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京阪神急行B支線

百々怒涛(どどどとー) と申します。関西モノを中心に色々なBトレインショーティーを収集しています。鉄道趣味の中でもニッチな沼に肩まで浸っております。図鑑的にご覧頂ければ幸いです。

国鉄 72系電車 横須賀色 クモハ73近代化改造車

いつも当ブログをご訪問下さり、ありがたく御礼申し上げます。

11月22日に南紀白浜アドベンチャーワールドジャイアントパンダの赤ちゃんが誕生しました。

パンダ好きの私にとっては、近頃暗いニュースばっかりだった中で、久々にうれしいニュースに接することができました。

コロナで会いに行くのもままなりませんが、かわいい子パンダの姿をSNS等で見られる日を楽しみにしたいと思います。

本日は日本で初めてジャイアントパンダが来日した頃、まだまだ各地での活躍が見られたであろうこちらの車両のBトレインショーティーをご紹介したいと思います。

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国鉄 72系電車 横須賀色 クモハ73近代化改造車 です。

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「新性能電車」と呼ばれるカルダン駆動を採用した153系電車、101系電車より以前の国鉄型車両を総称した、いわゆる「旧型国電」という車両の一種です。

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国鉄はもともと客車輸送が主でしたが、明治時代に既に電車を運用していたそうです。

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さかのぼっていくと、甲武鉄道と呼ばれる御茶ノ水から八王子へ延びていた鉄道会社が1904年に導入した車両が国電の祖となるようです。

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甲武鉄道鉄道省に併合され現在の中央線になっており、その際にこれらの車両を引き継いだのが始まりとなってます。

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その歴史の延長線上にあり、カルダン駆動導入前の吊り掛け駆動の4扉の通勤型の集大成がこの72形電車となります。

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元々の思想は中間車両にモーターを配置(モハ72)、先頭車両はモーターのない制御機能のみの車両(クハ79)という組み合わせだったそうですが、短編成化などのニーズにこたえる形で中間電動車を先頭化し、制御機能付き電動車(クモハ73)に改造されました。

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この独特な前面のお顔も、改造した時期や場所で色んな姿があるそうで、全てを把握することはとてもとても困難です。

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また、もともと72形は半鋼製車両と呼ばれるフレームは金属、内装は木製という車両でしたが、1960年以降、近代化改造と称した内外共に金属製に変えるという工事が施されます。

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それが今回ご紹介の窓枠上下の補強がなくなっている車両となるようで、来歴等気にしだすと眠れなくなるぐらいややこしいです。

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横須賀色に塗られた72系は、中央東線中央西線御殿場線等で活躍したそうですが、関西では見られなかったのでしょうか。

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古い画像などでは中央東線で活躍する湘南型の前面を持つ70系横須賀色を「山スカ」と紹介されているのに対し、同じく中央東線の72系を「山ゲタ」と紹介されているのを見かけます。

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旧型国電の通勤車の事を下駄履きのように日常で使う電車、で「ゲタ電」と呼ぶという解説を見かけましたが本当でしょうか。

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「山ゲタ」の画像はなぜか前照灯埋込の前面窓傾斜タイプ、後の101系に最も近いデザインの車両しか見つけることはできませんでした。

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正確な時代考証を求めだすと、だんだんしんどくなってしまいそうですので、緩い表現はどうぞご容赦の程お願い致します。

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Bトレインショーティーの旧型国電のラインナップは多くはありませんが、それでも色とタイプが多岐にわたり、こだわりだすと恐ろしいことになりそうです。

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昭和レトロな風景に溶け込ませるにはちょうど良い車両なので、これからもいろいろ重宝するかと思います。↑↑ご紹介済み車両をまとめた索引ページを設けました↑↑

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