布施駅を10時44分に発車し、河内山本駅には10時58分の到着。ここで信貴線に乗り換えます。信貴線河内山本信貴山口間のわずか2.8kmの路線。途中駅も服部川駅1つのみとなっています。

 

 

 

この信貴線、線内折り返しの2両編成の列車が日中は20分間隔にて運行されており、今度の発車は11時11分。まずはこの列車に乗り、唯一の途中駅服部川駅へ向かうことにします。

 

 

両駅間は2.0km、わずか3分で服部川駅に到着です。

 

 

 

設備は最小限の1面1線。次の列車到着までベンチに座り、のんびり待つことにします。

 

 

今後の行程の確認などで時間をつぶし、やってきた列車に乗り終点信貴山口駅へ。

 

 

 

 

これで無事信貴線全線全駅制覇となりました。ここから先、ケーブルカーの西信貴鋼索線高安山駅まで延びており、私の持つフリーきっぷでも利用可能となっていますが、今回はおとなしく引き返すことにします。いずれまた乗りに来る機会もあるでしょう。ちなみに同じ近鉄生駒線には、『信貴山下駅』なる駅もあり、わずか1文字違いということから、利用客の混乱を招くこともあるとのこと。どちらかが改名すれば解決するのでしょうが、何をするにもコストのかかる昨今、一筋縄ではいかないのかもしれません。

 

信貴山口発11時35分の列車ですぐに河内山本駅に折り返し、すぐに接続する11時46分発の大阪上本町行き普通列車に乗り、今里駅には12時06分の到着。

 

途中の弥刀駅では、およそ9分の停車時間の間に一気に3本の速達列車に抜かれました。平均して3分間隔という、新幹線や山手線並みの運行本数に驚きです。ちなみにそのうち一本は、今年の春デビューしたばかりの新型車両『ひのとり』で、3月末の初乗車以来久々に見るその鮮やかな車体に、もう一度乗りたくなる衝動に駆られてしまいました。近いうちに、ぜひ実現させたいと思います。

 

 

 

今里駅からは大阪市内に入ります。ここまで来ると、完全に駅の周囲の風景もゴチャゴチャとした都会的なものに変わり、とても賑やかな雰囲気となります。

 

今里発12時15分の列車に乗り、お隣鶴橋駅へ。

 

 

鶴橋駅JR大阪環状線大阪メトロ千日前線と接続する、近鉄屈指の利用客を誇る駅。ホームもご覧のように、かなりの賑わいです。『密』を避け移動し、地下鉄方面へ向かいます。駅周辺はコリアンタウンとしても名高く、多くの韓国料理店や焼肉店が軒を連ねています。ちょうど昼食時ということもあり、あたりは香ばしい香りが立ち込め私を誘いますが、ここでの食事はパス、先を急ぐことにしました。

 

鶴橋駅からは、大阪メトロに唯一残る未乗路線千日前線を、終点野田阪神駅まで一気に乗り通します。といっても鶴橋駅以西南巽駅までの区間は完乗済、ということで今回は時間の関係上割愛。

 

 

せっかくの未乗路線でしたが、睡魔に負けほとんどの区間を寝て過ごすこと17分、終点野田阪神駅に到着し、無事千日前線及び大阪メトロ全線完乗達成となりました。

 

 

 

 

ここから阪神本線野田駅は目と鼻の先。この後は阪神電車神戸方面へ向かうことにします。