JR北海道 ダイヤ見直しについて | Daisukeのゆる鉄ブログ

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今回はJR北海道の春頃のダイヤ見直しについてお伝えします。

 

なお今回が初記事となりますので至らぬ点あるかと思いますがご了承ください。

またこの情報はJR北海道が2020年12月9日に発表した情報をもとに作成しています。

今後変更等がある可能性がありますのでご了承ください。

 

今回のダイヤ見直しのポイントは主に3つになります

1,列車減便、減車、運転微調整に伴う輸送力調整

2,H100形の旭川・苫小牧地区への投入

3,利用の少ない駅の廃止と自治体への施設管理移行

 

細かい時刻等の詳細ははJR北海道のプレスリリースをご覧ください。

JR北海道 来春のダイヤ見直しについて

 

 

詳細

1,列車減便、減車、運転微調整に伴う輸送力調整

1-1 特急列車

まず最初に特急列車においては、運転取り止めと臨時列車化、減車が予定されています。

取り止めに関しては利用の大幅減少や夜間保守時間の拡大を図るためで、臨時列車化に関しては利用減少が主の理由となります。(車両の耐久を伸ばす目的もあるかと思われます)

 

 

1-1-1 特急北斗

運転取りやめ該当列車は「北斗23号・24号」の2本、閑散期曜日運休該当列車は「北斗5号・14号」の2本となっています。

 

また上り最終列車の北斗24号運転取りやめに伴い、繰り上げ最終となる「北斗22号」が札幌発車時間を36分繰り下げ、続行のすずらん10号も28分繰り下げになります。

これにより現在新函館北斗駅ではやて100号新青森行き接続していますが接続がなくなります。

閑散期曜日運休の列車は年間30日程度の運休で「4月(GW除く)、10月、11月の水・木」が運休日となります。

また、基本運行編成を7両→5両に減車になり、状況により増車するとのことです。

 

1-1-2 特急カムイ

カムイ号に関しては上下2本ずつ、計4本が平日運休となり土休日及びお盆や年末年始などの運行に限定されます(年間230日程度運休)

該当列車は「カムイ9号・29号・28号・42号」になります。

 

1-1-3 特急大雪

現在旭川〜網走を運行している特急大雪号を全便臨時列車化して、閑散期の曜日運休での運行となります。

該当曜日→4月・5月・10月・11月の火曜・水曜・木曜の年間50日程運休(GW除く)

 

なお札幌〜網走間運行の「オホーツク号」と北見〜旭川間運行の「特別快速きたみ」は現行通り運行されるとのこと。

 

1-1-4 特急サロベツ

現在運行されているサロベツ号のうち稚内13:01発の「サロベツ3号」と旭川20:06発の「サロベツ4号」を閑散期曜日運休となります。

該当曜日→4月・5月・10月・11月の火曜・水曜・木曜の年間30日程運休(GW除く)

 

なお「サロベツ1号・2号」と札幌〜稚内間運行の「宗谷号」は現行通り運行されるとのこと。

 

1-1-5 特急おおぞら

おおぞら号に関しては編成の減車のみとなります。

 

基本運行編成を6両→5両に減車になり、状況により増車するとのことです。

 

1-2 快速・普通列車

札幌圏輸送

現在朝の運行本数が平日と土休日同様となっていることから一部の列車を土休日運休、利用状況減少に伴い運転取り止めが発生します。

学園都市線に関しては一部列車を北海道医療大学に延長運転します(10本)

 

 

土休日運休列車

快速エアポート→朝2往復(70号・88号・81号・97号)と夜1往復(202号・211号)の計6本

(豆知識 快速エアポートの号数は発車時間とその時間の何番目の列車かで号数が決まっています。例:下りの場合8時発の1番目の列車→81号 上りの場合7時発の1番列車→70号)

 

普通列車(函館本線 札幌圏内)→江別方面3本、札幌方面2本の計5本(共に朝の時間帯)

 

学園都市線→1往復(共に朝の時間帯)

 

運転取り止め列車

札幌〜手稲方面→3本(うち1本は一部区間運行取りやめ)

札幌〜千歳方面→4本

※該当列車の前後の列車で時刻調整や運行区間変更があります。

 

札幌圏外の運転取りやめ列車

・函館本線(滝川〜旭川間)→夜の1本

・留萌線→下り1本、上り2本の計3本

・根室線→滝川〜新得間2本(接続する代行バスも取りやめ)、

     新得〜帯広間3本(内1本運転区間短縮)

     帯広〜釧路間1本(運行区間短縮)

・宗谷線(旭川〜比布間)→1往復

・石北線(遠軽〜生田原間)→1本

 

2,H100形の旭川・苫小牧地区への投入

H100形を30両、室蘭・宗谷・石北本線に投入し、所要時間短縮を図ります。

また既存車両の置き換えによりバリアフリー設備の充実や非冷房車両をなくし快適性の向上を図るようです。

 

・室蘭線

苫小牧〜室蘭間

現在運行している66本中43本を置き換え→最大11分(平均4分)速達化

東室蘭〜長万部

現在運行している全普通列車を置き換え→最大11分(平均8分)速達化

 

・宗谷線(旭川〜名寄間)

37本中34本を置き換え→ダイヤ調整とあわせて最大31分(平均13分)速達化

所要時間短縮効果→H100形投入により約11分、5駅廃止により約12分

 

恐らく名寄以北に直通する列車と名寄以南に直通してくる列車以外は置き換えると思われる。

(下り旭川06:03発稚内行き、13:59発音威子府行き、上り音威子府06:33発旭川行き(名寄より快速なよろ2号)の3本)

 

名寄〜札幌間の所要時間短縮

旭川乗り換えを含めた所要時間を名寄→札幌方面では0〜22分(平均10分)、札幌→名寄方面では7〜30分(平均14分)の短縮

(詳細はプレスリリースをご覧ください)

 

・石北線(旭川〜上川)

23本中2本を置き換え→駅の廃止とあわせて最大7分(平均5分)速達化

(区間を見る限り特別快速きたみの運行には基本入らないと思われます。)

 

 

3,利用の少ない駅の廃止と自治体への施設管理移行

下記画像の通りになります。

宗谷線が大幅に廃止と移管が発生しています。

 

 

他、無人駅となる駅が根室線の音別駅となります。

 

以上、来春のJR北海道ダイヤ見直しについてでした。

今回は特に変化の激しいダイヤ改正になると思われます。

H100形の大量導入、駅の大量廃止と施設管理移管(特に宗谷線)、特急列車の臨時列車化などコロナの影響を大きく受けたダイヤ改正となるかと思われます。

一応JR北海道への国からの支援は続くとのことですが全路線が赤字の状況は変わらずなので今後も積極的に利用していきたいと思います。

コロナ禍で大変な状況ではありますが皆様もぜひJR北海道を使った旅をしてみてはいかがでしょうか?