皆様こんばんは。ホームページ及びブログ管理人の神@北見です。
昨夜は連日の業務で疲れていましたが、久々の大物新製品であったので張り切ってご紹介しちゃいました。本日は続きで整備を行います。
4両セットに単品のキハ58、28を2両ずつ、そしてキロ28を1両の合計9両です。ウチでは既に急行色キハ58系は飽和状態なのでこれくらいあれば十分そうです。
↑気動車・客車共通のKATOボディーマウント密自連になっています。ほぼ同一形式でしか編成を組まない系列であれば問題ないのですが、急行型・一般型気動車は互いに混結しての使用も多く、他との互換性の低いこのカプラーはウチでは非常に使いづらい状態です。Tomixのキハ58系やキハ40系、キハ45系、キハ55系、キハ20系等と混用させたいです。
ということで、KATO製キハ58系平窓車では既にさんざんご紹介しているBMTN化をこのモデルチェンジ車にも施工したいと思います。
まずは下準備です。
↑今回整備するKATOのキハ58系モデルチェンジ車です。
まずはKATO製の床板を切り取り、BMTNを埋め込むためのプラ板を用意します。左にある「型」と書いたのが型紙になります。これと同じものを必要数用意します。
↑必要なTNや、Tomix製のキハ58系用スカートを用意します。このために大量に仕入れておいてありました。
↑床下をバラします。やはり平窓車と構造は同じのようです。よって今までと同じ要領で改造できそうです。
↑全車両分バラします。
KATO製のBM密自連は早速不要になってしまいます。捨てるのも勿体ないので箱に入れておきますが既に200個近くあります…。
↑更にバラし、床板のみにします。
↑以前もご紹介していますが、赤線のところで前位側をバッサリ切断します。
↑そして用意しておいたプラ板を瞬接で貼り付けます。動力車の方は前後位寄りのBM密自連を取り付ける部分のパーツを取り外し、一部切除の上プラ板を貼り付けます。
↑後位側は床板にTNを直接ビス止めするのでそのままです。気になるステップと便所流し管を筆で黒く塗ります。
↑これで床板の加工は終了です。
↑動力台車の車端寄りは、TNのスプリング部が一部干渉するので、写真のようにカットします。
↑床板を元通り組み立てます。
次にTNの加工です。
↑TNは、Tomix製の床板に留めるための爪を切断し、また幅などを実物に合わせ切り詰めます。
↑見にくいですが、干渉部をカットしたTNは、φ1.0で2か所取付穴を開けます。
↑Tomix製のスカートは、KATO製のライトケースと一部干渉するので、赤線の部分で一部カットします。
さて、準備は整いました。あとはTNを床板にビス止めです。
↑先ほど一部を切除してプラ板を貼り付けた床板に、TNをビス止めです。TNには先にスカートを付けておきます。
↑こんな感じです。ビスはM1.2を使用しています。ビス穴によっては中のプラ板が反り、TNが浮き上がったりしますので、うまく調整します。
↑後位側は直接ビス止めします。
↑1両目が完成です。良い感じです。
では残りの車両にも同じ作業で取り付けます。キロ28は両側ともキハ58の後位側と同じ要領で取り付けます。
↑キハ全車への施工が完了です。
↑キロにも施工完了です。なお、屋根上のクーラーが角型になっている単品製品は、手持ちの小判型クーラーと交換します。
↑ごらんのとおり交換です。実際には角型の車両も極く短期間限られた車両で見られましたが一般的ではありません。特に角型にする必要が無いので、私は小判型に戻します。
あとは、KATO製品に付属しているジャンパパーツを取り付けます。
↑ジャンパパーツ取付完了です。
7両いる先頭車のうち、4両は幌付きとしました。制御用KE53ジャンパ連結器については、幌付きの面はケーブル付きです。
↑幌無しの3両はKE53ジャンパケーブルはありません。栓納めのみ取り付けておきます。冷房用のKE8、KE53Cはどの向きでも繋げるよう両側にケーブルが付いています。
↑キロ28も完成です。
↑Tomix製と並べてみました。昨日より雰囲気の差が無くなっているような気がします。同じTNに交換しているので当然と言えば当然ですが。
↑幌無しの面も同様です。あまり違和感はありません。
↑KATO車のみで4連を組んでみました。アコモ改造車が入る前の急行「丹後」を彷彿とさせます。ちなみにアコモ改造車が登場後はこれが平窓車でしたので、全車モデルチェンジ車という編成は見られなくなりました。
いかがでしょうか。ウチでは編成の自由度と見栄えを考慮しBMTN化しました。TN化してTomix製に近づけるならばTomix製を買えばいいのでは?というツッコミもありますが…。 今はKATO製が出たこともあってTomix製のモデルチェンジ車製品は比較的安価で各所で転がっていますし…。でもこうしてみると非常に良い出来だと思います。特にリニューアル後のKATO製品でそろえている方には編成のバリエーションが増えて非常に良い製品だと思います。以前平窓車のリニューアル製品が出た後は、非冷房車の「いいで・ざおう」セットが出ました。今回もこのモデルチェンジ車から更なるバリエーションを期待したいと思います。やはり期待はキハ56・27の200番台!?
昨日も書きましたが、あとはこれを活用してどの急行に使用するかという問題があります。モデルチェンジ車の性質上、平窓車の編成に1~2両混ぜて使うというのが通常でしょうし、ウチには既に沢山のTomix製モデルチェンジ車が編成にちょっとずつ混ざっています。今更9両もあってどうするの!?という状態です。とりあえずKATO製の4両セットケースのウレタンを交換してこの中にしまっておきましょう。
何はともあれ、非常に良い製品でした。Tomix製よりも安価で気軽に増やせると思います。ただTN化すると殆ど値段が同じになってしまいますが…。あと、キハ28・キロ28の床下についてはまた別の機会にしたいと思います。今日はこの後まだ新製品が控えていますので。
それでは次回もお楽しみに!!
是非私のホームページ
http://kami-kitami.sakura.ne.jp/index.html
にもキハ58系各車の解説がありますのでご覧になってください。