乗り降り記録ブログ[駅ログ]

全国の鉄道駅の乗り降り記録を綴ります

#3519 糸魚川(2020.11.20)

社会的情勢を考えると長旅が厳しい中ではありましたが、早くから予定していたこともあり、西日本エリア5日間(11/20~24)の旅に出ました。

メインとして使ったのは「どこでもドアきっぷ」。3日間用18,000円~、2日間用12,000円~で、3日間用については、JR西日本、JR四国、JR九州の全エリアが山陽・九州新幹線を含めて乗り放題という実に秀逸な設定でした。せっかくなのでできるだけ遠くに足を延ばすことを念頭に行程を考え、早々に有効区間に入れるようにしました。その起点となる駅として選んだのが北陸新幹線糸魚川北陸本線時代に糸魚川は下車していましたが、新幹線駅は今回が初です。

ありがたいことに、JR東日本では「お先にトクだ値スペシャル」で新幹線などが半額で乗車可能。糸魚川までこのスペシャルを使えば、よりリーズナブルに「どこでもドアきっぷ」エリアにアクセスできるという話です。

有効区間だけ見れば、同じ新幹線の上越妙高が最も東に当たりますが、同駅には「どこでもドアきっぷ」を発券できる券売機がないのがネック。一つ先の糸魚川*1に出ないことには、旅が始められなかったというのが実際です。

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糸魚川駅新幹線ホーム(12番線)と「はくたか551号」
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12番線からは「糸魚川ユネスコ世界ジオパークの山々」が望めます。高架ホームならではの眺め。

初日は「はくたか551号」で糸魚川入り。8:44の到着です。初めて下車する駅なので、構内をゆっくり見学。その後は最優先事項である「どこでもドアきっぷ」の発券です。3日間用、2日間用のほか、指定席も回数上限分(6回+6回)を予約していたので、大変な枚数に*2。ご案内、特典券などもあり、さらに二人分なので発券する時間も結構なもので、8分ほど要しました。

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「どこでもドアフォトスポット」。インスタ向けの企画で、JR西日本の主要駅に置いてあるとのこと。糸魚川駅のスポットは「明星山」。この山、前段のジオパークの山々の写真(最右)にも写っています。

そんなこんなで9時を回ったところで、駅の外へ。次の「はくたか553号」は10:12発なので、1時間あります。余裕はありましたが、アルプス口にある「ジオパル」に行けばすぐに時間が経ってしまうだろうというのはわかっていたので、配分を考えつつ館内を見学することに。8:30オープンなので、時間的にはピッタリでしたが、コーナーとしては「ジオパーク観光インフォメーションセンター」、「キハ52待合室」の二つの範囲で、「ジオラマ鉄道模型ステーション」と「トワイライトエクスプレス再現車両」(車内)については、10時まで待たなければいけません。結果、駆け足でその二つを見て回り、10:12に間に合わせる感じになりました。

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糸魚川駅外観。アルプス口には、かつての機関車庫(レンガ車庫)の一部が復元され、駅のシンボルになっています。
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「ジオパル」のエントランス。10/14に展示が始まった蒸気機関車「くろひめ号」が迎えてくれます。東洋活性白土株式会社の産業用蒸機で、1956~1982年の27年間活躍しました。
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キハ52待合室」。1966年製のキハ52形156号機で、大糸線非電化区間では1992年12月から2010年まで走ったとのこと。車内の見学も自由です。
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トワイライトエクスプレス再現車両」。あくまで再現車両ですが、車内はしっかりトワイライトエクスプレス。短時間でしたが、見物できてよかったです。
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ジオラマ鉄道模型ステーション」の展示コーナー(一例)。ミニ鉄道博物館といった趣で見どころ多々。北陸・信越エリアのサボ、駅名板の品ぞろえもなかなか。

次に糸魚川に来ることがあれば、「ジオラマ鉄道模型ステーション」(中でも展示物の方)をより入念に見学したいと思います。

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「どこでもドアきっぷ」(3日間用)
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新幹線発車標(12番線)。「はくたか553号」で金沢に向かいました。555号に乗る選択肢もありましたが、今回は見送りました。

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*1:糸魚川のほかに考えられるのは、大糸線南小谷ですが、ここも「e5489」対応の券売機はありません。東日本エリアからの「どこでもドアきっぷ」利用者は、糸魚川起点が大勢だったものと思われます。

*2:「どこでもドアきっぷ」関係分は合計50枚