2日目は鉄道博物館へ行った後に上野方面へ向かいJR東京駅に行きました。
前回までの投稿をご覧になられていない方はぜひご覧ください!
日本最初の鉄道は1872年(明治5年)10月14日(太陽暦)に新橋〜横浜間(旧新橋〜桜木町)で、旧新橋停車場は1871年(明治4年)に着工し同年12月に完成して、その後1914年(大正3年)に現在の東京駅に旅客ターミナルの機能が移転するまで東京の玄関口であったと言うお話は何度も記載したと思うのですが、1914年に機能が移転した現在の東京の玄関口(巨大ターミナル)であるJR東京駅については、あまり詳しく紹介をしてなかったと思いますので今回紹介したと思います。
★JR東京駅 丸ノ内駅舎
東京駅と言えば、この駅舎でしょうか!
1914年(大正3年)に開業しました。
先程も記載しましたが、東京駅が開業するまでは、旧新橋停車場が東京の玄関口で東海道本線も旧新橋停車場が起点でした。
当駅から大阪・神戸方面の特急列車が走っており、現在も在来線ではなくなりましたが東海道新幹線が東京から大阪方面へたくさんの人々を毎日輸送しています。
丸の内駅舎には入口が3つあり開業当初、正面から見て右側が乗車口、左側が降車口そして真ん中が皇室口だったそうです。現在も真ん中は皇室口で一般の人は立ち入ることはできません。
現在の東京ステーションホテルは東京駅開業の翌年に全面開業したそうです。東京ステーションホテルとは東京駅丸の内駅舎の中にある高級ホテルです。
そして東京駅内にあったので有名なのが鉄道博物館です。名称は同じですが、現在の鉄道博物館(大宮)は2代目でこちらは初代です。
1921年(大正10年)10月14日に鉄道開通50周年を記念して開業したそうですが関東大震災で被災して、後に現在の旧万世橋駅前に交通博物館が開業、そしてそちらも2006年に閉館。現在の2代目鉄道博物館(大宮)に開業しました。詳細は次回の旧万世橋駅の投稿でご紹介します。
関東大震災や東京大空襲を乗り越えて東海道新幹線、東北新幹線が開通して現在に至っています。ざっくりとですがこんな感じです。
★JR東京駅 東海道本線 駅名標
東北本線から東海道本線などへ乗り入れる車両も多く、東海道本線の起点とあまり感じませんが、しっかり起点とわかるものがあります。
★JR東京駅 東海道線・東北線0キロポスト
0キロポストがあり起点ということがよくわかります。ちなみに他のホームには特徴的な0キロポストもあります。
ここが起点で終点は兵庫県神戸市にあるJR神戸駅です。神戸駅については過去にご紹介していますので、是非ご覧ください。
★ JR東京駅 東海道線・東北線0キロポスト
先程の0キロポストは東海道本線のりばにあった物ですが、こちらは山手線ホームにある物です。
これは山手線の起点にも見えますが、違います。これも東海道本線・東北本線の起点です。
実は山手線の起点は品川駅で終点は田端駅なのです。どう言うことなのか?回ってない?
そうなんです!実は回ってないんですよね!
ただ何故、東京駅に山手線が来ているのか?
山手線は東京駅〜品川駅は東海道本線、田端駅〜東京駅は東北本線に乗り入れている(経由している)扱いで運行がされているのです。
それでは2020年3月に開業した高輪ゲートウェイ駅は法則上は何線の駅なのでしょうか?
答えは東海道本線の駅なのです。
少し難しいですが、ご理解いただけましたでしょうか?
★ JR東京駅 東海道線・東北線0キロポスト
続いて、京浜東北線のホームにある0キロポストを見に来ました。
これも京浜東北線の起点ではなく、東海道本線・東北本線の起点です。
そもそも京浜東北線は路線愛称で法則上は京浜東北線と言う路線はありません。
大宮〜東京まで東北本線に乗り入れ(経由)して、東京〜横浜間は東海道本線に乗り入れ(経由)しているのです。また横浜駅から桜木町駅方面に向かうのは、根岸線と言うまた違う路線です。
ですから、京浜東北線は東北本線・東海道本線をゆっくり走る(駅の間隔が短い)路線と言うことであります。
なかなか複雑ですよね!笑
そのほかにも、東京駅には中央線(快速)・横須賀総武線(快速)・京葉線(武蔵野線)や東海道新幹線・東北新幹線(各方面)などが走っています。
続いて
東海道新幹線ホームに行ってみます。
★東海道新幹線 開業記念碑
東京駅新幹線中央乗換口正面奥にあります。
「この鉄道は日本国民の叡智と努力によって完成された。」と記載されています。
日本いや世界の高速鉄道のはじまりである、東海道新幹線これ以外にも、その名残が残されています。
★東京駅新幹線建設記念碑
東海道新幹線の18・19番線の博多寄りにあります。
第4代日本国有鉄道(国鉄)総裁、十河信二氏と座右の銘である(一花開天下春)です。
十河信二氏は東海道新幹線開通に尽力したことで大変有名な人物です。
現在も東海道新幹線ホームの一番いい場所から発着を見守られているのです。
★東海道新幹線18.19番線ホーム
ちなみにこの光景、新幹線車両は違いますがどこかで見たことありませんか?
そうです!1964年、東海道新幹線の開業出発式が行われたのはこの地です。
現在、ホームドアが設置され車両もN700系になりましたが、構造や雰囲気は昔とあまり変わらないような気がします。
ここからは翌朝(2020.11.20)に撮影しました。
JR東京駅で有名なのは、京葉線の乗換が大変だと言うこと。ご存知の方も多いでしょう。
通常、山手線や東海道本線ホームから乗換する際は、地下の通路を利用するかと思いますが、今回は駅構外の地上から行きたいと思います。
★JR東京駅 京葉線 出入口
東京駅とは丸ノ内駅舎をイメージしますが、こんな小さな出入口もあるんですね。
このような出入口は何個か存在します。
ちなみに丸ノ内駅舎から一番近い、京葉線の改札が近い、出入口でもこんなに距離があります。
★JR東京駅 京葉線ホーム
(2019.03.22に撮影)
そしてここから、ディズニーランドの最寄り駅でもある舞浜駅などに行くことができるのです。
ところで、なぜJR東京駅京葉線のりばは、こんなに遠いのか?
ご存知の方も多いと思いますが、一応ご紹介します。
もともとは成田空港へのアクセスとして、成田新幹線が開通する予定でした。新幹線をこの位置から発車させることで、成田空港まで最短距離で行けるからだったものの、採算性や国鉄の財政悪化の影響で工事が凍結しました。そして、同じ頃に湾岸エリアの急速な発展や東京ディズニーランドの開園があり、京葉線が建設されることに。そして結果、成田新幹線予定地は京葉線ホームとなったのでした。
いろいろと詳しくご紹介しました。
いかがだったでしょうか?
他にもJR東京駅まだまだ面白いこと、たくさんあります!
また機会があれば紹介できればと思います。
ご覧いただきありがとうございました。
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