帯色のイエローを再塗装した後、帯をマスキングしてステンレスシルバーを塗装しました。今回は窓下の帯のマスキングに、アイズプロジェクトの2.5mmのマスキングテープを使うことにしました。これを使えば作業時間を短縮できるほか、車両によって帯の幅に誤差が出るのを防げます。

 

まず、車両の全長にわたって2.5mmのマスキングテープを貼ります。

 

ドア枠のモールドに沿って、カッターでマスキングテープをカットします。

 

幕板から上の部分は全体をマスキングしてしまいます。前面帯と乗務員扉も忘れずマスキングします。

 

ガイアカラーのステンレスシルバーを塗装。

 

マスキングを剥がし、KATOのE231系と並べてみました。上は蛍光灯、下は自然光を当てて撮った写真です。

写真だと伝わりにくいかもしれませんが、今度はKATOよりも赤みが強い仕上がりになってしまいました。塗装試験ではかなりいい色合いが出せたのですが、今回は塗り重ねる回数が多かったのか色が濃くなってしまったようです。黄色は隠蔽力が弱く下地色や塗り重ねる回数によって発色が大きく影響されるので、塗装の難易度が高いです。

 

KATOの帯色が絶対正解というわけではないので、今回の作品単体で見て違和感がなければ良いと考えることもできますが、単体で見てもやはり赤みが強くなりすぎたように感じます。

 

大雑把な性格の人なら「ちょっと違うけどまあいいか~」で済ませられるかもしれませんが、私はどうしても気になってしまいます。もはや、塗装の出来栄えそのものより、完璧主義な自分の性格に悩んでいます…

 

再びIPAのプールへ。塗装のやり直しにはさすがにもううんざりしていて、投げ出したい気持ちもあるのですが、この車両を作るために種車を買い集めたり、パーツやインレタを買ったりと、結構な投資をしています。ここで投げ出したらその投資が無駄になってしまうため、簡単にあきらめるわけにはいかないのです。