私「三好 鉄道」は今年の9月11日から13日まで、
「北海道(道北・道央エリア)」
と旅したのですが、「北海道(道北・道央エリア)」を旅して私が一番印象に残ったのが、2日目(9月12日)のお昼に立ち寄った、宗谷本線名寄駅から南へ歩いて20分ぐらいのところに野外展示されていた、
「SL排雪列車『キマロキ』」
ですが、「キマロキ」とは、
蒸気機関車(9600型)の「キ」
マックレー車(かき寄せ式雪かき車:キ911号機)の「マ」
ロータリー車(回転式雪かき車:キ604号機)の「ロ」
そして最後尾の蒸気機関車(D51型)の「キ」の順に連結され、それらの頭文字から名付けられた編成のことあります。
雪の多い北海道、東北、北陸地方では通常
「ラッセル車」
という除雪用車両を使って除雪を行うのですが、「ラッセル車」に押し退けられた線路脇の雪壁が高くなると、除雪作業中に崩れ落ちて動けなくなる事もあったため、豪雪時に線路脇の雪壁を崩して、線路から離れた場所に投雪する目的で運行されたのが、
「SL排雪列車『キマロキ』」
だったのです。
しかし、時代の変化と共に昭和50年12月に全国にSLの姿が消えましたが、名寄市は北国の鉄路を豪雪から守ってきた「SL排雪列車『キマロキ』」の雄姿を残したいと国鉄(現:JR北海道)から無償貸与を受け、翌年(昭和51年)10月末に名寄公園北側の入口付近に新たなレールを敷設して展示保存を始めました。
その後、平成元年4月に名寄本線(名寄~遠軽、138.1㎞、中湧別~湧別、4.9㎞)が廃止になると名寄公園の拡張と市立北国博物館の建設が行われ、4年後の平成5年に旧名寄本線の線路上に車両を移設し、現在に至っているのですが、この「SL排雪列車『キマロキ』」が展示されているのは、全国で
「北海道名寄市」
だけであり、名寄市民にとっては
「大切な財産の誇り」
でもあるのです。
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