東京駅に進入する、伊豆急行 「アルファ・リゾート21」 。そしてその傍らで待機しているEF66。どちらも既に過去帳入りしてしまっています。

2100系の5次車は一応、残存はしていますけど、もはや 「アルファ・リゾート21」 ではないし、北海道に売り飛ばされちゃったんでしょ。何が楽しくて、あんな極寒の地に出向くかな?

 

前回の長野駅もそうですが、これ、いつ撮ったんだろう?

「アルファ・リゾート21」 はまだ、原型を保っています。前面に行く先表示器を設置したのは2007年からだそうで、 「富士」 の単独運行は2005年3月までなので、少なく見積もっても15年以上は経っていることになりますね。

伊豆急の車両が東京駅に入線するということは、 「リゾート踊り子」 であるのは確かなんですが、時刻表を見たら、 「リゾート踊り子」 って設定されていないようですね。 「アルファ・リゾート21」 が北海道に売り飛ばされちゃったんで、充当する車両が確保出来なくなったから?

 

そういえば、 「アルファ・リゾート21」 が製造されたのは1993年なんですが、伊豆急の新車はこれが最後。つまり27年間、伊豆急はオールニューの新型車両を登場させていないんです。ジリ貧もジリ貧で、JRから、東急からセコハンを買い込んでは騙し騙し使っているという状況。JRからの譲渡車両は既に淘汰されていますので、元東急8000系とリゾート21の2編成で何とか切り盛りしているのが今の伊豆急です。

 

この段階では、オリジナルを堅持している 「アルファ・リゾート21」 。確か、運転席のシートはレカロで、オーディオはケンウッドだったんだよねぇ~。レカロは 「たぶん」 の範疇なんですけど、あの形、特にヘッドレストがレカロっぽかったし。ケンウッドのオーディオは私も同じのを装着していたからすぐに判りました。

1993年はもう、バブル経済は終息に向かっていましたけど、JRの 「スーパービュー踊り子」 と伊豆急の 「リゾート21」 と言うツートップを軸に、小田急+東海バスによる西ルート開拓と、あの頃の伊豆はバブルの恩恵を十二分に受けていました。