いよいよ冬の雰囲気が近づいてきた信越国境。
 空を見上げると秋と冬がせめぎあっているかのようです。

 昨日は未明は雪が降っていたようですが、昼間は晴れ間もあってなんとか雲が流れて山が全容を現してくれないか期待したのですが、そう簡単に願いが通じるはずもなく…。

 新潟県側の妙高山。

長野県側の黒姫山。

 国道18号線信越大橋。
 黒姫山をバックに古間~黒姫間で列車を撮影しようかと通りかかると先客がいたのでこちらを訪れたのですが、ここにも先客が数名いらっしゃいましたのでやめました。みなさん立派なカメラを構えていたし、手軽にスマホで撮影しようかと思っていたから恥ずかしくて…(笑)。一応バッグの中には小さなデジカメも入れてあったんですがね…。これでもシャイなもので遠慮してしまうのです。コロナ禍というかともありますしね。

 わずかな時間で妙高山はみるみるうちに雲の向こう側にお隠れになってしまったので、列車と山を絡めるのは諦め、久しぶりにスイッチバック時代の旧関山駅へ行ってみました。
 旧駅の駅舎があった側には何度か訪れているし、記事にもしたことがあるので今回は反対側へ回ってみました。
 スイッチバック駅なので行き止まりとなっているのですが、そのレールも残っています。
 スイッチバックが廃止されて現在の場所に駅が移転して既に40年ほど経過しているにもかかわらずまだホームが残されています。
 かつての駅舎があったあたりは人家が並んでいるので駅舎の復元までは無理としても、せっかく残っているホームや駅名標…なんとか美しく復元して公開されるといいのですが…。できればえちごトキめき鉄道の観光列車「雪月花」が妙高高原駅まで運転されるコースでは立ち寄ってくれるとか企画していただけると、かつての関山駅を知る者にとっては嬉しいのですが…。

 せっかくホームが残っているのでそんな想いが脳裏を巡ってしまいます。
 架線を張ることまでは無理としても、気動車である「雪月花」が乗り入れることができれば…。

 田畑が広がる中を通る道を進んで車両のところで通行止となっている花房踏切(車両のみならず人も通れません)の警報器が鳴ったので急いでスマホをポケットから出して妙高高原行の普通列車を撮影しました。
 この場所を訪れたのは初めて…というか、車を走らせてたまたまここに出てきたというのが本当のところです。

 列車を見送ってすぐに車へ戻りました。

 関山駅付近は本来ならGW前後の頃に訪れると美しいし、晴れて残雪を輝かせる妙高山系の山並みがくっきりと全容を現してくれて美しいのですが…。

 国道18号線の道の駅「あらい」の日本海鮮魚センターにて。

 新潟県から山形県庄内…ゆっくり旅したいです。

 お昼はラーメンにしました。