NO.2405 883系「鬼滅の刃」・415系トップナンバーも撮影、今回訪問時撮影黒崎駅現況の姿 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 北九州市の西側の中心駅でもあります八幡西区の黒崎駅は、駅の西側に「コムシティ」と言った商業施設、北側には工場も見られているなど、まさに中心駅としての姿が見られております。

 

 最近では、黒崎駅の東側に隣接しておりました黒崎井筒屋が閉店しておりましたが、それでも利用者は北九州市の駅の中では小倉・折尾各駅に次いで多く、JR九州の駅別ランキングでも第6位に入るなど、利用者が多い事が伺える所でもあります。

 

 また、黒崎駅は鹿児島線のみの駅ではありますが、それでも筑豊線からの直通路線でもあります「福北ゆたか線」の乗り入れ列車も上の画像2にもありますようにこの駅で折り返す列車もありまして、現在折尾駅が小倉・黒崎方面からの乗り換えに一旦改札口を出まして「鷹見口」へと行かなくてはいけない事もある事から、特急停車駅でもある事もありましてこの駅で乗り換えられる方もいらっしゃるのもこの駅の特徴でもあります。

 

 

 さて、今回の訪問時にはこの黒崎駅で様々な列車などを収める事ができておりまして、この中にはこれまで収めておりませんでした大分車両センター所属の883系電車「ソニック」の「鬼滅の刃」ラッピング車両、さらに3月から同じく大分車両センター所属となっております415系1500番台電車のトップナンバー車両、そして4月に廃止されました「大牟田貨物」なきあとの貨物側線の姿も収める事ができておりましたので、これらを併せまして皆様にご紹介してまいります。

 

 

 まずは、改札口からホームへと行く所にあります「黒崎神社」の「おみくじロボット」であります。この「黒崎神社」と言いますと、この黒崎駅の北側にあります安川電機が製作しましたロボットが、転がるボールを巧みな動きでレール部分をロボットが支えながら転がしていくものでありまして、下に転がった所で運勢を見る事ができるようになっております。しかし、現在はタッチパネルの部分が「新型コロナウイルス」によります感染拡大のため休止している事もありまして、ロボット自体も「長期休暇」という事になっております。

 

 (「新型コロナウイルス」によりまして休止している事を表す貼り紙)

 

 

 ここからは、黒崎駅ホームで収めておりました模様をご紹介してまいります。この黒崎駅と言いますと、旅客ホームは2面4線となっておりまして、鹿児島線のホームは1番ホームが博多方面、2番ホームが小倉方面、鹿児島線の貨物列車も通過しております3番ホームが「福北ゆたか線」直通の直方方面、4番ホームが「福北ゆたか線」直通の小倉方面が停車しておりまして、画像2にもありますように3番ホームでは折り返しの列車も見られております。

 

 

 まずは、門司港行きとして2番ホームに入ってまいりました、415系1500番台電車のトップナンバー車のFo1501編成であります。この編成は、3月までは南福岡車両区に所属していた事もありまして、FM1501編成でありましたが、大分車両センターの415系電車の鋼製車(Fo104編成)の離脱によりまして、FM(→Fo)1521編成とともに大分車両センターに転属しております。

 

 この編成は、これまでもご紹介しておりますように、平成20年にJR東日本から移籍しました編成でもありまして、移籍当初は南福岡電車区(当時)、その後小倉総合車両センター門司港派出、そして検修機能廃止に伴いまして再び南福岡車両区に戻りますが、ご紹介しておりますように大分車両センターに転属するに至っております。したがって、JR九州にやってきましてからは「北ミフ」→「本ミフ」→「本コラ」→「本ミフ」→「分オイ」と変更履歴も見られております。

 

 私自身も、大分転属となりましてからは初めて収めておりましたが、それでもこのように鹿児島線の運用に就いている訳でもありますので、見る機会も多いのではないかとも思います。特に、大分車両センター恒例の運用ともなっております小倉・門司~下関運用の場合でしたら頻繁に関門トンネルを通る運用にもなりますので、距離も短い分見る機会・収める機会も多いのではないかとも思いますので、今後はそう言った姿にも当たれればとも思っております。

 

 

 次は、同じく2番ホームに入線してきておりました、同じく大分車両センター所属の883系電車AO16編成で運行の大分行き特急「ソニック」であります。この編成と言いますと、現在映画の「無限列車編」が大人気となっておりますアニメ「鬼滅の刃」のラッピングを施している編成であるのが特徴でありまして、今回詳しく収める事ができておりました(これまで撮影機会はありましたがいずれも失敗しておりましたので・・・)。

 

 「鬼滅の刃」ラッピングと言いますと、最も知られている編成としまして、全面ラッピングが施されております南福岡車両区のSM10編成が特に注目されておりまして、入線するごとに撮影される方々の姿がよく見られている事はご覧の皆様もご存知の事と思います。

 

 このラッピング車両に関しましては、当ブログでも番外でもご紹介しておりましたが、5人の主要キャラクター、そして6種類の模様が車体に描かれておりまして、そう言った事もありましてより注目される編成であるのが特徴でもあります。今回北九州訪問に行く前に博多駅でこの編成を収めてもいましたが、この時も向かいのホームに停車しております列車から収められる方もいらっしゃいましたし、ホーム上でも多くの方々が撮影される方もいらっしゃいまして、人気がまだまだある事が伺わせておりました。

 

 (1号車、竈門炭治郎(かまどたんじろう)、クロハ884-10)

 

 (2号車、竈門禰豆子(かまどねずこ)、モハ885-203)

