■36ぷらす3
今回から全5回に分けて、乗車記をお伝えしていきます。
「36ぷらす3」は5日間かけて九州各県を1周するような運転体系なのですが、クルーズトレインのように通しで乗車するわけではなく、1日ごとに乗車できるようになっています。
逆に通しで乗りたい場合も、1日ごとに予約する必要があります。
また、宿泊設備はありませんのでホテルは別に取らなくてはなりません。
今回乗車したのは、秘境駅として知られる宗太郎駅などに立ち寄る「緑の路」(宮崎空港→別府)コースです。
やってきたのは、始発駅の宮崎空港駅。
列車名の「36ぷらす3」とは、36とは九州が世界で36番目に大きな島であること。
ぷらす3とは「驚き、感動、幸せ」とか「お客さま、地域の皆さま、私たち」を表しているのだそう。

JR九州や地域の方の期待の高さが、うかがい知れます。
■車体
車両は787系特急電車をリニューアルしたもの。
787系はもともと博多~西鹿児島(現:鹿児島中央)を結ぶ特急「つばめ」として、デザイナーの水戸岡鋭治さんが、JR九州の新車としては初めて手掛けた車両なのです。
(改造車ではアクアエクスプレスが最初です)
登場以来30年近くが経過した車両をどのようにリニューアルするのかが、今回のテーマでもあります。
見た目の大きな変化といえば、ブラックメタリック塗装になった外観と、金縁メガネのようなライトまわりですが、まるで新車のような錯覚さえ覚えます。
もともとの形がかっこいいので、ブラックメタリック塗装になったことで、さらに「イケメン」感が増幅しています🥰

キラキラと輝く車体には、ゴールドのエンブレムやロゴマークが。
「どこでも記念写真が撮れるように」という水戸岡センセイの意向で、あちこちにエンブレムやロゴマークがあります✨
キャッチコピーは「DISCOVER KYUSHU」なのです。
(誰ですが、DISCOVER JAPAN とか古い話を持ち出している方は、、😅)

この光り具合は「ななつ星in九州」にも引けをとりません。
星の数を数えると、きちんと「36ぷらす3」になっています🌠

それでは、この黒い787系の車内に乗りこんでみましょう。

48時間ごとに更新していきますので、お楽しみに👋