皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

このブログは私の趣味から、車両のこと・走行写真・Nゲージともにキハ58系のネタが殆どを占めています。そこでたまには趣向をかえて他の気動車を見てみたいと思います。今回はKATO製キハ35系です。

 

KATO製キハ35系は模型再開後早いうち(今年の5月頃)に購入し整備済みで、いつかブログに公開するように写真まで撮っていましたが、キハ58系ネタが忙しくずるずると先延ばしになってしまっていました。今回は先日のKATO製キハ58系に触発され、KATO製の一般形気動車として登場してもらいます。

 

KATOは20世紀の間は唯一の一般型気動車を発売するメーカーとしてキハ20系やキハ40系を模型化していました。これらは汎用形式であり模型化するのはうなずけます。しかし21世紀にはいるとTomixさんからはキハ55系を皮切りにキハ10系、キハ20系、キハ45系そしてキハ40系と、全てHG仕様で模型化し、KATOを圧倒してしまいます。現在でもKATOではキハ20系・キハ40系が細々と生産されているものの、完全にTomixに軍配が上がる状況です。競合するキハ58系はKATOさんも完全リニューアルされ現行の水準になりましたが、その他はその気配もありません。そんな中、唯一Tomixと競合しない製品が、キハ35系です。正確にはTomixさんからは旧「エンドウ」の製品を引き継いだ「ブラスシリーズ」が発売された事がありますが…。

 

↑現在の他のNゲージと同水準の製品と言えるでしょう。

 

全体的なプロポーションや細部の表現、別パーツになったジャンパ連結器など、水準の高い製品になっています。

 

しかし、この車両はボディーマウントナックルカプラーを装備しており、当時他のKATO製気動車と連結するには相手をKATOカプラーにしなければなりませんでした。また、後に発売されたキハ58系はボディーマウント密自連を装備しており、こちらもそのまま連結できません。連結するにはキハ58側を別パーツに交換してナックル化しなければなりません。

 

以前KATO製キハ58系をTN化した際にも書きましたが、気動車は同一形式でのみ編成を組むわけではなく雑多な気動車が混結することは多く、特急型を除く各形式は互いに混用が可能でした。そう考えると、Nゲージでも特急型・新系列以外の気動車を混結可能にしようとすると、TN化する以外に効率的な方法はありません。なぜならこの分野のシェアではTomixさんに完全に軍配が上がりますから。

 

ということで、うちではKATO製キハ58系以外にもキハ35系においてもTN化を行っています。

 

↑Tomix製のキハ40系・キハ45系用のJC6352を使用し、台車と干渉する部分を一部カットしてビス止めしています。ビス止めの際は、TNに元々ある穴を使ってそこにビスを通しています。なおナックルカプラーのパーツに乗務員ドアステップがありますので、これは切り取って床下に貼り付けます。

 

↑後位側はコストダウンのため、Tomixの汎用密自連の0374をビス止めです。エアホースの表現がありませんが、妻面だから良しとしています。気に入らない方は前面と同じくJC6352などを使うと良いでしょう。

 

KATO製キハ58系の場合はTNを前位側床板に直接ビス止めすると少し浮いた感じになり、更にスノープロウを取り付けると位置が低すぎてレールと当たってしまう場合がありました。そのため床板を切ってTNを埋め込むような感じで取り付けましたが、キハ35系の場合は今のところスノープロウを取り付ける計画も無いし、特に問題が無いのでそのまま床板にビス止めです。なのでとても簡単です。

 

↑TN化してジャンパケーブルを取り付けました。もう完璧です。これでTomix製の数多くの一般形気動車と併結できます。

 

↑写真はキハ36ですが、キハ35も連結器周りは同じです。後位側は0375を使っているのでエアホースがありません。

 

↑キハ35と36。カッコいいです。

 

↑両車ともTN化したので、当然そのまま2連を組めます。

 

↑Tomixのキハ23を挟んだりできます。加古川線みたい?

 

↑キハ26 400との混成もこのようにお手のもの。筑豊地区や長崎地区を彷彿とさせます。

 

↑Tomix製キハ58系とも混結が可能に。関西本線や紀勢本線では多く見られた光景ですね。

 

↑ウチではKATO製キハ58系もTN化しているので、このように混結が可能に。

 

↑編成を逆にしてみても美しい! この場合は方向幕は「急行」でなく白幕の方が良かったですね。それか今や伝説の「木津‐長尾」の幕か!?

 

ということで、TN化により組成に自由度が増したキハ35系でした。

 

というかKATOさんのカプラーの思想は難しいです。Tomixさんは密連系・自連・密自連系でともにTNになっていますので、迷うことがありません。最近の新車は同一系列のみで編成を組み、更に固定編成であるケースが多いので問題ないですが、国鉄時代の汎用で大量に製造された車両達は編成の自由度が高い場合が多いですからね。カプラーの統一は悩ましいところです。そして数が多いとお財布にも痛いし、作業するのも大変です。

 

ということで今回はちょっと古いですがKATO製キハ35系のお話でした。

 

今回もご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!