(第8戦)国鉄 vs 私鉄
そろそろ旅や鉄道関係の歌も比較してみたいと思う。
JRの前身である国鉄。そして、大学が国立と私立があるように、国鉄に対抗する形で私鉄もある。
歌の中での対抗はないが、歌のタイトルだけでも並べて比較してみたい。
【狩人「あずさ2号」】
8時ちょうどの あずさ2号で
私は私は あなたから
旅立ちます
【野口五郎「私鉄沿線」】
改札口で 君のこと
いつも待ったものでした
電車の中から 降りてくる
君を探すのが 好きでした
《解説》
昔の歌を聴いていると、鉄道関係の歌は、ほとんどが「汽車」である。
この2つの歌は、「汽車」は登場せず、実際の特急電車の呼称や「電車」が出てきている。
特に、「私鉄沿線」の歌詞の2番には、「伝言板」という言葉も出てくる。携帯電話のない時代に、駅の伝言板に、待ち合わせ場所を書いたり、先に行っている旨を書き置きしたり、そんな光景がよみがえってくる。
さて、男同士の歌の比較になったが、男女の歌を比較することにこだわらないで、また、旅関係の歌を探してみたい。