(ついに営業運転開始)
「WEST EXPRESS 銀河(以下「WE銀河」)」がついに山陽本線で営業運転を開始しました.当初の予定より約2ヶ月遅れ,この日も営業運転の再延期がよぎる社会情勢となっていましたが,無事運行されました.当初の「一般のみどりの窓口やe5489で購入でき,カジュアルな長旅を演出する列車」のコンセプトから大きく外れ,乗車には専用ツアーの購入(購入者は抽選で決定)が必須,その専用ツアーは「姫路〜広島」の乗車と・目的地での宿泊・目的地での滞在は1日(あるいは帰りの「WE銀河」運行まで)のみであることが必須という,この列車の可能性を大きく狭めた,少し残念な形でのデビューとなりました[1].それでも,専用ツアーには定員の約8倍の申し込みがあったとのことです.
筆者は山口県内の停車駅である岩国駅に見送りに行きました.このような場合は,単純に撮影に行くより,駅でお客様を見た方が,ゆくゆく良い結果につながると思います.平日運行と時間を間違えており,駅の到着は数分前となってしまいました.
山陽本線で山口県内の駅を通過する列車の案内が岩国駅で行われるのは久しぶり,この表示器では初となります.「瑞風」と異なり,「この列車は全車指定席です」など,「WE銀河」が本来一般発売される列車であることを意識した案内がなされていました.
その後,列車を迎え入れます.元々文字通りの満席では運行されておらず,広島での降車が選択できるとは言え,列車は満席ではありませんでした.ちょっと寂しいです.停車時間はわずか2分ではありましたが,熱心に歓迎しました.
事前に用意しておいて良かったと言えます.「WE銀河」のグッズは「トレインボックス」で購入可能です.
約10分後,「etSETOra」が通過していきました.これに関しては詳しくはこちらをご覧ください.数名が残って見送っていました.
岩国駅の変化
おまけ
「広クニ」「広アサ」収録を記念して,増車することにしました.
モーター車は別調達ですので,正式デビューはもう少し後になります.
[1]:このようなJR西日本の企業体質からすると,自社のサービスを利用することでお客様に危害を絶対に与えてはならないと考えるのは自然であり,やむを得ないと言わざるを得ません.