近畿日本鉄道乗りつぶし5(田原本線) | 乗りつぶしに行ってきた!

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JR全線完乗が目標!(現在は99%乗車済)

王寺はJR関西線(大和路線)和歌山線の乗り換えが可能で近鉄田原本線への乗り換えが可能ですが、駅が異なるので、一旦改札を出なければならず100mほど歩いてまた改札に入る必要があります。

これは生駒線(信貴生駒電鉄)と田原本線(大和鉄道)とで路線が敷かれた当時の会社が違っていたからで、細かい歴史は省略しますが近鉄に合併してからもそのままとしているからなんです。

ちなみにこの王寺新王寺で乗り継ぐ場合は運賃は通しで計算され、2駅間での時間制限はありません。同日中に乗り継げば追加で乗車券を買わずに済みます。例えば、福岡市営地下鉄だと天神天神南で2時間の時間制限がありますからそれと比べればかなり緩いです。

 

王寺の改札を出たらまっすぐ進めば良いので迷うことはありません!

 

 
歩いていると右手にはJRのホームが広がっていて、201系を目にすることができました。
 
 
さらに進むとJRの改札の横を通り、
 
 
ロータリーに差し掛かると新王寺の駅舎に到着。
 
 

ホームは2面1線で乗車用と降車用とでホームが分かれています。

車両は8400系の3両編成。

田原本線開業100周年を記念しての復刻カラーとなるダークグリーン塗装が施されています。

 

 
 
生駒線と同様に全区間ワンマン運転されており、車内はオールロングシートになります。
 
 
天井には扇風機が取り付けられていて、蒸し暑い時期でしたからしっかり稼働していました。
 
 

新王寺15時14分→西田原本15時36分

 
 
全長10.1kmを22分で走破しますが、単線と複線が入り混じることもなく全線単線運行になります。
割りと平坦なところを進んでいき、終点の西田原本に到着。
 
 
ホームは1面2線の構造で、田原本線新王寺行きの列車しか来ませんから発車板はシンプルに先発、次発と記されるものでこの写真のすぐそばに車止めがあります。
 
 
西田原本からは歩いて60mほどで橿原線田原本に接続することができます。
 
 
駅前は2009年に整備され、雨よけの屋根だったりベンチが備わっています。
この先の三角屋根の建物が田原本になります。
 
 
徒歩1分で田原本に到着。
なお、西田原本田原本とで乗り継ぎをする場合は新王寺王寺と同様にその日中であれば、きっぷの効力は消えずに済みます。
 
 

そんなわけで田原本線西田原本新王寺ではそれぞれの駅での乗り継ぎはすることができない、いわゆる孤立路線にあたります。

孤立路線というと聞こえが悪いですけど、新王寺王寺は上でも書いた通り、路線が敷かれた当時の会社が違っていたからであり、西田原本田原本も同じ理由によるもので路線が近鉄になってからもそのままとしたのでやむなくという理由になります。(元々は西田原本が大和鉄道、田原本が大阪電気軌道の駅)

ちなみに西田原本到着直前ですが、実は進行方向左側から橿原線の線路が近づいてきて、特に交わることなく離れていくんですが、その後に橿原線からの連絡線が伸びてきて田原本線に合流されます。

過去には橿原線の列車が西田原本行きとして走っていて連絡線を使っていたそうですが、現在は田原本線を走る車両の検査で使われているのが主目的で旅客列車が基本的に通ることはなく、なんらかのイベント列車が通ることに期待しましょう。

なので、孤立路線と言いながらも線路上では橿原線と接続可能な路線となっています。

 

最後に、田原本線というと東海道本線山陽本線と同じく「たわらほんせん」と読みたくなりますが、正しくは「たわらもとせん」ですので、間違えないように注意しましょう。