寄り道を終え、いよいよ知床半島へ入っていきます。
車窓左側に見えるのはオホーツク海。
空と海の境界線が曖昧になっています…
明日もこんな天気にならないか心配です…
しばらくすると有名なオシンコシンの滝の駐車場が現れました。
車を止め、さっそく見に行きます。
駐車場脇の階段を登っていくと、すぐに滝が現れました。
知床八景の一つ、オシンコシンの滝。
落差50m、日本の滝百選にも選ばれている滝です。
幼い頃にここには来たことあるらしいのですが…全く記憶にありません…
雨のせいなのか、滝のせいなのか階段の上の方は霧がかかっていました。
もう少し登ってみます。
滝が二条流れ下る様から双美の滝と呼ばれているそうですが、 私が行ったときには水量が少ないのか "単美の滝"となっていました(笑)
とはいえそれでも流れ落ちる水の量には圧倒されます。
ちなみにここ、ほぼ海岸近くにあるので、滝から流れ出た川はすぐ海へと流れ込みます。
オシンコシンの滝の名前はアイヌ語で「そこにエゾマツが群生するところ」を意味する「オ・シュンク・ウシ」が由来。
滝の源流の川の名前はチャラッセナイ川。同じくアイヌ語で「チャラチャラ流れ下る川」からついた名前だとか。
チャラチャラ流れる、とは…?
オシンコシンの滝を後にし、国道344号線をさらに走ります。
今日の宿泊地・ウトロ地区に入りましたが宿に入るにはちょっと早いので、まずは道の駅へ。
道の駅うとろ・シリエトク。
シリエトクとは「大地の突端(行き詰まり)」を表す言葉で、知床の語源ともなっています。
中に入ってみます。
少々お土産品を見て回ります。
情報コーナーには知床の情報が載った掲示板があって…
それを眺めていると、
サケ・マスが遡上中なのだとか…!
しかもこの近くで見られるらしいということで、行ってみることにしました。
道の駅、なかなか便利です。
サケの遡上を見る前にまずは明日乗る予定の知床観光船のりばを探しておきます。
道の駅を出てすぐにのりばは見つかりました。
見ると港には知床観光船の姿が。
実はこれ、2月に乗った流氷観光砕氷船と同じ「おーろら・おーろら2」。
右側の「おーろら」とは約7ヶ月ぶりの再会です。
そのときの様子↑
明日乗りに行くのが楽しみですね!
ちなみにこの場所、振り返ると…
ゴジラがウトロを襲っている…!?
その名も「ゴジラ岩」といってウトロの名物になっています。
近くにはそれにちなんで「ゴジラの手湯」なんてものもあります(笑)
それでは、そろそろ移動してサケの遡上を見に行きます。
道の駅の情報にあったのはこちら、ウトロ温泉バスターミナル横の川。
本当にこんな普通の川にいるのかな…と思って見てみると…
なにやら大きい魚の群れが…
これは…間違いなくサケ(マス)です!
水路で放し飼いになっている鯉並みに大量にいますね…こんなに簡単に見えるとは。
川には小さな堰があって、時折サケたちが上流へ向かおうとぴょんっと堰を飛び越えようとしています。
失敗することのほうが多いのですが、それでも果敢に向かっていく姿は思わず応援したくなります。
成功したときは小さな感動を覚えます…!
北海道の自然を満喫している…そんな満足感に浸って宿へと向かいます。
今回泊まるのはこちら。「ホテル知床」です。
なかなか雰囲気のいいホテルです。
フロントの隣には知床観光船の運行状況がボードで示されています。
明日の朝見に来ないと…
手続きを済ませ、シカに出迎えられてお部屋に向かいます。
お部屋からは海まで一望…!
相変わらず天気が悪いですが…
ウトロ市街と比べてけっこう高台にあるんですね。
先にお風呂へ向かいます。
露天風呂からも同じ眺め。だんだんと暗くなっていく景色を楽しみました。
夕食の時間になったのでお食事会場へ。
COVID-19にも負けず、バイキング形式での実施です。
ただ、感染対策はきっちりされており、マスク着用・料理を取りに行くときはビニール手袋着用が徹底されていました。
北海道といえばカニ…!
鶏ザンギ…!
7月くらいに小倉駅前アイムの「ほっかいどうマーケット」で「知床鶏のザンギ」を食べて北海道に想いを馳せていましたが、まさか本場で食べられるとは…
そして、ここの目玉はこちら。
北海道の海の幸がたっぷり載った海鮮丼です…!
具材を選んで注文するとスタッフの方が作ってくれます。
サーモンといくらで親子丼…!
大満足の夕食でした!
デザートもしっかり。
食後はもう一回お風呂に入り、ロビーでゆっくりした後早めに就寝。
明日に備えます。
予定が大きく狂うことになるのも知らずに…
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