5月から連載を始めた「夏秋の石勝線~夕張支線」の旅日記も、今回が最終回。
実際には往復約4時間の旅ですが、あれこれ話が膨らみ、全16話になってしまいました・・苦笑
それでは乗り鉄旅、スタートです。
午後1時31分、追分駅1番ホームに夕張発千歳行普通列車(2628D)が到着。
停車時間が長いので(26分)、プラットホームに出てリフレッシュ&撮り鉄。
※写真1:キハ40も追分駅で一休み
でも・・飲まず食わずで約3時間・・
さすがに「ぼ~と」しているね。
あっ、いけない!まもなく室蘭本線に列車がやって来る!
うっかりしていた、走れ~
午後1時38分・岩見沢発苫小牧行普通列車(1468D)到着
午後1時40分・苫小牧行普通列車(1468D)発車
※写真2~5:石勝線は室蘭本線の列車と接続しています。
・・ということで、何とか撮影したものの、列車正面からの一枚を撮り忘れ・・泣
近くで撮影したら、きっとこんな感じなのだろう。
※写真6:室蘭本線を走る2両編成のキハ40(日高色・北海道色)(岩見沢駅)
午後1時57分、2628D・追分駅発車。
この旅も、いよいよラストスパートだ。
うたた寝することなく、最後まで楽しみたい。
※写真7・8:北海道と本州を結ぶ貨物輸送を支える室蘭本線。隣の2番線は貨物列車用?(進行方向右側後方)
キハ40はエンジン全開!
進行方向右側には室蘭本線。
室蘭本線との立体交差(跨線橋)を上り始めた。
そして右にやや傾き、大きくカーブ!
待ってましたこの瞬間!まるで新千歳空港から北の空へ飛ぶ離陸のようだ。(と、楽しんでいるのは、きっと私だけです・笑)
ここから後方をパチリ!
Wow~!
※写真9~14:石勝線名物!室蘭本線との立体交差(追分~西早来信号場)
立体交差を過ぎると、長~い直線区間が続く。
いいね~盛夏(7月末)の車窓の景色は!
青い空と色鮮やかな大地は、これぞまさに北海道!
※写真15:当たり前の風景に最高の贅沢を感じます(進行方向右側後方・追分~西早来信号場)
トンネルを抜けると、そこは人の気配のない西早来信号場。
蝉の大合唱を聴いていたいが、列車交換がなく通過・・残念。
※写真16:帯広発札幌行「特急スーパーとかち4号」と往路で列車交換した西早来信号場(進行方向右側後方)
うわ~広い小麦畑だな~
このような車窓の景色を、今まで見たことがあっただろうか?
夏は曇天が多い、このエリア。
今日、旅に出てよかった!
※写真17:記憶に残る車窓の景色(西早来信号場~駒里信号場)
駒里信号場を通過したキハ40は、快速列車のようにスイスイ進む。
何と!JR北海道さん発行の記念切符「北の大地の鉄道車両・道央花の恵み号」も、ここを走るシーン。
※写真18:この旅を思い出す記念切符です(駒里信号場~南千歳)
私もここでキハ40を撮影しよう!と思ってカメラを向けたら、やって来たのは、あれ?キハ150!(2019年8月末)
夕張支線廃止後、函館本線・山線から石勝線に活躍の場を変えたんだね。
運良くジェット・スター機とキハ150のツーショットをパチリ!
※写真19~21:記念すべきキハ150との初対面on石勝線(駒里信号場~南千歳)
新千歳空港から北へ離陸する日は、多くの旅客機がこの上空を北から南に旋回。
次の動画では、ロングレールを滑らかに走るキハ40通過後、上空を飛ぶジェット機が「音」で登場します。
(撮影時間:40秒・9月中旬)
※写真22:秋の七草「ススキ」に、深まる秋を感じる石勝線(9月末)
緑色から茶色へ変わる秋の色彩・・晩秋は近い。
カラス君もキハ40を見送っているかも?
※写真23:晩秋を走るキハ40。もうすぐ初雪が訪れる。(10月末)
2628Dを追ってくるのは、釧路発札幌行「特急スーパーおおぞら6号」。
※写真24・25:この光景も2022年3月まで・・残念(9月中旬・11月上旬)
さて、乗り鉄を続けよう。
進行方向右側に、大きなレンタカー・ステーションが出現。
新千歳空港に到着した観光客がここからレンタカーで旅を始めると思うが、鉄道の旅もいいですよ。
※写真26:この景色を見ると「札幌圏に入った!」と感じるね。(進行方向右側後方・駒里信号場~南千歳)
列車は減速し右へ大きくカーブ。北海道の大動脈・千歳線と合流。
非電化・単線もここで終わり、楽しかったローカル線の旅から現実に戻ってしまった・・泣
ちなみに隣の線路は新千歳空港線(2.6km)。
新千歳空港駅と札幌駅を37分で結ぶ「快速エアポート」が頻繁に走ってます。
※写真27:主要幹線との合流地点(進行方向左側後方・駒里信号場~南千歳)
午後2時13分、南千歳駅に到着。
※写真28:キハ40の顔は前方のバックミラーをご覧ください。(南千歳)
南千歳駅を発車したキハ40の走りは、ここまでの疲れを癒すように穏やか。
千歳駅までは僅かな時間ですが、旅を振り返る大切な時間となりました。
※写真29:まもなく旅も終わりか・・(南千歳~千歳)
午後2時18分、千歳駅到着。
あ~着いてしまった・・
旅のお供をしてくれた「キハ40・1763」に一言~お疲れ様でした~
このサボも来年(2019年)3月まで・・泣
※写真30・31:引退間近を囁かれるキハ40。この姿もエンジン音も記憶に残しておこう。
あっ、そうだ!旅の記念に千歳駅の「わがまちご当地入場券」を買っておこう!
と、思いながら忘れてしまい後日購入。かなり疲れていたかも?
※写真32:ブルーヘッドの「キハ261系・特急スーパーとかち」が表紙を飾る、貴重なご当地入場券(駒里信号場~南千歳)
石勝線~夕張支線の旅は、「自然あり」「歴史あり」「様々な列車あり」「寄り道あり」と、とても内容の濃い旅となりました。
曇天続きが一転、抜けるような青空に恵まれ、きっと忘れることのない旅になるでしょう。
あと何回乗れるかな?
また、ぶら~り乗って、この旅を楽しみたいですね。
※写真33:ありがとう~夕張支線~
(終わり)
※追伸
「北海道ローカル線旅日記!夏秋の石勝線~夕張支線」をご覧いただきまして、ありがとうございます。
新型コロナウイルスの第3波が押し寄せ、今は思い通りの旅が難しい環境ですが、いつかこの苦難を乗り越える日が来ることを願っています。