2020年11月7日にラストランを終えて戦線離脱した30号車。本来ならあと1〜2年は頑張れるクルマでしたが大幅な減便のため、比較的長生きをする遠州鉄道バスは通常なら車齢20年を超える1999年式までの経年車ミッションで大規模修理を要する577号車ほか数輌を含めてこの秋、20輌余りの大量廃車となりました。尚、今年秋の新車導入は貸切、高速バスを含めありませんでした。

現役当時の30号車
浜松200か‥30
三菱KC-MP747M(1999年)
さなる台線 かじ町ー教育文化会館
かむろ様提供
1999年に同時新製配置されて一緒に南営業所を離れず頑張っていた27号車は2020年4月にひと足先に引退し、残った30号車ラッピングバスでもあり先述の通りあと1〜2年は頑張れると思っていましたが…

コロナ禍は、ラッピングバスだからとか関係なく不具合や経年車を分け隔てなく廃車へと追いやります。
廃車準備中の3037号車と160号車
南営業所
2020年11月9日
ナンバープレートは付いているが、すでに料金箱ほかワンマン機器は撤去され幕式方向幕のフィルムは抜かれて"芯"のみが方向幕窓から覗いている。160号車もLED方向幕はあるが既に使用出来ず、整備センターから回送時に紙で"回送"と書いて南営業所へ送られて来た。
南営業所に並ぶ廃車群
2020年11月15日
浜松230あ3038
三菱KC-MP747M(1999年)
南営業所
2020年11月15日
1999年に3037〜3039までの3輌が舘山寺営業所へ新造配置されて舘山寺線を中心に活躍。指定ナンバー(しかも3000番台)なのは先に導入されていたマイクロバスとのナンバー重複を嫌い、本来なら浜松200か37・38・39となるところを改番されています。

浜松230あ3037
三菱KC-MP747M(1999年)
南営業所
2020年11月15日
ここには居ませんが、3039号車は2017年の大河ドラマ"井伊直虎"放映に際して直虎ラッピングバスとして注目を集めていました。
浜松200か‥31
三菱KC-MP747M(1999年)
南営業所
2020年11月15日
31号車32号車とともに生涯、三方原営業所で活躍した車輌です。同じく生涯南営業所で活躍したすっぴんとなった30号車と並んでいました。
浜松200か‥30
三菱KC-MP747M(1999年)
南営業所
2020年11月15日
1999年に27〜30号車の4輌が南営業所に新製配置されましたが、28・29号車三方原営業所へ移籍して27号車・30号車南営業所で活躍を続けました。30号車の最期は先述のブログの通りです。

浜松2000か・160
三菱KL-MP37JM(2001年)
南営業所
2020年11月15日
この車輌のみ、2001年式の三菱KL-MP37JMです。三方原営業所へ新製配置されて永らくサーラグループのラッピングバスとして親しまれていました。2007年2月に浜松南営業所へ移動し引き続きサーラグループの外装をしていましたが2020年10月に戦線離脱、整備センターへ入場し遠鉄カラーに戻って帰ってきました。

教習車(20号車)
もと浜松22か2733
三菱KC-MP317M(1997年)

教習車(10号車)
もと浜松22か2594
三菱KC-MP217M(1995年)
現在も教習車として活躍を続けているツーステップバス。最近は10号車は電気系統の不調やバス構造が変わった(ノンステップバスのようにスロープがないなど)ため、近々代替わりがあると噂されていますショボーン