京急バス マイナー半日旅 | ハンター湘南の旅ブログ

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今日は地元市内を中心として、京急バス旅

 

前置きは省略して、夜明け前後の浦賀駅からスタート

かもめ団地行きに乗車、無人バスだった。

6時台は通勤客を迎える「実質回送便」が頻繁に走る

 

他に乗降は無く、虚しくドアを開閉して換気しながら時間調整しつつ、11分で「かもめ団地入口」に着いて、ここで下車。

終点まで1停留所散歩。(同じバスでの引き返しを避けるための時間調整)

 

県営かもめ団地は1689戸あり、昭和45~47年に一挙に入居

現在は高齢者率が高いのは言うまでもない

 

自分の世代あたりが「子」としてのピークだったのだが、高校時代、なぜかこの団地からの生徒は学年全体でも皆無だった。

もっと遠い三浦市や葉山町あたりの新興住宅街からの通学は、それなりにあったのに。

全く知り合いがいない謎の巨大団地。(ちなみに、ここは外国人集住は見られない)

 

団地の隣には漁港

近くにあった光洋小学校は、関東有数の急激な少子化で廃校となった。

一時期1348人だった児童が学区変更なしで100人未満になってしまったのだから、世代の偏りが著しく、人口ピラミッドの形がかなりいびつだろう。

(県内マスコミは川崎市の旧河原町小学校の減少をよく引き合いに出すが、学区変更があったのを知らないご様子)

 

5年ぐらい前、7時台後半のバスに乗って乗降客数の調査をしたが、団地内では通勤ラッシュは存在せず(終わっていた?)、もっと浦賀駅に近い一戸建て住宅街からどっと混雑した。

前回の反省を生かし、1時間繰り上げて6時代後半の時間帯に再調査に挑んだ。

始業の早い京浜工業地帯への通勤客が多いのは6時台だ。

実は12月16日にダイヤ変更があり、とうとう朝の時間帯のバスが削減

ハンター湘南が5年前から予想していたことが、半ば現実になった。

 

 

上(左)が旧ダイヤ、下(右)が新ダイヤ

 

朝のピーク時は毎時10本から8本へ

夕方は毎時6本から5本

終車(下り)も2本廃止され20分ほど繰り上がる。

 

さて、「かもめ団地」(終点)では、乗客はわずか4人だけ

急に予報外の雨が降り出し、乗務員が慌てて窓を閉めて、発車。

ピークと思われる便を選んだが、この惨憺たる状況

 

そのうち、私の予てから予想する毎時6本、10分毎程度まで減らされ、一部が小原台入口付近で折り返しになるかも。

ただでさえ乗務員が不足する6~7時台だ。

 

「かもめ団地入口」で6人加わり、何とか2桁になった。

しかも、客の大半がパートと思われる50~60代の女性ばかり

職工男性が行列している風景を想像していたのだが・・・

 

全盛期の昭和50年代は、少なくとも40~50人は乗っていたのだろう。

 

平成27年調査時と同様、小原台入口・山田口・中台・梅山から5~10人ずつ乗ってきて、朝ラッシュらしくなった。

浦賀駅で始発特急の接続が際どいので前寄りに固まっている。

 

浦賀駅がすでに徒歩圏になる「新町」での5人の乗車は意外だったが、急な雨で雨傘代わりにワンコイン100円での乗車か?

 

数分の遅れで、浦賀駅に着いた

特急には余裕で間に合い、発車後も空席を残していた。(羽田空港行きのせいもあるが)

コロナ禍以前に、浦賀駅圏の生産年齢人口がかなり減った。警察署も久里浜へ逃げてしまった。

昔は、8時20分台の1本を除き、10分前に並ばないと朝の特急や通勤快特には座れなかったので、隔世の感。

 

さて、横須賀中央まで電車で運ばれ、

 

次は、横須賀中央駅前から三崎街道方面のバスの乗降調整

 

今年の春、県立大楠高校が廃校になり、大幅に乗客が減ったはずだが、予想された減便は無かった。

旧・大楠高校のほかに近くには海洋科学高校(旧三崎水産)の利用もあるか。

ただ、ずっと内陸を行くバスなので、水産関係を目指す高校生は少ない地域と思われる。

 

数少ない、山科台を経由するバスに乗ってみた。市民病院行き。

三崎街道を逸れるので、2~3分余計にかかるが、渋滞は少なそう。

 

発車間際に急に行列が延び、立ち客有で発車

雨は本降りになったが、昨日の天気予報では「晴れ時々曇り」だったから傘は置いてきた。

まあ、40分ほど乗っているうちに止むだろう。

 

佐野町の某バス停には、東逗子の高校へ通う女子高校生が衣笠駅行きを待っていた。

横須賀駅と衣笠駅の分水嶺が予想以上に横須賀中央寄りで驚いたが、基地正門の渋滞がひどく、あえて本数の少ない電車に合わせた衣笠利用が安全なのかも、それにしても制服は交通調査には有難い。

 

衣笠十字路でかなりの入れ替わりがあったが、従来、ここで何人か加わっていた大楠高校の生徒が消えて車内は通勤客が目立つようになった。

 

そして、右折して山科台の住宅街へ入る

意外にも「山科台」で大量下車。

平成新住宅街だが、意外と中小の企業が周囲に多いのだった。

数少ない経由便に通勤客が集中していたのだった。

 

再び三崎街道に戻り、何故か「竹川」でまとまった下車、老人施設でも出来たのか?

