Quicksilver | 遠くで汽笛を聞きながら

遠くで汽笛を聞きながら

鉄道大好きなあたし、葵ちゃんのブログへようこそ。

4年ぶりに「大月のS字」へと遠征してまいりました28日。

今年の中央東線乗り入れコースの最終運行日となりました

E001形「TRAIN SUITE 四季島」の他に、

どうしてもここで撮影しておきたかった列車があったのです。

まぁ、あたし的には本命はそっちだったんですケドね。

長野県内では上下線入れ替えのために運転される

小淵沢駅と富士見駅の間での回送列車だけって言う、

レア度かなり高めな列車でございます。

それもこの週末で本年の運転が終わるってコトで一撃必撮。

そう言えば、ちょうど1年前の今頃、乗車もしてましたわね。

 

 

 

215系 NL-4 快速「ホリデー快速ビューやまなし」 9591M 大月 - 初狩(2020/11/28)

 

オール2階建て車両の215系が充当される快速「ホリデー快速ビューやまなし」号でございます。

東海道本線東京口の遠距離通勤に向けた通勤ライナー運用を目的に作られた215系。

10両固定編成で1編成あたり1010名の着席定員を誇る、

ある意味、E4系新幹線「MAX」の在来線版車両なのでございます。

オール2階建てとは言っても、編成両端の車両は1階部が機械室ですんで、

厳密に言えばオールじゃないんですケドね。

デビュー後は予定通り東海道本線のライナー運用に就いて、

92年にはグッドデザイン賞も受賞した15系でしたけれど、

着席定員数の割りには乗降扉が各車両両端の2箇所にしかないとか、

2階建て故の車内移動の不便さから乗降に時間がかかっちゃって、

速達性どころか逆に駅での停車時間がかかっちゃうって言う、

そのコンセプトとは裏腹に利用者からは冷めた目でしか見てもらえず、

ある意味、悲運の車両なのでございますわ。

それでもオール2階建てって言うタッパの高さ、

車体外観の「ジェントル&ノーブル」のコンセプト通り、

その映えっぷりは何時見てもカッコ良いの一言ですわね。

てか、何度見てもあたし的には「カオナシ」に見えちゃって、

愛嬌のある列車で大好きな車両でもありますわ。

 

21年のダイヤ改正で充当されている「湘南ライナー」の廃止が発表されて、

定期運用が無くなる215系。

「スーパービュー踊り子」号廃止から間もなくして全車廃車になっちゃった

251系のこともありますから、あたし的にその去就が注目されます。

春から秋にかけて週末運転されてきた「ホリデー快速ビューやまなし」号も

どうなっちゃうか分かりませんもの、撮れるうちに撮りたい場所で撮りたかったので、

大月まで出て行って悔いを残すことなく撮れて良かった良かった。