今日こそは、羽衣線のクハ103-194他の屋根板の塗装をしようと、朝からお天気にお伺いを立てていたのですが、敢え無く却下され本日の塗装作業は断念せざるを得ませんでした。明日から寒波が襲来するとも言われているなかで、この不運に係る前兆は前夜から発生していました。

 

実は、クハ85-100番台用の屋根板に一寸違和感を覚え、その箇所を塗装前に改善しておこうと昨夜に作業着手しました。トンデモナイ悪夢が待ち受けているとは思いもせずに・・・。

今では、KATOから「80系300番台 飯田線 6両セット」(10-1385)の構成品として販売されているクハ85-100番台ですが、加工着手当時(2015年10月)、まだKATO製品になかったクハ85-100番台を、サハ87-300番台(4351-1)にクハ85-300番台(4347-1)の前頭部を切り継いで作った車両(→こちら)です。屋根板も同様に切り継いでいますが、前側デッキ上にある角形通風器に、後継製品で別体化されたASSYパーツ(クハ86箱形ベンチレータ Z04-8393)を転用したのがこの写真の状態です。

 

屋根板モールドと一体成型された後部デッキ上の角形通風器と比べると、屋根から少し浮いた実感的な形状をしているのですが、僅かに一回り大きくて、白っぽい色の影響もあって見た目のバランスがとれず違和感を感じます。手持ちの80系は旧製品ばかりですので、切断して不要となっているサハ87の屋根板(手前)に残っている一体成型された角形通風器を、切り抜いて移植し直すことにしました。

屋根板ごと切り抜いたので、屋根板相当分の厚みを鉄ヤスリで削って、通風器部分だけに仕上げます。

 

一方向から削ると偏って削れてしまうので4方向から均等に削り、最後にサンドペーパー上で仕上げました。

 

左側が取り外すことにしたASSYパーツの通風器、右側が屋根板から切り出した通風器で、何れも裏返しに置いています。ASSYパーツの通風器には取付用爪があり、屋根板にも合致する長穴を開けています。切り出した通風器には凹みがあるので、ここにφ2mmのプラ棒を立てて取付用爪にすることにしました。羽衣線クハ103-194の分散形クーラーと同じ手法です。

 

屋根板にはφ2mmの穴を開け直しました。取付脚の加工が済んだ通風器(訳あって写っていません)を仮嵌めしてみたところ、勘合が固めで少し浮き上がっています。修正するため、裏面側から通風器の取付脚を強く押し出したところ、勢い余って飛散!大きな部品なのですが、部屋中探し回っても何処にも見当たりません。迂闊に加えた強い力で「トンデモナイ(飛んでもう無い)、悲惨(飛散)」な状況なんて、ダジャレにもなりません。深夜のことゆえ、改めて昼間にゴミ箱までひっくり返してみましたが見つかりませんでした。

 

そう言えば、一昨日の投稿時に使用していたステンレス製の20cm物差しも突然行方が判らなくなっており、正に神隠し状態です(泣)。年末の大掃除を繰り上げて家探しするしかなさそうです。

 

最近の行方不明・家探しと言えばこちらも!

同じく、「KATO 701系1000番台 盛岡色」で、クモハ701(右側)の胴受けが装着作業中に突然姿を消しています(→こちら)。家探しするも見付からず、諦めてASSYパーツを買いに行くも在庫がなく、途方に暮れていました。

 

過日取り出して眺めていたところ、トンデモナイところから見つかりました。こちらは「飛んで、もうない」ではなく、「飛んでもいない」でした。なんとボケて、クモハ701の前面側ではなくて、連結面側のカプラーにしれっと装着していたという俄かには信じがたいことを仕出かしていました。ボケ老人が夜中まで遊んでいるからと言われそうですが、はい、その通りです。今夜は、とっと寝ることにします。

 

【関連記事】

KATO 加工した屋根板の再塗装色に悩む

KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(8)

KATO製品になかったクハ85-100番台の全金属車を作る(7)

KATO 701系1000番台 盛岡色