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テーマ:鉄道(21875)
カテゴリ:平成筑豊鉄道
中泉駅(なかいずみえき)は、福岡県直方市大字中泉にある平成筑豊鉄道・伊田線の駅。
2009年4月に大阪市に本社を置くディスプレイ業者の大阪サン・ニュースがネーミングライツを取得、大阪サン・ニュース中泉駅となった。 相対式ホーム2面2線を有する地上駅。 複線区間に置かれている。無人駅だが、駅舎は理髪店「おしゃれステーションふじた」との併設になっている。 どうやら理髪店の店主は音楽が好きらしく、駅舎に近づいたときアコースティクギターの音色が店の中から聞こえてきた。 また、福岡県のFMラジオ局・クロスFMが駅舎すぐの1番ホームでは聞こえた。 いままで九州の駅を色々めぐってきたが、ラジオ放送が聞こえてくる駅は始めてだ。 平成筑豊鉄道の駅はほとんど無人駅だが、こうして地域の人々によって見守られている。 中泉駅の2016年度の1日平均乗降人員は67人しかいないが、歴史のある古い駅であり、1898年(明治31年)2月に九州鉄道の駅として開業している。 駅のホームも長いし構内も広く、調べてみると過去に近くにあった赤池炭鉱の専用線が赤池駅からではなく、この駅から敷かれていたそうだ。 また、今は廃駅となっている日焼駅と大城第一駅にこの駅から貨物支線ものびていてようだが、貨物の取り扱いは1974年(昭和49年)3月に廃止になっている。 今は1両か2両の列車しか停車しない駅だと思うが、貨物の取り扱いが中止になっても駅構内は縮小されず、ホームも短く短縮されていない。 JR九州の駅だったら、そのままにしておくということはなかったと思うのだが、第3セクターの筑豊鉄道には駅周辺を整備するにもお金がかかり一苦労というところだろうか。 しかし、私は昭和から時がストップしているようなこの中泉駅の駅構内を見て、とてもなつかしい気持ちになった。 無駄に広い駅構内や長いホームはこの駅が、かつて石炭輸送や貨物輸送で賑わっていたことを証明する唯一の証なのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.12.09 19:00:08
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