グレー台車の103系を撮る(NS409) | Natural pathway

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JRメインで撮影していましたが、最近は近鉄などを撮影する機会が増えてきました。月1程度で記事を上げることを目標にしています。

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こんばんは。今回は久々に奈良線に103系を撮りに行きました。過去の撮影記録を見てると2018年1月が最後の訪問らしく、3年ぶりだったようです。

 

お目当てはグレー台車の103系です。「検査明けの103系?今更いいじゃん」という声も聞こえてきそうですが、時系列的にどれだけこの姿を楽しみにしていたかを説明します。

 

以前の吹田工場での検査時に古い車両ならだいたい黒色でそれ以外はグレーで床下機器や台車の再塗装が行われていました。近年では黒色には塗装せず、全てグレーで塗るようになりました。103系も例外ではなく、足回りやスカートがグレー塗装の103系が登場するのではないか?と期待が高まっていました。

 

しかし、そういう方針になった頃にはもう103系は奈良線の数本と和田岬線、播但線…など一部でしか残っておりません。その上、検査に入れば必ず全塗装するわけでもなく、検査内容に応じた必要な部分しかグレーに塗装されないため、中途半端な仕様のものがほとんどでした。103系は中途半端なまま全部廃車されて終わるんだろうなとも思いました。

 

そしてついに2020年12月1日。仕事終わりに見つけた構内試運転の目撃画像に衝撃を受けます。ついにほぼ完ぺきに足回りがグレーに塗装された103系が誕生したのです。

 

 

回6354M 103系NS409編成 吹田出場回送 

鴫野にて 2020/12/2

 

本線試運転は都合がつかずに諦め。まずは挨拶がてら出場試運転を撮影しました。しっかりとグレーに塗られたスカートが目立ちます。

そういえば、おおさか東線が全線開通してからの吹田出場は東線の新線区間を走行するみたいです。全線開通時点では奈良の6連の103系はすでに引退していましたので、叶わなかった「新線を走る103系を撮影する」も同時に実現することができました。(ちなみに103系の出場回送が新線を通るのは2回目らしいです)

 

12月4日に42Aとして運用に就き、順当に回れば土曜日に43Aで走行します。グレー台車はすぐにくすんでてしまうので速やかに撮影しなければなりません!前置きが長くなりましたが、この2日間に撮った写真を淡々と貼っていきます。

 

605M 奈良行き 山城多賀~玉水にて2020/12/5

 

この区間は12月5日の深夜に複線化に向けて線路切り替え工事が行われ、翌日の6日からは奈良方面行きは手前の線路を走行します。つまり、この写真は2日間しか見ることが出来なかった風景というわけです。(希少性はおいておいてもこういう時代に103系がグレーで出てきたという記録です)

 

618M 京都行き JR小倉~宇治にて 2020/12/5

 

この時期の京都方面行きと言うと殆ど撮影地がありません。(線路の走る方角とか影とか)短編成を圧縮するのはあんまり好きではないのですが、そういった事情や今回は汚れる前のグレー台車を撮ることが目的でしたのでOKです。

 

627M 奈良行き 玉水~棚倉にて 2020/12/5

 

色々撮った後に有名な場所で手堅く1枚。

 

 

1641M 城陽行き JR小倉~新田にて 2020/12/5

 

たまに写真を見る撮影地で1枚。ピカピカのスカート・台車、車番シールなし、低めの光線、指差しと色々好条件でいい写真が撮れたと思います。重たいレンズ持って行った価値がありました。この後に宇治川で適当に遊びカットを撮ってこの日は終わりました。

 

635M 奈良行き 棚倉~上狛にて 2020/12/6

 

翌日は前日の線路切り替えの運用変更の影響を受けるか心配でしたが、なんとか撮れそうな44Aに順当に流れてくれたので1発勝負で撮影に行きました。奈良線沿線とは思えないほどの人出でしたがなんとか立ち位置を確保して撮影することが出来ました。

 

本当に久しぶりの緑の103系で懐かしい気持ちになりました。やっぱり昔にそれなりに撮った車両を見ると気分があがりますね。時間が経つにつれて徐々に汚れていってしまうかもしれませんが、また気が向けば狙いに行こうかなと思います。

 

本日は以上です。