JR東海と西日本のグレー台車 | 鉄道きさらんど

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奈良線用のうぐいすいろの103系、それも初期の面影を残す低運転台仕様のが全検を通ったと話題になっている。しかも変わった点としては台車やスカートが黒からグレー塗装にかわったこと。JR西日本もこれより前から国鉄型のグレー台車化を進めているが、台車やスカート等をグレー塗装にしているのはなんといってもJR東海。自社発注の車両はもともとグレー塗装だが、国鉄型も黒からグレー化したのが他のJRにはない特徴。

 

JR東海の国鉄型のグレー塗装化はいつから始まったのかと思い調べてみた。徳田耕一氏の『東海の快速列車117系栄光の物語』(JTBキャンブックス)には1994年3月から「全車両の床下機器・台車を黒から灰色(グレー)に変更。117系はS4編成から施工」(77頁)とのこと。ところでわざわざグレーにする理由は?と調べているがわからない。