閑話小話 249 中央東線の名列車 急行「アルプス」

皆さま おはようございます

今日は早朝より出社しております。。。さすがに眠いですね。
車のイベントですので、スタッフの皆さんは寒い外で頑張っておられます。
眠いなんて言っててはいけませんね~(笑)

さて今回ですが、中央線で活躍した急行「アルプス」です。
新宿ー松本間を結び登山客・スキー客に愛された名列車でありますね。

急行「アルプス」

元は1940年代にまで遡り愛称なしの準急列車でありました。1950年に「アルプス」と命名され夜行列車として運行されています。1960年には気動車(キハ55)が投入され、新宿ー松本間を客車時代は6時間以上掛かったいものが4.5時間で結ぶようになり、大幅な時間短縮につなげています。

中央東線では気動車が大きく威力を発揮したことから、更に増発や急行格上げが図られキハ58系が投入されています。中央東線は小海線や飯田線、富士急線(私鉄)への分岐があることから、多層建てとされることが多く、キハ58系も2-3列車が併解結される運用が取られました。富士急のキハ58001/58002が併結されるとインパクトが大きかったようですね。

そしてついに1964年には上諏訪まで電化され、165系が投入され急行「たてしな」として運行を開始します。翌年には松本まで電化が完了し満を持して「アルプス」も165系化されます。相次ぐ電車化でキハ58系は影が薄くなってしまい、富士急のキハ58001/58002は撤退し有田鉄道へ譲渡されています。

特急「あずさ」は「アルプス」を格上げし1966年に登場しました。が、10数本設定されていた「アルプス」に隠れた存在となっていました。しかし、特急の登場により急行の存在意義が問われ始め、徐々に「アルプス」を吸収し本数を増やし、1986年には夜行1本のみとなってしまいます。165系が撤退し183系化されたことから山のイメージはなくなってしまったと言えるでしょう。そして2001年にE257系が投入されると季節列車にまで格下げされていた「アルプス」は廃止となりました。

50数年にも及ぶ長い間、中央東線の名列車として山男達に愛されました。

気動車時代はTOMIXから決定版が

「アルプス」と言いますと165系を連想する方が多いと思いますが、非電化時代のキハ58系が爆走していたころを再現してみたくなりました。TOMIXが専用編成を製品化していますので入手しています。富士急のキハ58001/58003を併結し12連で走らせると圧巻です。山岳路を駆けるため、キハ58/65を中心とした編成で2エンジン搭載のキロ58が2両組み込まれているのが特徴でしょうか。電化後もしばらく運用されていましたから、電化複線区間を走らせても違和感がないのはいいところですね。

室内灯は雰囲気重視でTOMIX純正を奢りました。無塗装の座席パーツが目立ってしまうのでマステで座席を表現してあげたくなります(撮っていて気付いてしまった)。ウェザリング等それ以上の施しはしない予定です。TOMIXのキハ58系は造形が素晴らしいので安心して見ていられますね。

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現在の中央東線には特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」が運行していますが、そこに「アルプス」の名がないのは寂しいですね。夏・冬のいい時期に季節列車として復活することを期待しています。

E353系やE257系で運行されたら面白そうですね!
また、E353系の付属編成を活用して飯田線に乗り入れたら・・・妄想が拡がります(笑)

今回はこの辺で・・・
次回もお楽しみに~

コメント

  1. クモハ489-901 より:

    おはようございます。
    今日は会社はお休みなのですが、
    12月の日曜日は出勤の確率が高いのですが、今日は休みです…。(笑)
    日本の国道は昭和30~40年代は、
    「酷道」と呼ばれるくらいでしたから、山間部へ向かう列車は速達性が高いので重宝されたと思います。
    キハ58系は誰でも好きになれる形式ですよね。屋根の水タンクの有無で、28か58が解ったり、窓の特徴や
    前面の形状で65や1100番台が解ったりと、楽しい形式です。どこで連結しても解結しても楽しい車両は、
    今はそうそう無いですね…。(笑)
    外でのお仕事、体温調整に留意して頑張って下さい。

    • クモハ489-901さま

      こんにちは
      コメントありがとうございます

      キハ58系には馴染みがなく詳しくないのですが、
      気動車の名車ですし機器的なところに興味が湧きます。
      今の時代でも使用されるくらいですから基本設計がいいのでしょうね!