 

一騎塚の交差点渋滞で7~8分遅れて林交差点を通過し、海洋科学高校の近い「大田和」で下車

他に降りた高校生は2人だけ、予想以上の少なさ。

 

神奈川県唯一の水産系高校

今年は実習船は出たのだろうか

 

その後、三崎口方面からのバスからは10数人がまとまって下車

やはり、三崎や長井など、海沿いのバスからの通学が多く、水産系ならではの偏った分布が興味深い。

 横須賀市内に有りながら長らく「三崎水産」を名乗っていた理由が現地にて判った気がした。

 

そして、電力中央研究所前を通過

奥に折り返しの京急一般路線バスが見えた。

朝の時間帯には研究員向けの横浜駅からの直通の高速バスもある。

 

「大楠高校入口」の交差点名は変わってなかった

跡地に何か出来るまではこのままか?

 

さらに歩いて、湘南佐島なぎさの丘へ

平成以降に開発された新興住宅街だが、バブル崩壊と都心回帰の影響で、駅から遠いこともあり、売れ行きは低調。

 

京急グループの開発で、販売促進のため、採算度外視で逗子からの直通バス(空気輸送)を多く運行したりしたが、とうとう今年10月より直通バスは撤退。

京急ストアはまだあったが、近くの大楠芦名口店と無駄に競合しているから、これも無くなると予想。

 

売れ残った土地の多くが三浦学苑高校サッカー部のグラウンドになった。

他に老人ホームも設けられ、20年前、更地だらけだった風景は、いくらかマシになった。

 

ここはなかなか環境が良いので、リモートワークにはもってこいだ。

 

京急は駅や車内での「佐島の丘」の広告を諦めてしまった感があるが、今がチャンスだ。

販売促進で横須賀市への転入を!!

 

さて、予定では、ここから横須賀駅方面へ戻るはずだった。

なぎさの丘~大楠芦名口間の新トンネル区間の乗り潰しを兼ねて。

 

時刻表を見ると、15分後には横浜駅直通の高速バスがあるではないか!

そうだ、今年10月1日に、葉山線と横須賀西線が統合され、葉山線が湘南佐島なぎさの丘まで延長されていた。

このバスでもトンネルを通過できるし、ここから横浜へ行ける意外性を味わいたい。

よし、計画変更。

 

当初予定のバスを見送った。

ちなみに以前、このトンネルは先の道路が未完成のだったため、しばらく歩行者専用で供用していた。

小学生がトンネルを歩いて通学できるようになり、バスの客が激減した元凶だったが、数年後、車の通行開始とともにバス路線が変更になってようやく恩恵を受けた格好。

 

高速バスが来るまで、高台から俯瞰

 

始発のバスがなかなか現れず、コロナで長期運休かとHPを調べまくっているうちに

3分遅れでやってきた。

良かった。

 

10月に設定されたばかりで認知度が低いのか、乗客は私一人貸し切り。

横浜駅まで1040円だが、IC割引で900円。

横須賀中央まで戻っても600円ぐらいかかることを考えると、お得感はある。

Wifiが繋がるのがありがたい

 

バスはトンネルをくぐり、すぐに大楠芦名口

これで、純然たる新規区間の乗車を完了

しかし、まだ安心はできない

立石~葉山は高速バスでは初めて通る区間

(立石までは、横浜~湘南国際村~電力中央研究所の開通初日、一番バスで通過済)

 

わずかに高い場所からの車窓を目に焼き付けておく。

 

何カ所かの横須賀市内の停留所からの乗車はゼロだった。

もっと新バス路線をアピールすべきだ。

私もうっかり失念していたし。

 

葉山バス停からは既存区間で、一気に8人ほど乗車

乗り場が始発便とは全く異なるので注意が必要だ。

 

その後、葉山町内の各停留所から2~3人づつ乗車し、最終的には15人ほどの盛況

 

逗葉新道に入る前に乗務員の肉声による、改めた挨拶があった。

 

横浜横須賀道路→首都高湾岸線のルートで進む

磯子~根岸で、やたら京急高速バスとすれ違った

当路線に加え、八景島や羽田港南台線か?

 

根岸工業地帯を眺め

 

みなとみらいが見えてきた

 

横浜美術館前に高層ビル建設開始

あの美しい曲面は今後見られない?

ちゃんと撮っておかないと、一生見れない(先日放送のNHK「さし旅」の影響もあり)

 

ほぼ定刻でYCATに到着

 

午後は自宅ワーク予定なので、そごうで買い物してからすぐに電車で帰ろう。