れーるノート

首都圏のレール輸送といずっぱこ

11/26 配8593・キヤE195系甲種輸送など

先週の木曜日の分になります。

 

この日の本題は定尺キヤの甲種輸送。今回も越谷タから先の区間を狙うわけですが、なんと牽引機が前回撮った時と同じ2127号機。編成写真はもう撮ったしなあ…、と色々と悩んだ結果…、

 

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やって来たのは隅田川駅、東北・上越方面に向かう貨物列車の要衝です。今回はここで甲種を迎撃することにします、が、随分と早く着いてしまったので、色々と観察して時間を潰します。

 

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発着する列車の特性上、留置線にはやはりH級の機関車の姿が目立ちます。

 

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中には随分と汚れた機関車の姿も。3056列車で上って来たEH500-35、連日の青森往復でフロントガラスがすっかりドロドロです。

 

さて、そんな機関車群を横目に、1本の列車が発車していきます。

 

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配8593 EF65 2060+チキ2車 隅田川

 

隅田川発、宇都宮タ行きの配8593列車。先日の配8790列車に連結されていた宇都宮タ行きレール臨貨が連結されました。牽引機はEF65 2060、更新色リレーと相成りました。

 

隅田川駅を定刻で発車した配8593列車ですが、このあと意外な場所で再会することになります。

 

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続いて、着発線に停まっていたコンテナ列車が推進で登場。

 

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1091レ(入換) EF65 2138+コキ 隅田川

 

隅田川発、越谷タ行きの1091列車です。隅田川駅は構造上、駅の東側から常磐線へ出ていくができないため、常磐線を下っていく列車は構内西側の折返線に推進で入線し、折り返して常磐線へと向かいます。

 

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進行方向が変わりまして、短絡線を経由して常磐線へ。

 

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程なくして、1091列車の2本隣に停まっていたコンテナ列車が、こちらも推進で登場。

 

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こちらは東京貨物ターミナル行きの72列車。折返線停車中に入換のHD300と並びました。

 

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72レ EF65 2093+コキ 隅田川

 

信号開通ののち、短絡線へ。牽引機は2093号機、すっかり貴重になってしまった青プレ更新色の機関車です。

 

 

さて、構内東側から常磐線に出られないということは、常磐線から入ってくることも当然できないわけでして…、

 

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73レ(入換) EF66 133+コキ 隅田川

 

常磐線を上ってきて隅田川駅に入る列車は、短絡線から一旦折返線に入線し、推進で着発線へ入ってきます。こちらは東京貨物ターミナル発の73列車の入換シーン。少し前まではEF66隅田川に入ることは滅多にありませんでしたが、今ではすっかり当たり前の光景になってしまいました。

 

さて、そうこうしているうちに本題の到着です。

 

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9391レ EF65 2127+キヤE195系ST-21+ST-20+ST-19+ST-18編成 隅田川

 

EF65 2127に牽かれ、尾久行きの短キヤが登場です。今回輸送されてきたのはST-18~21までの4編成、尾久向けキヤの第三陣です。

 

ところでこの甲種輸送南千住駅を直進して三河島駅から短絡線に入れば直接田端操に向かうことができるのですが、なぜか南千住駅から短絡線に入り、一旦隅田川駅に入線します。まあ、なんか色々と理由があるのでしょう、きっと。

 

さて、短絡線から折返線に入った甲種輸送は推進で一旦着発線へと向かいますが…、

 

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推進の入換を待っていると、車掌車のヨが3つ連なって現れました。

 

今年4月のST-2・ST-3編成の甲種輸送からちらほらと見られるようになったこのヨヨヨの組成。噂では添乗員の三密を回避するための措置とのこと。このご時世だからこそ見られた、ある意味貴重なシーンと言えるでしょう。

 

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9351レ EF65 2127+キヤE195系ST-21+ST-20+ST-19+ST-18編成 隅田川

 

着発線に入った後はしばらく停車しまして、目的地の田端操へと向けて出発していきます。3つのヨはここで切り離されるため、ST-18編成の顔が見えるようになりました。

 

で、甲種を追うように田端操へと向かいます。前回撮った時のような光景を想像していたのですが、陸橋から着発線を覗いてみると…、

 

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…!?

 

実は、朝方に東北本線久喜駅付近で変電所トラブルが発生していまして、東北方面に向かう列車が田端操で足止めされていたのでした。一番手前に停車しているのが朝方に隅田川駅で見送った配8593列車、その隣に入換待ちのキヤE195系、2本空いて南長岡行きの2071列車と大宮操行きのEF65 1105が停車しています。2071列車は高崎線経由の列車ですが、東北貨物線が詰まりまくっていて田端操から出られなかったようです。

 

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しばらくすると、運転所の方からDE10が登場。

 

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※入換 DE10 1685+キヤE195系ST-21+ST-20+ST-19+ST-18編成 田端操

 

キヤと連結しまして、運転所の方へと向かっていきます。キヤとレール臨貨が並ぶという、なんともアツい展開になりました。

 

で、後を追うように運転所の方に向かいまして…、

 

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南亘踏切で入換もう1発。前回撮った時は一旦南部の留置線に入り、3編成ずつに分割した上で尾久への入換を行いましたが、今回は4編成まとめて直接尾久に入線しました。

 

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これで15編成体制となった尾久のキヤE195系。あっという間に本家のキヤ97を超える大所帯になってしまいました。偶然にも小牛田のキヤE195系がこの日から運用を開始しまして、JR東日本のレール輸送が今まさに大転換点を迎えていることを改めて実感したのでした。

 

さて、キヤを見送った後はレール臨貨の行く末を…、ということで、昼飯を挟んで北上。与野駅付近で抑止されている北行の回送列車を横目に東北線を下っていきまして…、

 

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やって来たのは大宮操車場。田端操に負けず劣らずのドン詰まり状態です。手前に札幌タ行きの3087列車、2本空いてE231系の回送が2本、その奥には青森信行きの3083列車も停車中。ちなみに、与野駅付近にも回送列車が2本詰まっているため、高崎線方面の湘南新宿ライン東北線を迂回しての運転となっていました。

 

しばし膠着状態が続きましたが、14時30分頃に順次運転を再開。与野駅付近に抑止されていた回送列車が2本通過していきまして、これで東北貨物線を列車が通れるようになりました。

 

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大宮操に抑止中の列車も順次動き出しますが、その前に倉賀野行きの8883列車が発車。なんとも凄まじい4並びが撮れました。この後、E231系の回送が2本発車していきまして…、

 

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奥に停まっていた3083列車が発車。続いて手前の3087列車も発車しまして、大宮操のドン詰まりはこれで解消となりました。

 

これに続いて、田端操で抑止されていた列車も順次出発。まず南長岡行きの2071列車が発車しまして…、

 

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配8593 EF65 2060+チキ2車 大宮

 

後を追うように配8593列車が登場。時刻にして16時30分、実に6時間遅れでの走行となりました。

 

ここから追いかければどこかで抜けそうな気もしましたが、疲れたのでこれで撤収しました。

 

ところで、田端操で一番奥に停車していたEF65 1105の単機ですが、どうやら大宮操工臨返空を牽く予定の機関車だったとのこと。結局この日は運休となり、今日の八王子工臨返空に併結されて越中島へと戻ったようです。八王子を出て、大宮操でチキを拾って、新小岩へ。とてつもなくイレギュラーな運転形態となりました。

 

以上です。