Hello Kitty Smart BEST・鉄ちゃんブログ | GIG@NET 鉄ちゃん Blog

    2014/08/01
    JR西日本の観光列車として運用される、Smart BESTについて、性能や機能を調べてみました。
    Smart BEST(スマートベスト)は、近畿車輛が開発している非電化路線向けの自己充電型バッテリー電車です。Smart BESTは、Battery Engine Synergy Train の略としています。
    [システム]
    Smart BESTは非電化区間を走行する「架線レス」自己完結型の充電型バッテリー電車として開発されている。バッテリー電源は大容量タイプ(リチュウムイオン2次電池)を搭載し、走行用電源やサービス電源は基本的にすべてバッテリーからまかなわれる。減速時に回生発電ブレーキにより発電し、電力を自らのバッテリーに回収・充電補充する。小型のディーゼルエンジン・発電機を搭載し、バッテリーが規定容量以上に放電した場合のみ発電して充電する。効率の良い発電と適切なパターンによる電力消費により、従来のディーゼルカーとの比較で1両あたりのエンジン出力を1/4程度まで低減が可能で、外部の電力インフラに頼ることなく、自己発電を行って必要な電力を確保する「エネルギーの地産地消」を実現している。
    加速走行時
    バッテリーに充電された電力を電力変換装置(車両制御装置)に供給・交流に可変して三相交流誘導モーターを駆動。バッテリーの残量が減少した時のみエンジン発電機による充電を行う。減速走行時三相交流誘導モータからの発電回生電力を電力変換装置で直流に変換し,バッテリーへ充電する。停止時および慣性走行時補助機器に必要なサービス電源をバッテリーから給電。バッテリーの残量が減少した時のみエンジン発電機による充電を行う。
    試運転経過
    2012年10月下旬から12月上旬にかけて、JR西日本後藤総合車両所(米子市)を拠点とし、山陰本線、境港線、伯備線にて、夜間に走行試験を行った。設定されたパワーフロー制御の妥当性やバッテリー性能、燃料消費量の確認が行われた。
    2013年12月にはJR四国管内での走行試験のため、高松運転所へ回送され、12月6日未明から高徳線で試運転が開始され、12月13日に同所で報道に発表された。
    2014年1月17日には鳴門線において、徳島県内在住者を対象とした試乗会が行われた。当日の試乗会が好評だったため、1月28日の試乗会が徳島線で追加実施された。
    近畿車輛徳庵工場を出場した、配9853列車・Hello Kitty Smart BESTは、DD51+クモヤ145+DGBC・2両の列車は京都向町から出発し紀勢線の新宮駅に向かいました。
    HelloKitty Smart BESTは観光列車「ハローキティ和歌山号」として9月13日から12月14日までの休日に1日2往復の運転が実施されました。しかしJR西日本は「ハローキティ」のキャラクター好きなようです!
     

    紀州路線を走行する「Hello Kitty] Smart BEST のラッピング電車は

    観光列車「ハローキティ和歌山号」として2014/9/13~12/14までの

    休日に1日2往復が行はれました。

    Smart BESTの今後
    2012年のメーカー発表時点では”10年後の実用化”を目処としている。
    りチュウムイオン2次電池の寿命やコストに問題点があり、ハイブリッド自動車と同じコストパフォーマンスに課題があるようです。

    この車両の開発を行っている近畿車輛は頑張って欲しいですね!

     

     
     

     
     

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