 

 (3号車、我妻善逸(わがつまぜんいつ)、サハ885-303)

 

 (4号車、嘴平伊之助(はしびらいのすけ)、サハ885-10)

 

 (5号車、煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)、モハ885-10)

 

 

 一方、こちらは883系電車AO16編成での「鬼滅の刃」ラッピングであります。この883系電車AO16編成のラッピングに関しましては、ステンレス車体ではなく885系電車のようにアルミ車体となっております増備車両の4号車・5号車にラッピングが施されておりまして、編成全体にはラッピングが施されておりません。また、煉獄槇寿郎以外885系電車の編成にありますキャラクターの姿は見られておらず、それ以外の8人のキャラクターのラッピングが見られているのが特徴でもあります。

 

 では、進行方向から5号車からご紹介してまいります。左から、冨岡義勇(とみおかぎゆう)・宇髄天元(うずいてんげん)・伊黒小芭内(いぐろおばない)・不死川実弥 (しなずがわさねみ)・悲鳴嶼行冥 (ひめじまぎょうめい)のキャラクターが見られております。

 

 そして4号車では、左から甘露寺蜜璃 (かんろじみつり)・時透無一郎 (ときとうむいちろう)・胡蝶しのぶ (こちょうしのぶ)、そして煉獄槇寿郎(れんごくしんじゅろう)の各キャラクターの姿が見られておりまして、これらラッピングを見ましても、正直885系電車からしますと寂しい所ではありますが、それでもキャラクターの姿が見られている分この2両に関しましては目立っているのでは?とも思ったほどでした。

 

 こうして、約1分近く停車しまして「ソニック」は大分駅へ向けて発車して行きました。正直、この撮影を黒崎駅3番ホームからされている方も私だけでしたので、撮影しやすかったのが良かったでしょうか。そんなこの「鬼滅の刃」ラッピングも、883系・885系各電車とも今年いっぱいまでの予定との事でもありますので、まだ撮影されていない方はお早めに撮影されます事をお勧めします。

 

 

 そして、黒崎駅で見られるものとしますと貨物列車ではないかと思います。この黒崎駅では、一部を除きまして画像のように福岡方面が3番ホームを、北九州貨物ターミナル方面が4番ホームを通過しております。

 

 ちょうどこの時には、定期列車で全車空のコンテナの通称となっております「フレームライナー」が黒崎駅を通過しておりまして、福岡貨物ターミナル駅へ向けて高速で通過して行きました。と言いますのもこの日は休み明けでもありましたので、そう思いますとこのような姿もわからなくはない所でもありましたでしょうか。

 

 

 さて、この黒崎駅と言いますと、現在は黒崎駅の構内扱いとなっております旧西八幡駅の所に、日本製鉄九州製鉄所(旧称・八幡製鉄所)からの授受線がありまして、それから黒崎駅まで戻りまして各地へ発送するレール列車も見られております。このレール列車も、他にはJR九州向けの「工臨」としての運用も存在しておりまして、JR貨物の機関車が牽引して運行する場合とJR九州の機関車が牽引して運行する場合と違った姿が見られております。

 

 

 さらに、ほぼ毎日のように運行されておりましたのが、大牟田~北九州貨物ターミナル駅間の「大牟田貨物」でありますが、末期には復路の1152レにおきまして銀色のタンクコンテナ(通称・「銀タンコ」)が積載されました貨車を入れ替えまして運行されておりまして、駅の北側にあります三菱ケミカル黒崎事業所で生産されました濃硝酸を黒崎駅より北九州貨物ターミナル駅まで運行、翌日の1151レで大牟田駅まで運びまして、そして復路の1152レで返空の形で黒崎駅まで戻るようになっておりました。

 

 (「銀タンコ」の編成)

 

 この三菱ケミカル黒崎事業所~黒崎駅間では、画像のD353形入換機関車、予備機としてD352形入換機関車が活躍しておりまして、画像からもわかりますように黒崎駅の側線をいっぱいに使う姿が見られておりました。しかし、この濃硝酸輸送廃止後は従来のコンテナ向けの輸送は引き続き臨時貨物列車として不定期として運行するに至ってはいるものの、それでも個数もそう多くはない事からあまり見られなくなってしまっております。

 

 (最も北側の側線に待機するD353形入換機関車)

 

 

 今回訪問時の黒崎駅の側線です。黒崎駅の側線は、画像のように4本が設けられておりますが、このうち最も北側にあります側線が使用されていないようでありまして、錆が見られるようになっておりました。

 

 こちらは、ホームから見ました黒崎駅の側線であります。現在主に発送しておりますレール輸送列車に関しましては、4番ホームの本線から北側3本は使用されているようであります。しかし、「大牟田貨物」が運行されていた頃としますと使用頻度も少なくなっているでしょうから、雑草も見られるのがお分かりいただけるのではないかとも思います。

 

 

 今回は、今回訪問時に黒崎駅で撮影しました模様をご紹介しましたが、特急・快速・普通各旅客列車あれば貨物列車も見られている訳でもありますので、この駅の存在も大きい事が伺えます。特に今回に関しましては415系1500番台電車のトップナンバー、さらに883系電車「鬼滅の刃」ラッピングまで収める事ができていた訳ですので、様々な姿が見られた・収める事ができたのも良かったでしょうか。本当に、貨物列車に関しましては発着列車を収める機会が少なくなった事は否めませんが、それでも発着列車は見られる分、この駅の存在は大きいのかなと思わざるにはいられない所ではあります。