全5回でお伝えしている「36ぷらす3」の乗車記です。
その① では、外観と1~2号車(グリーン個室)をご紹介しました。
■3号車(ビュッフェ)
この車両を手掛けたデザイナーの水戸岡センセイが、最も作りたかったであろう車両が、このビュッフェがある3号車だと思います。
グリーン車マークに加えて、食堂車マークが付いています🙌
車両記号はサロシとなっており、食堂車を表す「シ」が含まれています。
番号は363。
もちろん36ぷらす3にかけています😂

こちらが3号車ビュッフェの内部。
特徴的なドーム天井は、30年近く前の登場当時のまま。
実は17年前に「つばめ」号のビュッフェが廃止になったときに、いつか復活する日が来るかもしれないと、天井をそのままの形で残しておいたもので、ついにその日がきたことを思うと感動モノです✌️

今でも787系で運行する一部特急列車(かもめ、きらめき等)は、このドーム天井の下に座席を配置した状態で運行されています。
(中央の大きな照明器具は36ぷらす3オリジナルです)

ビュッフェでは飲食物のほか、お土産品も取り揃えています。
オリジナルドリップコーヒー、煎茶パック、金平糖、オリジナルキャンディ、クリアファイル、マスキングテープ、キーホルダー、ブローチ、風呂敷などなど。
ぜひお気に入りお土産をを探してみてくださいね🎁

飲み物は、こちらの冷蔵庫から取り出して、カウンターで清算するスタイル。
スーパードライなどの定番商品もありますが、「旅する九州酒」として地元もお酒のラインナップが充実しています🍶
特選梅酒 とまり(福岡)
純米大吟醸 東一(あずまいち)(佐賀)
じゃがたらお春(じゃがいも焼酎)(長崎)
泰明(麦焼酎)(大分)
純米酒 神田(じんでん)(熊本)
SHIFUKU(芋焼酎)(鹿児島)
九州CRAFT日向夏(ビール)(宮崎) など。
選ぶだけで迷ってしまいそうです😋

ソフトドリンクは、
阿蘇天然水(熊本)
マーコット(柑橘ジュース)(佐賀)
平兵衛酢(へべす)ドリンク(宮崎)
スコール(宮崎) などのラインナップ。
コーヒーはカップを購入し、ドリップマシンで自分で淹れるスタイル。
3種ブレントの「まったりの3」と、6種ブレンドの「ほんのりの6」というネーミングが楽しいです☕️😃

また、ビュッフェというからには軽食の販売があります。
五島手延うどん「七椿」ミニうどん(450円)と「36ぷらす3」オリジナル黒い鶏カレー(750円)の2種類です。
こちらは注文してから5分ほど待たなくてはなりませんが、列車の中で温かいお食事がいただける貴重な体験ができますので、ご乗車の際にはぜひ注文してみてください。
4号車は「マルチカー」と呼ばれるラウンジ車両。
照明を埋め込んだ格天井、焼き物を思わせるような床(木の床に模様が印刷されています)など映える仕掛けが盛りだくさんです。
通常はラウンジとして開放されていますが、車内イベント(有料・無料)が開催されるときにはこちらの空間が利用されます。
奥に見えるカウンターは、イベント開催の際に使われます。

本棚も設置されており、水戸岡センセイの本などを読んでいたら時間がいくらあっても足りません📖
列車の中で読書しながら、ラウンジでゆったり過ごすなんて贅沢な時間の使い方ですね。

展示スペースには、大川組子の文箱が飾られていました。
と思ったら、売り物のようですね。
(小)で25,000円です。
0がひとつ少なかったら買いたいのですが😁
と言うことは、この列車の窓枠の飾りに大川組子がふんだんに使われていますが、全部でいくらかかっているのか気になります。

早速、ビュッフェで購入した「36ぷらす3オリジナル黒い鶏カレー」と「九州CRAFT日向夏ビール」をいただきます。
軽食感がある小ぶりなカレーは良しとして、「黒い鶏カレー」と名乗れるほど、黒くないのは何故でしょう🤔
プラスチックをなるべく使わないというコンセプトがあるので紙の容器に入っています。