11月30日に急な運用離脱、廃車が行われた相鉄9000系で唯一の幕車で、YOKOHAMA NAVYBLUEにリニューアルされていなかった9701F。今まで記録していた写真で紹介していきたいと思います。

 

まず、相鉄9000系について。

車体はアルミニウム合金製。

相鉄では初めて着席範囲と通路の床材が色分けされ、中央部が大理石模様となった。

車椅子スペースを両先頭車に設置された相鉄初の車両です。

座席はロングシートを基本で、相鉄8000系と同様に10両編成中の2両はセミクロスシートを採用。

窓は従来の車両と同じくパワーウィンドウ仕様でボタン操作一つで開閉が可能。

制御装置は東洋電機製造製の回生ブレーキ付GTO素子VVVFインバーターを採用。

台車はTS-907(M台車)、TS-908(T台車)を採用。

パンタグラフにはシングルアームパンタグラフを搭載。

 

2020年6月13日 いずみ野線 湘南台駅

 

側面の行先表示と種別表示

 

車内案内表示装置(9701F - 9703Fの登場時に設置)

ドア上ではなく、車端部に設置されており関東の私鉄では珍しい存在でした。

3段表示になっているのも他では見かけない表示の仕方でしたね。

 

2020年6月13日 相鉄本線 横浜駅

1番線の各停専用ホームに停車中。

 

側面の行き先表示と種別表示

 

2020年8月15日  相鉄本線 星川駅

 

2020年8月27日 相鉄本線 横浜駅

 

2020年 11月25日 相鉄本線 相鉄いずみ野線 二俣川駅

二俣川駅での相鉄20000系の各停 横浜行との並び。

 

2020年11月29日 相鉄本線 海老名駅

 

前面の行き先表示と種別表示

 

側面の行き先表示と種別表示

 

側面の車番

車番は斜体で表記されていた。

 

車両銘板

「東急車輛製造(現 総合車両製作所横浜事業所)」が製造しました。

 

相模鉄道の銘板

 

2020年11月29日 相鉄本線 横浜駅

 

この日が(11月29日)最後の乗車になるとは思いませんでした。この編成の引退で相鉄から幕車が消滅しました。

 

9701Fは1993年1月に東急車輌(現、総合車両製作所)で製造された編成です。

カラーリングの変更はされたが、行先表示は幕式(特急などを追加のもの)を維持し、ドア交換と機器更新を施工されている一方、車内設備は未更新のままとなっていた。

ちなみにこのカラーリングは「相鉄ブルー」と「相鉄オレンジ」と言われているそうです。

 

最後に、録音した走行音を紹介します。YouTubeのリンクを貼っておきます。

 

 

次回の更新をお楽しみに!

内容は未定です。