2020年8月14日(金)
7時30分 藤沢駅
江ノ島電鉄江ノ島電鉄線は藤沢から江ノ島を経由して鎌倉までの10.0kmを34分で結びます。
通称は江ノ電で幼い頃に乗ったかもしれませんが記憶がないので初乗車になります。
駅数は全部で15で朝8時前から乗りつぶしを開始しているので、その日中に全駅乗り降りできそうで、
実際にこの日だけで全駅下車を果たしました。
各駅訪問についてはまたいつの日かに載せるとして、今回は代表的な駅や区間や設備、あとは海を載せるに留めておきます。
江ノ島というと、夏場のこの時期は例年ならば海水浴客が大挙する他、サーフィンの聖地のうちの一つでもあるためサーファーも集結します。
そして、通年でみればデートスポットとしても有名なので、カップルもたくさんやってきますし、
多くのドラマやアニメの舞台にも江ノ島は使われるので、聖地巡りをする人もいて、様々な人種が混在するエリアなわけです。
様々と言っても陽気でパリピ勢の割合がどう見ても多いですから、隠キャでひ弱な乗り鉄が真夏のオンシーズンに単身で江ノ電乗り鉄をするのはちょっと気が引けるわけですが、今年に限っていえば利用客は減りそうな予感がしますし、
通年で利用可能な一日乗車券(のりおりくん)が新型コロナウイルスの影響で土日休日は発売停止していて平日しか買うことができず(今は土日休日でも購入可能)、平日に乗りに行けるのがこの日だけだったんですね。
江ノ電の歴史を軽く紹介しておくと1902年に藤沢~片瀬(今の江ノ島)間で開業し、1910年に小町(今の鎌倉より少し先にあったが廃止)まで延伸され、開業時とほとんど変わらないルートになっています。
始発の藤沢はJR東海道線と小田急電鉄江ノ島線と乗り換えが可能です。
2面1線のホーム構造で改札入って左が乗車用、右が降車用のホームがあります。
ホーム屋根は小ぶりながらもドーム型となっていて、最大で4両編成まで対応しています。
藤沢7時48分→七里ガ浜8時6分
まずは全区間のほぼ中間に位置する七里ヶ浜まで乗車。
まだ朝なのでそこまで乗客は乗っておらず快適に移動することができました。
江ノ島までは住宅地の中を進んで行き、そこまでローカル線感を味わうことはできません。
ただ、時折地元の人でしょうか?サーフボードを担いで歩く人を見かけることができますので、すでに異国感を味わうことができます。
江ノ島を出て次の腰越からの区間が江ノ電らしさを感じる瞬間が訪れます。
江ノ島までは専用軌道なわけですが腰越までは併用軌道となり、自動車や歩行者が真横を通る中をかなり減速して走行することになります。
腰越を出てしばらくすると急に視界が開けて国道134号線越しに湘南の海(相模湾)を一望できる区間が広がります。
鎌倉学園前を通過して七里ヶ浜で下車。
朝8時すぎの段階で気温は推定30度で天気は晴れ。湿度は50%はあるでしょう。
それでも暑さが最も酷くなる昼間に比べればマシなので、夏の日差しを浴びながら隠キャな乗り鉄が先ほど通過した鎌倉高校前まで歩いて向かいます。
まずは近くのコンビニで日焼け止めを塗っていると店内は日焼けした陽気なパリピな人たちがいっぱい!
日焼け対策を終えた隠キャは鎌倉高校前目指して西に向かいます。
左手に湘南の海で波と戯れるサーファーを眺めながら右手に江ノ電の単線線路を眺めていると2本に分かれる箇所に遭遇します。
これは峰ヶ原信号場といって、主には列車行き違いのため、加えて緊急時に信号を送信するために設置されています。
ただ、信号場を挟む鎌倉高校前も七里ヶ浜も1面1線のホーム構造なので、両駅の周辺で行き違いができる場所がないと1時間に5本も列車を走らせることはできないわけですね。
信号場での列車の動きを紹介しましょう。
まずは七里ヶ浜側から藤沢行きが信号場に進入して、
藤沢行きが出発してから、
その後に鎌倉行きが出発します。
藤沢行きが通過するときにどのタイミングでポイントが動くのか3本くらい行き違いを眺めて直前の中の直前だとわかったときはなんか感動しましたね~
他の鉄道会社だとポイントの切り替えは一般客から見えにくい遠いところでしているものですが、切り替わる瞬間を間近で遠慮なく見させてくれるのは江ノ電の素晴らしさだと思います!