが再現されていて、シートパーツがありました。

 

 パイロットを入れて風防のパーツを接着し、塗装前のマスキングをするとこんな感じです。

ピトー管は0.4mmの真鍮線で作り直しています。

 塗装は銀を吹き付けた後、細かい部分を筆塗りしました。Ye-152はデカールが使えましたが、F104はデカールが経年劣化で崩壊してしまったので、エフトイズ製の残りとラベルシートに印刷したものを使いました。

 頑張って作ったコクピット。パッと見るとエフトイズ製(下の右側)とあまり変わりません。

 

 これで、30年前の1/144軍用機プラモデルのうち、センチュリーシリーズを中心とした1950年代の物は全て完成です。やり遂げた感があります。鉄道趣味に戻れるかなと思っていたところ、物置きからは次々と1/144の軍用機(ドラゴンモデル製のF14、F16、ツクダ製のMig23、Mig27、Mig29、Mig31、Su-27)や、1/100の軍用機(サニーモデルF-14、F-15ストライクイーグル、タミヤミニジェットシリーズ多数(たぶん全種類))等、更に数多くのプラモデルが出てきました。

 最近はNゲージ鉄道模型の値段が上がって、あれもこれもは買えなくなりました。物置から出てきたプラモデルはタダなので、両方のバランスを取りながら「モノづくり」の趣味を続けていこうと思います。

 最後までご覧いただきありがとうございました。