「Smart BEST」はJR西日本やJR四国の非電化区間で試運転を行なっています、しかし、この車両は分類として電車なのか、気動車なのか！新聞記事やネットの書き込みでは、バッテリー搭載電車とか気動車に分類されるのではと？色々な意見があるようです。技術的、専門的な事ですが皆様のご意見をお聞かせ下さい。
[Smart BEST]の開発会社である近畿車両のホームページによると「当社は、非電化路線向けの充電型バッテリー電車[Smart BEST]を開発、制作しました。」と記入してありました。
四国徳島で試運転を行う「Smart BEST」
一般的な電車は架線から電力を取り入れて、それを動力して走行するのが電車、ディーゼルエンジンを動力として走行するのが気動車、と定義すると[Smart BEST]はディーゼルエンジンの動力で発電機を回し、その電力を蓄電池に充電して車両の電動機(モーター)の動力で走行する。[Smart BEST]は元の動力はディーゼルエンジンであるが、そのエンジンの動力で直接、走行していません、発電した電力でモーターを回し走行する、さて気動車か電車か？。
JR貨物の機関車にディーゼルエンジンで発電して、その電力でモーターを回し走行する機関車はDF200形がありますが蓄電池は搭載していません、分類はディーゼルエンジン機関車です。
JR貨物の機関車にディーゼルエンジンで発電して、その電力でモーターを回し走行する機関車はDF200形がありますが蓄電池は搭載していません、分類はディーゼルエンジン機関車です。
「Smart BEST」の運転台！
『架線があってもなくても走行可能なリチウムイオン蓄電池駆動の電車』 この充電型バッテリー電車の概要は以下の通りです。
「Smart BEST」は大容量のバッテリー電源で駆動走行します。バッテリーが放電した分だけを小型のエンジン発電機により効率よく充電します。そのため、１両あたりのエンジン出力は従来の気動車の１/３から１/４程度の大きさにすることが可能です。このことにより、エンジンの騒音･振動や排気ガスが軽減され、燃費も大幅に向上します。充電はバッテリーの残量を常時モニタリングしながら、走行状況に応じて最適に行います。
従来の電車は回生電力を架線等に戻しながら活用する省エネルギーシステムを有していますが、本車両は自ら発電し、かつ「減速ブレーキ」回生時の電力を自らのバッテリーに回収し、走行および補助機器（空調機、照明等）に使用する「エネルギーの地産地消」を実現しています。
本車両は発電のためのエンジンを搭載していますが、駆動は気動車と違い、モーター(主電動機)で行うため、電車と同等の加速･減速性能を出す事ができます。また、乗務員が操作する機器や配置も電車と同じにできるため、取扱い･操作や保守作業が電車と共通化できます。
従来の電車は回生電力を架線等に戻しながら活用する省エネルギーシステムを有していますが、本車両は自ら発電し、かつ「減速ブレーキ」回生時の電力を自らのバッテリーに回収し、走行および補助機器（空調機、照明等）に使用する「エネルギーの地産地消」を実現しています。
本車両は発電のためのエンジンを搭載していますが、駆動は気動車と違い、モーター(主電動機)で行うため、電車と同等の加速･減速性能を出す事ができます。また、乗務員が操作する機器や配置も電車と同じにできるため、取扱い･操作や保守作業が電車と共通化できます。
架線レス区間を電車並みに走行することが可能になれば、変電設備や架線が不要になり鉄道設備のコスト低減や、省エネルギーに貢献できます。 また、電化・非電化区内の相互乗り入れ等が可能になり、乗客の利便性が上がると共に円滑な車両運行ができます。更に、地上設備がシンプルになり、自然災害への対応能力が高くなります。
